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2004年11月21日
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カテゴリ: エッセイ
携帯電話をいじっていて目が疲れたので
日曜のローカル電車の窓から外を見る。
ちょうど駅のホームだった。
日曜の駅はがらんとしていて時間が止まって
いるような気すらする。

カツ、カツ、カツ…硬いものでコンクリートを
叩くような音だ。ホームに響く音の主は電車の
乗客たちの注目を奪った。

白い棒を持った老人が仕切りにホームの壁を

一つしかなく老人には改札がどちらにあるのか
わからないようだった。
そして老人は改札とは逆方向に歩き出した。

電車の乗客たちは何とか彼に改札の位置を
伝えようと思っただろう。しかし今にも出発
しそうな30分に1本のローカル電車から
降りる人はいなかった。

ホームに響くもう一つの音の主。携帯電話で
話しながら金髪の若者がじゃらじゃらと
装飾品をぶら下げて老人の横を通りすぎた。
乗客たちの期待は叶わなかった。


に老人を見ると何やら話しかけ始めた。
電車は出発の準備をはじめ会話は掻き消され
乗客たちの耳には届かなかった。老人は若者
が話し掛けているのが自分だということに
気付かない様子で歩みを止めなかった。

老人には見えていなかった。電車は出発した。
乗客たちは身をよじりホームを注目し続けた。

窓の外に離れていくホーム。
最後に確認できたのは若者が老人の手を引く姿だった。
一瞬乗客たちに妙な連帯感が漂った。

そして僕はこの想いを伝えようとまた携帯電話
をいじりはじめる。日曜のローカル電車はまた
静寂を取り戻した。





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最終更新日  2004年11月21日 22時16分08秒
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