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Jan 10, 2005
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カテゴリ: 本のある暮らし
 びっくりしました。

 昨日、インテリがもてあそぶ、難解な形而上学的物語と思った「リリス」が、180ページを過ぎたあたりから、どんどん分かりやすくなりました。

 そして、物語の半分まで来ると、聖書を読んだことがある人間なら「ああ~。そういうことだったのね…」と言うことになり、一気に宗教小説の色合いを深めていきました。

 うう~ん。読み終わったばかりで、頭から湯気が出ている私には、いえる言葉がありません。


 が、キリスト教を学んだ人間なら


 晩年を迎えたマクドナルドが、死と生命について、深く思考したことが分かると思います。


 そんな彼が見つけたものは、自分を一旦、霊的に死なせること(=我欲を捨てて、神さまの意志に従うこと)と、実際の肉体の死が、深く結びついているということです。


 霊と肉体の死を通して、私たちは真に”生きること”と生命の意味を知る、と主張していたと思います。



 これは、ジッドが表題にまでした「一粒の麦がもし死なずば」(どうしてたくさんの実りを得られようか。いやえられない)と言う精神ともつながっているようです。





 マクドナルドが、ルイス・キャロルだけでなく、キリスト教哲学者のC・S・ルイスにまで影響を与えた理由が分かりました。


 彼が書いたナルニア国シリーズは、児童文学の金字塔とされています。


 なので、どの宗教の人が読んでも楽しめるように書かれていますが、あれは、もろ、聖書に話の基盤を置いています。


 宗教哲学者ルイスが、マクドナルドの、やや難解な大人のファンタジーを読んで、「もっと子供に分かるように書きたい」と思ったとしても無理はないでしょう。


 「リリス」はキリスト教の価値観で書かれたファンタジーです。


 だから、他宗教のものは楽しめないか? と聞かれたら、私は楽しめる!! と答えます。


 と言うのも、マクドナルドの作家としての力量、想像力が巨大だからです。


 彼は、自分の作品世界を隅々まで知っています。


 最初、形而上学的なやり取りがあるとはいえ、伏線は全て回収され、謎解きも明確になされます。そして、なんと言っても文章の豊かなイメージ化に驚かされます。


 最初のファンタジーは宗教小説だったんだ!!


 驚きの事実。。。。





 年とともに、失われると言われている想像力。


 なのに、マクドナルドが晩年にこれだけの想像力を発揮したなんて、彼の並外れた力、創作意欲に脱帽です。



 小説としても力ある作品。



 こんな作品が世に埋もれていたなんて、もったいない。。。。もう一度、世に出してくださったW・オーデンさんと、C・S・ルイスに感謝です。











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最終更新日  Jan 10, 2005 08:18:09 PM
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