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エディママの制作日記 エディママたんさん
Jan 6, 2010
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年末はバタバタしながらも、結構本を読む時間がありました。


舞城王太郎 「ビッチマグネット」

これはもう題名からして人に勧められないなぁ、なんて読み始めたんだけど
何だろう凄く爽やかなお話です。

妙に仲の良い弟を持つ女子高生が社会人になるまでのお話。
お父さんが浮気して家出ちゃったり、その浮気相手と仲良くなっちゃったり
弟は「問題あり」な女の子ばっかり引き寄せちゃったり。

いつもの暴力描写も殆どなく(ゼロって訳じゃないんだけどね)
何だか「江国香織っぽさ」がプラスされた様な「舞城さんにしては穏やかで優しい話」




数年前に内田有紀主演で映画化された原作です。
クワイエットルームとは「女性のみの外界から隔離された精神病棟の中のさらに隔離された病室」のこと。
アルコール&薬の過剰摂取(OD)でクワイエットルームに入ってしまった主人公。
最初は「ODは事故で自殺願望なんてない。自分は間違えてここに入れられた。」
と周りに訴えるんだけど、同病棟内の「なかなかハードな患者さん達」に出会う度
「私は普通なのだろうか」と自分と向き合い強くなっていくお話。

「精神病棟」という重いテーマなんだけどサラッと読めます。
松尾さんの作品は舞台にしても本にしても「重いけどブラックだけど後をひかない」ので
好きです。言葉の選び方も凄く面白い。

同じく「ブラックで重い」と言えば長塚圭史作品も時々観るんだけど(TVでね)
こちらはもう「観た後数日間は体の中に毒が残ってる感じの救い様のなさ」が


昨日発表の「芥川賞候補」に二人とも入っていたのが凄く嬉しい!!

舞城さんは未だ「正体不明の覆面作家」なので
受賞の際には是非ともお姿を拝見してみたいものです。








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Last updated  Jan 6, 2010 09:55:02 PM
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