小説喫茶・メル

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4人は森を進み、ジークとマリアの家へと向かう。

「確かこっちだよな?」

自分の記憶を頼りに進んでいると、やがて家が見えてきた。

しかしその家は

「あれ・・・ちょっと大きくなってない?」

コノハ達が以前までお世話になっていた家より、少し大きかった。

本当にここであっているのかと疑う3人。

アルフィーネは良く知らないので

「どうした?入らないのか?」

と急かす。

そう言われ、立っていても仕方ないと思い、アクアを先頭に一同ドアの前へ。

すると彼等の耳に、たくさんの子供の声が聞こえてくる。

「・・・・・・」

一時の沈黙が流れ、アクアがコンコンとドアを叩いた。

しばらく反応がなかったが、少しして

「はい!はいはい!!どちら様っすか!?」

ドアを開け、4人と年も変わらなさそうな男の子が出てきた。

その後ろでは

「ルイー!!かくれんぼの続きだろ~!!?」

「ルイー!おしっこー!!」

大勢の小さな子供達が、彼の服を引っ張っている。

「まてまておまえら!!お客さんが来たんだからちょっとまて!!」

ルイと言われた少年は、子供達の中で一番年上そうな子に、トイレに行きたがっている子を任せた。

そしてようやく、アクア達の方へ振り向く。

「すんませんお待たせしました、えっと・・・どちら様で?」

あまりの光景に呆気に取られていた4人だが、アクアが我に返りたずねる。

「あの・・・ここジークフリートさんの家ですよね?」

それを聞いたルイは、しばらく考え

「・・・・・・もしかして、ジーク兄ちゃん達が言ってた【アクア】ってあんたのことか!?」

話が通じ、なんとか4人は家へと入れてもらった。






家の中もやはり広くなっており、部屋の数も増えている。

ルイは子供達を言い聞かせ、アクア達をリビングの席に座るよう促した。

「そういや自己紹介がまだだったな」

座ったのに再び立ち、手を胸に当てる。

「俺はルイ、この家でジーク兄ちゃんとマリア姉ちゃんの世話になってるんだ、あっちなみに年は14歳な」

彼に言われ、4人も順に自己紹介をしていく。

最後にアルフィーネが言い終わり、アクアが尋ねる。

「なぁ・・・まさかとは思うけど、あの子達はジークさん達の子じゃないよな?」

「はっはっは!!ちげぇよアクア!こいつらと俺は、ジークさん達に引き取られた、孤児なんだよ」

それを聞き、各々驚く。

しかしそこで、アクアとコノハは、ジークとマリアが元孤児だったのを思い出した。

「2年前の戦いで、親を失ったやつ、捨てられたやつ、そんな子達を、ジークさん達が面倒みてくれてるんだ、勿論帝国の子達もな」

「・・・じゃあルイも?」

「俺の場合は、ガキの頃に両親が死んじまってな、その後世話してくれてたおばさんも病気で・・・んで今に至るってわけだ」

あっさりと言うので、アクアやフレアは戸惑うが、コノハは

「うぅ~・・・・・・あたしこういう話に弱いのよぉ~~~~…」

大泣きしていた。

「立派な人だなジークさんは、アクア、おまえも見習え」

「なんで俺!?」

などと話していると、一人の子供がルイのところへ。

「・・・お腹空いた…」

大人しそうな女の子だが、ルイの服をグイグイ引っ張っていた。

彼女に言われ、時計を見てみると、もう6時を回っている。

「あっそっか・・・わりぃな・・・・・・今すぐ…」

「ルイー!!かくれんぼの続きー!!!」

「あたしのぬいぐるみどこーーー!?」

またも大勢の子供に囲まれるルイ。

それを見たフレアが

「晩ご飯なら私が作りますよ」

立ち上がり、台所に立った。

「えっ!?でも…」

「大丈夫だって、フレアは料理上手なんだから!」

アクアに言われるが、ルイは子供をあやしながら頭をかく。

「けど一応お客様なんだからよ・・・ゆっくりしてもらわねえと…」

「あれを見てもか?」

