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A氏 :昨日と今朝の 朝日新聞 では 2日連続 で「 攻防太平洋・資源を求めて 」と題して、 世界各国の太平洋への資源開発の攻防 を 特集 しているね。
私
:初めに ニューギニア島
の 天然ガス採掘
のことから始まるね。
米石油最大手の エクソン・モービル
が投資して、来年後半から生産を開始し、 半分は日本向け
だという。
日本の 年間輸入量
の 約4%
にのぼるという。
A氏:それから、特集の本命の 海底
の話になるね。
ニューギニアの沖合
では カナダの資源開発企業ノーチラス・ミネラルズ
が 世界初の海底鉱物資源の商業開発
を進めているという。
水深 1600メートル
から 銅や金を採取して中国に輸出する計画
だという。
私
:ここから、 太平洋全体の海底資源の話
に転ずる。
海底資源の調査、開発権
には「 排他的経済水域EEZ
」がある。
これに対して、 公海の海底資源 を欲しい場合は管理者の 国際機関「 国際海底機構 (ISA)」 から 探査権 を得れば可能だ。
A氏 : 2010年 時点で 日本。フランス、ロシア、中国、韓国 など 7カ国 が 太平洋東部 の「 マンガン団塊 」の 探査権 を取得している。
今年に入って 日本が中国
とともに 太平洋中央部
の「 コバルトリッチクラスト
」の 探査権
を認められた。
現時点で、 太平洋
では のべ14カ国
が 探査権
を持ち、 3カ国
が申請中。
太平洋 には マンガン団塊 は 2億トン 、 コバルトリッチクラスト は 約3億トン 。
両方に含まれる コバルトの量 は 日本の消費の 約250年分 に達する見込みだというね。
私 : 太平洋開発競争 でも、 中国 は「 海洋強国 」を掲げ、意欲満々で、近年、 技術の進歩 も著しい。
中国建国100周年 ( 2049年 )をめどに「 世界の海洋強国 」となり、 海洋科学技術 を 世界トップの水準 にするという。
有人宇宙船 でのドッキングを成功させ、 宇宙ステーション建設 に一歩踏み出した 昨年6月の同じ日 に 7020メートル の 潜水 に「 蛟龍号 」が成功している。
それと資源が乏しい 韓国 も 1996年 に 一元的に海洋政策を担う海洋水産部 を設けるなど、着々準備を進めている。
A氏 : 海洋国家日本 は 領海とEEZ は 世界6位 の広さがある。
しかし、 鉱物資源
が安くなり、自力開発より、海外から買う動きが始まり、また、 バブル崩壊
で「 海洋
」どころでなくなり、 太平洋開発には遅れた
。
ようやく、 海洋政策を一元的に扱う担当大臣のポスト
を設け、基本法が施行されたのは 2007年
になってからだ。
日本の海洋政策
の「 失われた10年
」だという。
私 : 今年3月 に、 愛知県の渥美半島沖 で海底の メタンハイグレード から 天然ガス を取り出すのに 世界で初めて成功 したという。
地球の深部まで切削できる 探査船 「 ちきゅう 」が 深さ1千メートル の海底の 約330メ-トル下 から取り出したという。
10月
に日本の最新鋭の 海洋資源調査船
「 白嶺
」が 沖縄トラフト
調査
に向かった。
亜鉛、鉛、金
などの 鉱物資源
を含んだ大規模な 海底熱水鉱床
があるとがわかっているという。
A氏
:日本も 本腰
を入れはじめたね。
私: しかし、この日本自慢の調査船「 白嶺 」の船上に設置した海 底掘削装置や遠隔操作無人探査機 などの 9割 は 英国や米国などの海外製 だという。
この方面にも力を入れないと、 海洋資源開発の産業基盤を海外企業に頼る ことになり、日本はさらに出遅れるという。
私
:太平洋に多くの資源が眠っていることの調査に 日本は大いに貢献
した。
しかし、 その果実を味わっているのは他の国だ
という。
海洋開発には 莫大な資金
が必要だ。
日本が太平洋海底開発に積極的に乗り出すには、 政府の支援
が必要だが、まずは 開拓者精神を持った企業
が出てくるかどうかだ、とこの特集は最後に言っているね。
ここにも「 民間の爆発 」が期待されるね。
太平洋の攻防
は、 俺たちの孫の時代に本番
となるだろうね。