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nomination1103

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2004年06月11日
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スワッチ(生地見本)を見ずしてテキスタイルのことを語るのは拙速だと怒られそうだが、今朝の繊研新聞の見出しを見た瞬間に、「さすが野村産業さん」と唸った。

同社が特許を取得している竹繊維の製法は、自社のウール混素材「バンブール」のみならず、東レ、日本毛織、倉敷紡績でも商品化され、広く世に普及している。

その成功に満足せず、次の開発を矢継ぎ早に進めたところが素晴らしい。白松を原料にした「レンプール」が今月の展示会でデビューし、第3弾として、梅炭混入繊維の商品化も進めているという。

昨年12月のジャパン・クリエーション(アジア最大級のテキスタイルの総合見本市)で同社のブースを訪ね、素材に無知な私が「竹繊維はたけのこから作るのですか?」というアホな質問を投げかけた相手がなんと社長の野村弘さんその方であった。とても優しく、「成長した竹を細くカットしてから作るのですよ」と答えて下さった。

野村産業さんのスワッチを見ようと、ヨーロッパの一流メゾンがお忍びで立ち寄られたという話も披露して下さったが、ブースに並んでいる商品は「バンブール」以外にも非常に感度の高い面白いものが多く、機会があれば是非一度同社を訪問したいと思ったことを記憶している。

繊研新聞の取材に対し、野村社長は「たまたま松竹梅になった」とコメントされたようだが、やはり狙って開発されたのではないかと私は思っている。海外、特にヨーロッパへの輸出に際しても、国内での販売においても、アパレル、そしてエンドユーザーたる消費者に対してもアピールしやすいテーマだからだ。素材そのものもエコロジー性が高い上、何より縁起が良い。

日本の優れたテキスタイルをヨーロッパに紹介し続けておられる伊藤忠ファッションシステムのクリエイティブ・ディレクター池西美知子さん曰く、今年2月のプルミエール・ヴィジョン(テキスタイルの展示会)でも、折からのナチュラルブームに乗って、バンブーへのヨーロッパの来場者の反響は非常に大きかったそうだ。

ナチュラル、エコロジーは、一過性のトレンドではなく、もう何シーズンも続いており、今後もものづくりの底流に永久的に持続するテーマだろう。松竹梅の三拍子を揃えた野村産業さんの更なる快進撃に期待したい。





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最終更新日  2004年06月11日 23時17分31秒


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