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nomination1103

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2005年07月23日
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皆さ~ん、ごめんなさいm(__)m 昨夜は古巣の日本繊維新聞で飲んだ後、自宅に帰ってPCの前でそのまま寝ちゃいました(^^;;; お恥ずかしい限りでやんす。

お詫びを込めて、今日は2本エントリ致しますので、今後共応援ヨロシクです。

さて、昨日本当は書くつもりだったのだが、ついに来るべきものが来たようだ。中国が人民元の為替レートを2%切り上げ、「通貨バスケット制」を事実上導入し上下0.3%の範囲内で変動させる、と発表した。

日本繊維新聞に行った際もその話題にかなりなったのだが、ニッセンさんの記者さんの見解をここで書くのは申し訳ないので同紙を読んで頂くこととして、私の感想と今後の見通しについて記述したいと思う。

1.日本国において繊維ファッション産業は主要産業ではナイ!
残念ながら、日経さんなどを読んでいると否応なしにこの現実を突きつけられるんだよね。米国やイタリアの繊維産業の話は出てくるのに、わが国のことは眼中にない、という感じなのだから。

現実問題として、日本の繊維ファッション産業は国内で比較劣位にある産業だ、ということを踏まえて物事を考える必要は否めないのである。

2.2%程度では、影響は軽微
昨日今日お会いした方々の見解は全て私と同様だった。円高が同時進行すれば相殺、ということもある。


しかし、中期的に元はもっと切り上げされることは間違いない訳で、今後、いつ、どのタイミングで、というのが問題になってくるだろう。

ただ、アメリカの狙いは、中国からの盾として日本を利用、というところにあるように見えるのだ。中国の元高に連れて、円高、ということである。そうなれば、現状においては大幅な入超になっているわが繊維業界のリスクは、それなりにヘッジされるから時間かせぎは可能、ということになってくる。

しかし、日本国内の他産業の景気が悪くなれば、これから少子高齢化が進行し国力が低下するということと合わせて、ファッション商品の売れ行きダウンにつながる懸念もある。

いずれにしても、隣国の動向に一々巻き込まれて一喜一憂しなければならない状況が強まる、ということである。

4.商社繊維部門及びアパレルの動きは?
商社さんは、将来を見越して、生産地の分散を図っていくだろうね。

そうなった時、例えば、メンズのシャツや重衣料など、あまりQR(クイック・レスポンス)が要求されない業種は良いが、婦人服のヤング、キャリアなどで、どこまで日本からの移動距離が許容できるか、という問題が生じてくる。

5.中小企業は、信念を持って進むしかない。
商社さんのような大手さんは良いが、中小のオーナー系企業さんで、中国に合弁や独資の工場を設けておられる皆様、例えば名岐地区の企業さんなどの心痛を想像すると、本当に安易なことは申し上げられない、という気持ちになる。

一つは、量販系アパレルさんや縫製工場さん、服飾資材商社さんと言えども、商社的な動きをする、外ー外の商売をする、という方法がある。これにはそれなりの人材も要するし新たなリスクも生じてくるが、販路を集中させない、ということが一番のリスクヘッジになる訳だから、厳しくてもそれに立ち向かうしかないだろう。

次には、中国以外の場所にも工場を作ること。これまた大変なエネルギーを要するが、コストダウン、ということを考えると常に発展途上国で生産する、というのは正道なのかもしれない。



問題は、相手先のパートナーさんもそういう考え方なのかどうか。先進国で繊維ファッション産業に取り組んでいる人間として、パートナーさんにファッションへの夢と情熱を語れるかどうか。ファッションビジネスの魅力を語り、そして、ファッションビジネスでも成功できる、という方程式を示せるかどうかにかかってくると思う。

また、国内生産に徹し、何らかの強みを磨いてきた生産工場さんへの回帰志向は、やはり強まると思う。ただ、価格ダウンへの要求もより一層強まると思われるので、それへの対策は必要だろうが。

小さなアパレル、クリエーターさんにとっては中国はロットの面で依然として良い取り組み先とは言えないだろうから、やはり国内もしくは、企画込みで韓国、といった流れは続くのだろうね。

6.日本の繊維ファッション産業は、アパレルの輸出を!
日本の繊維ファッション産業の問題点は、あまりにも入超になりすぎている、ということである。特に、アパレルの輸出が少なすぎる。



日本が変動相場制に移行したのが1973年。わずか30年程前の出来事である。年配の皆様には、その時分の記憶もまだ鮮明だと思う。あれから今日までの間の日本と同様に、これからの中国は経済発展していくと考えると、隣国の消費財のマーケットを放っておく手はないだろう。

今回の中国の動き、繊維クォーター撤廃から、米、欧州との繊維摩擦を経て、変動相場制への移行という流れ、あまりにもわが国の「いつか来た道」にそっくりではないか。ということは、これから間違いなく、中国は繊維の生産大国から、アパレル大国に変貌するということではなかろうか。日本でDCブランドが勃興し、東京コレクションがスタートした1980年代と同様の熱気が、間もなくやってくるような気がしてならない。

これからの中国には、オモロイ出来事がガンガン起こり、面白い元気な人材がどんどん現れてくるに違いない。「中国市場は難しい」とか「儲けるのは大変そうだ」という否定論や理屈を語る前に、そういう面白いことに首を突っ込んで一緒になってムーブメントを作っていける元気な日本人、中国人に負けないパワーのある日本人、そういう人材にはチャンスの大きい時代となってくるのではないかと私は思っている。






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最終更新日  2005年07月23日 23時28分33秒


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