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Jul 8, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近、ターミナル患者様への看護の関心が高まってきたような気がします。
私も3年目になって、今まで感じなかったことを感じるようになり、
そのことで、悩むことも多くなりました。

亡くなられる患者さんには、「苦痛を与えない」を目標に関わっています。

・2時間おきに血圧を測っていた
     ↓
 各勤務1回、もしくは、測定せず脈拍が触れるかだけ見る

・瞳孔が散大していないか適宜チェック
     ↓

 眩しい思いをさせてしまうので、瞳孔は見ない

・痰がたまっている患者さんは2時間置きに、吸引(管を鼻や口から
 入れて、喉や空気の通り道にたまった痰を取る)をする
     ↓
 体内の酸素飽和度が十分で、痰がからんでいる感じもない。患者さんの
 表情も穏やかであれば、吸引は苦痛な処置なので行わない。

・動けない患者さんは2時間おきに体の向きを変える
     ↓
 死期が迫った患者さんで、体を動かすことに苦痛を感じている患者さんは
 やわらかいマットを挿入し、体の向きは変えない。

・モルヒネを使うと呼吸が抑制されるので、呼吸状態と呼吸困難感を

     ↓
 呼吸困難感がでてきたら積極的にモルヒネを使用する。

他にも色々ありますが、以前の病棟の体制と、現在の体制です。
患者さんや家族によっては多少異なりますが、
家族に苦痛がないようにと考えていると伝えると、こうなることが多いです。

「苦痛がないように」どんどん変化していく体制の中で看護できることが
とても嬉しく思っていました。また、それを家族と共に考えることにも
嬉しさを感じていました。

けれど、最近この「苦痛がない」というのを誰が決めたのだろうって
思うことが多くなりました。
・酸素飽和度は保たれていても、患者さんは、痰で閉塞しがちの中一生懸命
 呼吸をして飽和度を保っているのかも。意識レベルが低下して、
 表情に出せないだけなのかもしれない。吸引の苦痛の方が患者さんは
 望んでいるのかもしれない。

・体の向きを変える苦痛もあるけど、同じ体位で長時間いるという苦痛もある。

・血圧が高くて、瞳孔も散大しがちだったら、脳の圧が上がっていて、
 頭が痛いかもしれない。

以前、余命告知について日記に書きましたが、、、

生前の意志表示とはまた違い、こういう状態というのは、意思表示ができなく
なってからのほうが多いです。
仮に、
「痰がたまって自分で出せなくなったとしたときに吸引という処置がありますが、苦痛を伴う処置になります。もしあなたがそういう状況になったとしたら
吸引を希望しますか?」

と、健康なうちに聞いても、実際その状況にならないと分からないものです。

私達が「辛くないように」と思っていることが、決してベストではないと
私は最近思うようになりました。

けれど現在では、私達の判断基準は、脈拍数だったり、苦痛な表情を
していないかだったり、眉間にしわが寄っていなかったり
という視覚的なところでの判断になっています。

今、意識がない患者さんたちの‘本当の’気持ちというのは理解しきれないのが
現状ですし、今後も難しいと思います。

けれど、‘いかに安楽に’という気持ちは絶対に忘れずに、
また家族と一緒に苦痛を最小限にして看取れるように
していけたらな、と思っています。





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最終更新日  Jul 8, 2005 05:11:55 PM
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