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2005.12.05
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カテゴリ: 読書のヒトトキ
『青春の門』(筑豊編)五木寛之著を久々に読み返しています。

まだかわいらしい(笑)少女(中学生)の頃でした。
主人公の信介が成長していく過程の表現において
思わず飛ばし読みしてしまいたくなるほど
恥ずかしい気持ちを多く味わったのを覚えています。

この小説を読むと、
中学2年生の頃に福岡の田川というところから引っ越してきた
ある同級生の男の子のことを思い出します。

180センチ近くはあったのではないでしょうか?
彼の家は私の家のちょうど裏側にあって、
その年の2学期からクラスメイトになりました。
その頃、「回覧板まわし」は私のお手伝いと決まっていたのですが、
私の家は道路沿いに位置していたため、
私は必然的に彼の家に回覧板をまわすことになりました。
最初は「男の子は玄関に出ないだろう」と思っていたのですが、
チャイムを押すと同級生の彼が出てくることが多く、
ある時期から回覧板をまわすお手伝いが嫌になりました。
理由を告げずに母親に言うと叱られたりしたものです。

転校生ということで付き合い方が分からなかったのと、

近所だというのに、
私はなかなか彼に話かけることができませんでした。
男の子という異性を少し意識しはじめた頃でもあったのでしょう。

とある日の夕方、彼の家からワイワイに賑わう声がしました。
それも2~3人ではなく、7~8人を超える勢いで声がします。

何となく中の様子が少し気になりました。
そのまま私はピアノの稽古に出かけました。
そして家に戻って来たとき、
騒いでいた隣の家のお客さんがちょうど帰るところで、
バッタリと出くわしました。
彼の周りには同級生くらいの知らない人たちがいました。
彼の友人の方が「誰?」と私とも彼ともなしに声をかけました。
「今の中学校のクラスの人」と彼が下を向いて答えました。
その返答で、彼の周りにいるのは
「前の中学の友達なんだな」と私は悟りました。
私はなぜかしらショックな気持ちを覚えました。

その後、彼は卒業を待たずして引っ越しました。
私は実は田川には行ったことがないし、
同じ北九州市と言えどなかなか縁のない土地ですが、
『青春の門』を読むと懐かしい気持ちになります。








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Last updated  2005.12.06 00:37:06
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