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2006.09.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「せか中」再放送最終回。また見てしまった。

本当によくできたドラマだな、と思う。主人公のサクとアキはもちろん、すべての登場人物たちが、みごとに各々の人生を生きていて、それぞれ真摯に彼ら二人と向き合い、自分の人生と照らし、置き換え、再び自分自身を生きようとする。役なのに役を超えて。他人事ではないくらいの入り込み方。少なくともそう思わせる。彼らは、サクとアキの人生をともに生きている。

生きるとは何か、死ぬとは何か。若さとは、親族とは、生まれること、愛すること。すべてを問いかけ、答えを出さず、観客を置き去りにする。映画的にはそれも許されるけれど、そうはいかないから、ギリギリのところで鷲掴む。少なくともテレビ的には完結させないと。そういう制作側のやけくそな意図を、役者は全面的に受け止める。それもこれも、仕上がりに対する絶大な自信と、そこに至る微細なシナリオ構成があるからだ。

残された者の喪失感って、それぞれすごく多様でしょう。大きさも違うし、深さも違う。それをドラマは、それぞれのかたちに則して丁寧にすくい上げる。誰かの心の空洞を埋めることで、自己を癒すことができる。己れの誠実さに驚いて、また救われる。これは再生と成長の物語だ。

これほどのドラマには、なかなか巡り合えない。というか、なんでこんなドラマができるのに、つまらないドラマしかないんだろう。そういや制作は堤幸彦で、脚本に行定勲。頼むからテレビも見捨てないでね。






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Last updated  2006.09.16 09:37:24
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