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私
:この本は、以前、読んだ「 養老孟司の大言論・嫌いなことから、人は学ぶ
」に引用されていたものだ。
この本は、 2004年
に刊行されていた本なので 図書館
からすぐに借りられた。
養老孟司
氏は、事件の裏の「 もの
」を基本に考えるべきだとして、太平洋戦争も「 八紘一宇
」だの「 日本軍国主義
」という 精神主義
より、日本軍が「 油
」の供給に不安を感じてやむを得ず戦ったというね。
背景に「 油
」という「 もの
」があることを指摘しているね。
サミュエル・P・ハンティントン
が 1993年
に発表した「 文明の衝突
」では、 キリスト教
、 イスラム教
、 ヒンドゥー教
、 儒教
という「 文明
」の衝突が「 現代世界の紛争の発展における最新の局面である
」としている。
しかし、著者は、最近の アフリカ
や アジア
で起きた 戦争
を調べたたら、大抵は 文明の相違やアイデンティティの問題でなく
、「 資源
」が 現代紛争のもと
であるという結論に至ったという。
A氏 :養 老 氏のいう「 もの 」でみる見方だね。
私
: アンゴラ
とシ エラレオネ
の間の流血は、 ダイヤモンド
産出地の指導権争い。
コンゴ
の場合は、 金と銅
。
ボルネオ
や カンボジャ
の場合は 木材
。
これらに 民族的・宗教的な敵愾心 がからんだものだという。
著者は 2001年
に「 世界資源戦争
」という本を出したが、当時は 石油
をあまり大きく扱っていなかった。
しかし、 9.11のテロ
と続く イラク戦争
で、 石油
が 世界の資源
のうちでもきわめて特殊で、将来、 重大な危機や紛争を誘発する可能性
が 他の資源よりも高い
と考えるようになったという。
A 氏 : アメリカ はもともと 石油 産出国 なんだろう。
私
: 1859年
に産声をあげた アメリカの 石油
産業
は アメリカの経済成長の維持の中心
であった。
そして、 1980年
から 第2次世界大戦
まで、 アメリカは世界最大の 石
油
生産量
を誇っていた。
しかし、 石油
の需要の増加で 1940年代末
から 輸入石油
に頼りだし、 1973
年には 30%
と後は、一直線に増加し、 98
年には 外国石油の依存度
は、 50%
を超えた。
A氏
:アメリカは 石油
でもっているような国だからね。
特に 軍隊
では重要なエネルギー源だね。
私 :だから、 石油 輸入の安定 は 安全保障 と深く結びついているんだね。
ところで、その 石油
の 埋蔵量
は、 世界の 64%
が ペルシャ湾岸6カ国
にある。
これらの国からの 安定供給
を確保するには、 武力
も辞さないというのが、アメリカの姿勢だね。
しかし、その 厖大な軍事費用
とこれらの国との 敵対関係
は、 石油
の安定供給に問題を起こしているね。
A氏
:アメリカも、日本と同様に 石油
に対する 代替えエネルギー
を必要としているわけだね。
特に広い国土を走る 自動車
、 トラック、航空機など
の 石油消費
は大きいからね。
私 :明日は、サウジアラビアとの同盟についてふれよう。