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nomination1103

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2004年10月11日
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さて、お待ちかねのバーニーズニューヨーク銀座店ルポ、ですよ。

昨日の夕刻、10月1日(金)にオープンしたばかりの同店を見てきた。銀座7丁目、旧・交詢ビルの外観を一部生かし現代建築とミックスさせた外観の素晴らしさは、既に業界紙各紙が報じている通りである。

予め予想していたことだが、オープン直後の3連休中日とあって、新宿店のバーゲン時のような混雑振り。しかも、8月下旬や9月上旬ではなく、秋冬シーズン最盛期の10月になってのスタートとあって、店頭在庫もボリューム陳列、ラックに商品がかなりぎゅうぎゅうに詰まった状態で、中々落ち着いて買い物できる雰囲気ではなかった。

最も気になったのは、致し方ないことであろうが、2,900平米という店舗面積の狭さである。それなのに、横浜、新宿の既存店と同じ、メンズウェア、レディスウェア、レディスランジェリー、靴、アクセサリー、コスメティックス、果ては同店が「チェルシーパッセージ」と呼んでいる、ホームギフト、ベビーギフト及びステーショナリーを集積したコーナーまでフルラインで揃っている。

だから、通路が異様に狭い。同店はもともとPP(ポイントオブプレゼンテーション、ラックの前にラック内の商品を用いたコーディネートを提示すること)は少ないVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)を組んでいるが、衣料品については棚什器の数まで少なく、ニットもほとんどハンガー陳列されていた。

恐らく、アメリカ本国のバーニーズの意向もあったのだろうが、この店舗面積ならばはっきり言ってメンズオンリーで3層でちょうど良い広さなのではなかろうか。メンズ、レディス共、衣料品も靴も全く面積が足りないと思う。少なくとも、ランジェリーやチェルシーパッセージなどはやめて、同社が強いゾーンの商品の品揃えをもっと厚くできないものだろうか。

もう1点は、昨日見た限りでは、思った以上に若い20代、30代前半の顧客が多い。同社の首脳はオープン前に「銀座店は既存店より大人の客層に対応したい」との趣旨の発言を行っていたが、新店の開店というニュースにはやはり若い人達の方が早く反応したということなのだろう。

この状況が、今後もずっと続くのか、それとも、一定期間を経たら、元々銀座7丁目を回遊していたような大人の客層に徐々にシフトしていくのか、また、バーニーズ側が、戦略的に、どれくらいの客単価、どういう年齢層を狙ったMD、販促を組んでいくのかによって、売り上げはかなり変わっていくような気がする。私見だが、昨日の様子では、若い方にもアダルトな方にも振ることは可能なのではないかという気がした。

秋口に横浜店を見た際、メンズではカジュアルのコーナーでロックテイスト(意外なようだが、このテイストは若い層より45歳から下は35歳くらいへのウケがかなり良いように思う。私の年代から少し上の層は、昔TVの「ベストヒットUSA」やラジオでロックにはまっていた層、少し下は「イカ天」世代である。この世代より下になると、ヒップホップ系になる)、レディスはプレミアムジーンズスタイルをかなり打ち出していて、特にメンズは面白いMDだと思ったが、銀座店はとにかく面積が不十分なので店としての主張が感じられるようなMDが組める状態になっていない。春夏からは、コンパクトな形でもいいからそれを出していかないと、単なるブランドの寄せ集め、しかも、高いゾーンもボリュームのゾーンも中途半端に置いてあるお店になってしまう危険を感じたのは私だけだろうか。



まず、メンズスーツのコーナー。どーんとメインに据えられているのは、我らがタッキー、ことIFIビジネススクールマスターコースで教鞭を取っておられた滝沢滋氏の「シゲル タキザワ バーニーズ ニューヨーク」である!

滝沢先生はメンズに関してはハンパでない知識と経験をお持ちの方だが、今回の商品、バーニーズ側の意図を十二分に汲み取り、ディテールやスペックで過剰な自己主張のない、素直な服、日本人の普通のサラリーマンに似合う服、に仕上げておられるように思った。つるした状態より、着ると良さがわかると思う。最近の流行も加味してか、ちょっとブリティッシュっぽいラインで、ラペルもやや小さめ、ナチュラルな肩のラインである。消費税込みで103,000円台なので、2着買うところを1着にしても、買っておいて損はないと思う。さくらも男なら即買いしたのに。これはイチオシですよ!!

また、レディスではコート(モンクレールが何色も揃っていたが、他はまだこれから、といった感じか)よりニットが目を引いた。「ルッツ」の布帛と横編みの大胆なコンビネーション、今や日本人デザイナーではニットの第一人者的存在に成長、バーニーズでも人気の上位に入っているのではないかと思われる「サカイ」のブレード、くるみボタン使いのニット、そして、「バレンシアガ」の立体的パターンのニットは最高!ニットに10万円以上出せる人、これは買い、ですよ。

あと、ジュエリーの新ブランド「スティーブン・ウェブスター」。コントラストがはっきりした強いイメージの商品なので、あまり売れないかもしれないが、こういう新しい佳品を発掘してくるところが、やはりセレクトショップの良さだと思う。

何のかんの言っても、銀座という最高の立地への出店、客層、イメージの良さから言ってもここはやはり日本のバーニーズのフラッグシップショップだと思う。総投資額30億円で初年度の年間売り上げ目標が50億円、従業員数100名、というのは、合理化の時代に壮大な無駄かもしれないが、「高くても価値ある商品、サービスを手にしたい」という顧客にフォーカスしたビジネスで店格の差を見せ付けてもらいたいものである。





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最終更新日  2004年10月11日 21時28分31秒


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