青い島のひだまりで

2004.08.09
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東京に来るといつも思う。どうして、こうもみんなせかせかしているんだろうか、と。駅の階段をかけ下りる、発車直前の電車に飛び込む。乗り遅れたら1時間待たないとないような、ローカル線ではない。高いヒールを履いてかけ下りる姿を見ると、転ぶのではないかと、こちらの方がひやひやする。

うちにいるときは、ほとんど徒歩で足りる。片道30分くらいも“お散歩”と称して歩くので、 の必要性はあまり感じない。
hiroくん のところに来ると必然的に電車に乗る。

hiroくんのところに来るようになり、発見したものが、“スイカ”と“パスネット”だ。これは便利だと思う。hiroくんの“スイカ”を借りると、ちょっと心配になる。ちゃんと感知してくれるかな…、と。定期券入れの中にいろいろごちゃごちゃ入っているけど、大丈夫かな、と。
ところが、きのう、いつもみたいに“ピッ”とやったのに、
もう一度やりなおすようにとメッセージがでた。
「ちゃんと、普通にやるんだよ、普通に!」
改札をすでに通り越したhiroくん。

「“スイカ”は横向きにしないとだめなんだよ、きっと」
「え~、ちがうと思うもん。普通にピッてやるんだもん」
普通も、普通でなくも、わたしは“普通”にやっている。

池袋で電車に乗ったら、
「あ、まちがった。一番、うしろがいいんだもん」
どうも乗り換えのとき、最後尾に乗らないと歩く距離がずいぶんあるらしい。
「あ~、どうしよう。中、歩くにも混んでるな。あ~」
hiroくん、おおさわぎ。
電車の中で歩こうが、ホームを歩こうが歩く距離は同じだと思う。結局、二駅くらい乗ったところで、
「ホーム歩いて、むこうの車両に行こう」
と、hiroくん決断。

そろそろ閉まっちゃうんじゃないかな~。
三つ目の車両まで来たときだ。hiroくんが乗り込もうとしたところで、容赦なく“ピシャ”とドアが閉まった。
「あ~!」
ぼやくhiroくん。
あ~、じゃない。hiroくんが乗れたとしても、わたしは乗れなかった!

「いいもん。次がすぐ来るもん」

さらに、過去、こんなこともあった。hiroくんは、とにかく速いものに乗りたがる。
「急行だって、乗り換えなきゃ! 早く、早く」
あわてて飛び降り、乗換えをする。だが、ぎゅうぎゅうの満員電車。だったら、各駅でもいいから座っていきたかったなと思う。そう思うのは、田舎者だからだろうか。

hiroくん、田舎者のくせに、都会時間になれてきたな…。

必要以上にせかせかするのではなく、人生はのんびり生きていきたいと思う。





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最終更新日  2004.08.09 13:56:08
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