ちょっと音楽とちょっとシアワセの日記

ちょっと音楽とちょっとシアワセの日記

Jan 29, 2006
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カテゴリ: ちょっとシアワセ


最近読んだ本が、すごくいろんな事を考えさせられる本だったので
今日はちょっとそのことについて書きます。

トワイライト (重松清 著・文春文庫 刊)
内容をちょっと御紹介すると、
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代―しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実が立ちはだかる。人生の黄昏(トワイライト)に生きる彼らの幸せへの問いかけとは?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本の裏表紙のあらすじそのまんまですが…。


そのタイムカプセルの中に、タイムカプセルの発起人でもある当時の恩師からの1通の手紙が入っていました。
この先生というのが、実は当時不倫関係にあって、その末にその愛人に殺されて閉まったのですが。
その手紙の末尾に、こう書かれていました。
―あなたたちはいま、幸せですか―。

この本の主人公たちが、少年時代を生きた1970年代って
ボクはまだ生まれてなかったので、その頃の時代の空気とかっていうのは分からない。
でも 「子供の頃に描いていた未来や、それへの希望と、現在のギャップ」 というのは世代が違おうとも一緒なんじゃないかなって。


「子供の頃のボクが、今の世界を、そして今のボクを見たらどう思うのかな…?」

この本を読んだ後、机の引き出しや本棚の奥のほうを探して、昔の文集とかアルバムとか、そんな類のものを引っ張り出してきて読んでみました。

ボク自身が書いたものだけでなくて、アルバムの空欄に当時の同級生が書いてくれたメッセージや、幼稚園時代の先生が5歳の誕生日に残してくれたメッセージとか…。そこには何年も前のボクに、そして未来のボクにむけたいろんな人のコトバたちがありました。そしてボク自身が思い描いていた未来も…。

なんともちょっと寂しいような、不思議な気持ちになりました。
言葉は矛盾していますけど 「懐かしい未来」 とでも言うんでしょうか?
「叶わなかった未来への郷愁」 といったほうが分かりやすいかも知れません。

もちろん今の現実が、厳しいだけ、辛いだけのものではありません。
簡単に進めなくて、投げ出したい、逃げ出したいこともたくさんある。
でもウレシイこともシアワセなこともたくさんある。
むしろいろんなことがあっての、今のボクだからこそ、そう感じられることもたくさんある。



そう言えることが、何よりも子供の頃のボクに、誇れることかなぁ。

もし10年後のボクにタイムカプセルを残すとしたら、こんなメッセージを残したいです。


誰かの記憶を呼び起こす鍵は創れましたか?
 ちゃんと音楽を楽しめてますか?
 大切な人は見つかりましたか?
 今でも、いろんな「痛み」を感じてますか?
 ココロにちゃんと刺さってますか?
 自分自身のこと愛してあげられてますか?
 ちゃんとカッコよく生きてますか?
 それから最後に…

今でもちゃんと ―ちょっとシアワセ― を見つけられてますか?










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Last updated  Jan 30, 2006 01:56:11 AM
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