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nomination1103

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2005年07月25日
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出ましたぁ~。同業他社さんの海外ブランド買収や、一部上場のニュースを吹っ飛ばす大胆だが、正道をついた戦略。

日本を代表する大手アパレルの1社、ワールドさんが、今日、経営陣による企業買収(MBO)を発表した。 NIKKEI NET などによると、今日の午後開かれた取締役会でMBO受け入れは承認されており、同社のホームページ(HP)上でも正式に発表されている。

株式の公開買い付けが成立すると、ワールドさんの株は上場廃止され、非上場企業、ということになるのだ。

ライブドアとフジテレビの問題の後、繊維ファッション業界の中でも敵対的買収に対する不安感は広がっていたようだが、いち早い対応、奇策のように見えて、法律的な論理構成もきちっと組み立てられ、正当な手続きを踏んで企業防衛の戦略を実行されたということは、さすがだという気がする。

同社のホームページに掲載されている 「公開買付けの開始に関するお知らせ」 には、「経営環境の変化に柔軟に対応した機動的な経営戦略や施策を短期的な業績の変動に左右されることなく迅速に遂行する役割を整備するとともに、さらに、自己責任を明確にした経営体制への転換を図るため(中略)」という同社の考え方が述べられている。株主資本主義の短所として、短期的な成果のみを要求する株主に振り回され、中長期的な視点に立った企業戦略が遂行しにくくなる、という点は間違いなくあるだろう。非上場になれば、そういう心配はなくなり、意思決定と行動はよりスピーディーになる。

また、日経さんの夕刊に書いてあったように、上場維持には何かとコストがかかるが、それももちろん軽減できる。

アパレル業界には、大手企業でもはなから上場を目指していないI社さんのような企業さんも存在する。「アパレル、すなわち昔のメリヤス屋は獏(夢を食べると言われる動物と、メリヤスの意の莫大小の莫をかけている)だ。獏は、大きくなりすぎるとはじけて小になる」というような例え話をよく業界紙時代の先輩に聞かされたものだが、トレンドの変化に応じた迅速な意思決定と行動ができなくなったら企業が傾く、だからアパレルビジネスはファミリーでの経営が一番適している、というのは確かに本当のことのような気がする。



それにしても感心させられたのは、公開買い付けを実施する会社で、ワールドの寺井秀蔵社長が100%出資している(株)ハーバーホールディングスアルファが、産業活力再生特別措置法に基づく経営資源再活用計画の主務大臣による認定を受けている、ということ(先程ご紹介したPDFファイルの中にちゃんと書いてある)。念のため経済産業省の HP もチェックしたが、まだアップされてはいなかったが。

本来的な産業再生、という趣旨から言うと、やや拡大解釈のきらいもあるが、どのようにして説得されたのか。しかし、同様の悩みを抱える企業さんにとって良い前例を作られた訳である。

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最終更新日  2005年07月25日 21時10分27秒


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