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nomination1103

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2005年05月27日
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今朝繊研新聞を見て、すぐに現物を見たいな、と思った。これは久々の大型素材の誕生ではなかろうか。

クラレトレーディングが、撚糸メーカーの浅野撚糸さんと共に、水溶性糸「ミントバール」を使って、スパン(短繊維)でも優れた伸縮性の特殊加工糸「セルナーレ」を開発した、という記事である。

もともと綿素材が縮む、ということは、デニムやTシャツをよく洗濯している人ならばご存知だろうが、縮むだけでなく、戻る、すなわちキックバックもあって始めてストレッチ機能を有する、ということになる。

早速クラトレさんと浅野撚糸さんのホームページを見たのだが、残念ながら「セルナーレ」に関するニュースリリースはアップされていなかった。止むを得ないので繊研新聞さんから引用させて頂くが、製法は、「例えば綿とミントバールと特殊技術で複合撚糸し、染色・整理加工時にその織編物を熱水に入れると、ミントバールだけが溶け、残ったクリンプ状の綿糸は、溶解後に出来た隙間によって自由度が高いため、優れたストレッチ性を発揮する」というものらしい。クリンプとは、「縮れ」のことである。

驚いたのは、「綿糸なら10~200番手と太いものから極細まで対応可能」(繊研新聞)というくだりである。浅野撚糸の浅野雅巳社長の「140番単糸を使えば、綿のストッキングも夢ではない」というコメントも紹介されていたが、これだけ細番手の糸まで可能なのであれば、ホージェリーを筆頭に、カットソー関係などニット製品用途には最適だろう。但し、綿100%になると、ポリウレタン混より重い製品になるだろうが。

現在市場に出回っているカットソーでストレッチが効いたタイプの商品には、大概ポリウレタンが使われている。私もマックスマーラの商品で綿92%、ポリウレタン8%の混率のクリームイエローのカットソーを1枚持っているが、正直、夏になると暑い。綿100%の通気性、吸水性の良さにはかなわないな、という気がする。

とはいえ、ボディラインのフィットしたカットソーでなければ、特にスーツのインナーなどにはふさわしくない場合があるため、綿100%で伸縮性の高い丸編みの生地が開発されれば、すぐにでも買いたいですね。

ポリウレタン混と綿100%では色もかなり違ってくる。綿100%ならば、反応染料で、非常に美しい色に染まるからだ。それこそ草木染めなど、ナチュラルで微妙な色合いに仕上げたら面白いのではなかろうか。

今日の生地は、ヤーン(糸)段階のニュースで、織物、編物の開発にはこれから複数の企業が取り組まれるそうだ。2006年春夏からの店頭展開が目標だとか。これは、テキスタイルの展示会で生地の形になって世に出てくるのが非常に楽しみである。





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最終更新日  2005年05月28日 00時37分28秒


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