
バレンタインを目前にしたいつもの年なら
不二家の店頭にも沢山のお客さんが並んでいたことだろう
今回の不祥事に対し同情するつもりはまったくないが
実害もなく慢性的に行われていたかも知れないにせよ
その商品を流通させなかったということは
ある意味英断ではなかったかと思う
組織内で何があったか知らないが
同族経営に対するクーデターか?
もしくは同族同士の覇権争いか?
万俵家はいったいどうなっていくのか?
今回の一件で一番の被害者は
フランチャイズのオーナーやそこで働く人たちだ
つまり組織内の問題とその解決に何とか止まった問題と
食中毒をおこし子会社の牛肉偽装まで発覚した会社の事件とは
強盗殺人と殺人未遂程の差が有る
あの事件の教訓があったからこそ
せめてこの時点での発覚にいたったのかもしれない
ヒステリックになりすぎてはいけない
話は変わるが
以前北九州のある小さな寿司屋で食べた寿司は
それまで私が食べた事のある物とは
まったく価値観の違うものだった
熟成したワインのような上等のクラシック
話を聞くとそのネタは仕入れてから二十日以上経っているという
言うまでもなく北九州は玄界灘から新鮮で旨い魚はいくらでも入るし
寝かした方が良いネタもあることは理解しているが二十日とは
常識では考えられない仕事である
そもそも私達が仕入れる肉、魚等食材には賞味期限など書いてない
それを管理し判断し経験と技量で商品にする
私はその北九州の大将のまねは出来ない
私にはそれだけの技量が無いからである
食の安全は先人から受け継いだ歴史に裏づけされたものを土台に
その食人への信頼感から生まれるもの
そしてその食人はその責任をすべて背負わなくてはいけない
不二家の工場の責任者が判断した
流通期限切れの牛乳を使ったケーキの品質は分らない
憶測するに数字へのプレッシャーが作用したのかもしれない
想像以上にずさんな管理状態だったのかもしれないが
そこに慢心があった事は事実であろう。
同じ食に携る者として
今年のバレンタインにはいつもより苦いチョコを食べる
もらえればの話だが…
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