アルフィーネの目線の先、子供達の中に

「みーつけた!!」

「くっそー・・・ここならバレないと思ったのに」

コノハが一緒になって遊んでいた。

「よ~し!かくれんぼなら俺も混ぜろ~!!」

そこにアクアも元気良く向かう。

半ば呆然となっていたルイだが、アルフィーネに肩を叩かれ「ははっ…」と笑った。







もうまもなくご飯が出来る頃になり、アクアとコノハは子供達と共に手を洗いにいく。

先に座っていたアルフィーネとルイ。

「フレアちゃんか~・・・・・・」

ボォーと、エプロン姿で調理しているフレアの後ろ姿を見つめる。

「惚れたな」

「なっ!?べっべつに俺はそんなんじゃ!?」

「安心しろ、フレアは一人身だ」

「えぇ!?あんなに可愛いのにか!?・・・・・・ってあっ…」

アルフィーネに上手く乗せられ、彼は顔を赤らめ伏せた。

「は~い!みんな出来ましたよ~♪」

彼女のその声に、子供達だけでなく、アクアとコノハも「わーい!」と集まってくる。

人数が多いので、かなりの量がある。

「フレアちゃんありがとう!運ぶの手伝うぜ!」

彼にそう言われ、フレアはニコっと笑う。

「ありがとうルイ♪」

その笑顔を見た瞬間

(あっダメだ俺・・・完璧惚れた///)

心で呟いたルイだった。







にぎやかに過ぎていく夕食。しかしこれからの問題は何一つ解決していない。
次回【旅立ちの時】







スキット:【まずは情報から】

ルイ「なあアクア!!」

アクア「どうしたルイ?」

ルイ「そのっ・・・フレアちゃんの好きなものって・・・・・・何かわかるか?」

アクア「なんだよそれ・・・・・・そんなの本人に直接聞けば良いだろ…」

ルイ「それが出来ねぇから!恥を承知で兄貴のおまえに聞いてんだよ!?」

アクア「はぁ~・・・フレアの好きなものね~・・・・・・まぁ食べ物なら甘い物だな」

ルイ「ふむふむ、やっぱり女の子らしいものか」

アクア「でマンガを読むのが結構好きだ」

ルイ「インドアと…」

アクア「あと動物好き」

ルイ「なるほど・・・なんとかなりそうなばっかで助かるぜ!!」

コノハ「はいは~い!!あたしの好きなものは~・・・」

ルイ「おめぇには聞いてねぇよ!!」

コノハ「ぶ~ぶ~!!」






【関係】

アクア「ルイはジークさんと長い付き合いなのか?」

ルイ「そうでもないぜ、ジーク兄ちゃんに引き取られたのは2年前で、丁度おまえらが帰った後なんだ」

コノハ「なんと」

ルイ「まぁ引き取られたって言っても、基本ジーク兄ちゃんもマリア姉ちゃんも忙しいから、チビ達の面倒は俺が看てるんだけどな」

アクア「そうみたいだな・・・なんかカイルさんを思い出すわ…」

ルイ「あの二人は国のために、世界のために毎日頑張ってんだ、俺も面倒看てもらってるからには、これぐらいはしねぇと」

コノハ「偉いね~、あたしなんか委員長の仕事だけで手一杯なのに…」

アクア「俺に至っては何もしてないぜ…」

コノハ「・・・・・・」

アクア「・・・・・・」

ルイ「おっおい・・・どうしたんだ二人とも?」

アルフィーネ「自分達の不甲斐無さに気づいたようだな」







【ニヤニヤ】

アクア「にしてもフレアの飯はいつ食っても美味いなぁ!!」

フレア「ありがとうお兄ちゃん///」

ルイ「俺も!こんなうめぇ料理初めてだ!!」

フレア「?ありがとうルイ」

コノハ「・・・にゃ~るほど…」

アルフィーネ「そういうことだ」

コノハ「今日のフレアは好感度高いからね~、優しくて可愛くて料理の出来るミニスカ女子」

アルフィーネ「アクアは気づいていないようだがな」

コノハ「あぁ~・・・アクアってカノンノさんいる割にこういうの鈍感だもんね…」

アルフィーネ「これからの二人のフォローは、僕達がやるしかない」

コノハ「アイアイサー!!」

















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