全242件 (242件中 1-50件目)
もう何年もこのブログをほったらかしたままで、、多分誰も読んでくれてないでしょうが、、たぶん、本当の独り言になっちゃうかも、、です。長らく更新せずに申し訳ありません、忘れたわけじゃなく、辞めたわけでもありません、、、ただ実生活が忙しく、ちょっと、というか長い間ご無沙汰してしまいました。また時間を見つけては更新して行きたいと思います。この更新しなかった一(?)二年間、皆さんはどうすごされてましたか??日記は最後まで続けます、、これは皆さんに読んでもらうというより、自分のために書きたいです。その後は、まだどうするかわかりませんが、またまた独り言のような小説を書きたい、と思ってます。バンクーバー地方、徐々に春の気配ですが、さすが夜は寒いですね、、、早く暖かくならないかな、、良いこと起こりそう。PSパリスちゃん、久しぶりJP見たのよ、、 でもあれ、私の小説じゃないわよ、多分「おばん」さん、 実生活で色々悩んでたのね、、。 幸子
2009年03月25日
コメント(46)

結局ジムからはクリスマスギリギリになって連絡があった。ひょっとすればもう連絡が無くすっぽかされる覚悟でもいた、、彼いわく、24日までバンクーバーで仕事があり、クリスマスはバンクーバーで、それも25日に一緒に過ごそう、ということだった。25日を一緒にすごせるということは「本命」かもしれないという嬉しさと、エツコがバンクーバーにいるんだからバンクーバーでのクリスマスは当たり前じゃん、というちょっと落胆にも似た腹立たしい気持ちがあった。それに、私は一度も訪れたことの無いコンドでクリスマスを迎えるのではなく、グランビル沿いにある古びたホテルで一緒に過ごそうというのだ。これも最初から分かっていた。あのコンドにはエツコが住んでいて、あそこへ招かれることは無いとは分かっていた。だがやはり「コンドはちょっと散らかってて、、」というジムの見え透いた嘘は、私をかなり落胆させた。それでも、その夜は思いっきり大胆になって、エッチすぎる下着でジムをノックアウトし、私が本命としてダントツで勝ってみたいという感情も芽生え始めていた。だがそれと同時に、10年もジムにつくした四十路手前のエツコを考えるとちょっと気の毒のような、、そんな気持ちにもなっていた。「勝つか負けるか、、、」その言葉がぴったりだったかもしれない、、ジムがホテルのレストランぐらいは開いているだろうし、そこでディナーでもしよう、、とは提案してくれていたが、この勝負を勝つためには、古い手だが、思いっきり豪華で美味しい手料理を3段重ねのお重箱のようなものは必要不可欠だろうと、昨日の晩から仕込んでいた弁当3箱をボストンバックにちょっと値のはるワインボトル二本と共に詰め込んだ。残りの隙間には勝負下着、エッチの後のちょっと透け透けなネグリジェも詰め込んだ。シャワーの後に切るエッチネグリジェだ。白いオーガンジーのような生地(実はポリエステル)でベイビードールシルエット、お尻が丁度隠れるぐらいの丈で裾にはファーがあしらわれていた。フロントのセンターには大きなスリットが入っていて、脱ぎ着するときにはそこから頭を通すのだが、そのスリットを止めるのは襟ぐりと、ちょうどおへその上ぐらいに来る2つの蝶々結びされた紐だけで、その隙間からは大胆にも肌がおもいっきり見えていた。そのトップとお揃いの白の透け透けのパンティー。私は鏡に向かい、最終点検をする、、、シルクタッチのキャミ系のトップにピンクのウールのタイトなミニ、それに暖かい眺めのコートを引っ掛けてくるりと回ってみる。ワインを注ぐ動作をし、どういう角度になったらおもいっきり持ち上げた胸の谷間が見えるかも鏡でチェックする、、、椅子を鏡の前に置き、上品に見える座り方を少し練習する、ミニな上に、昨日自分で縫い直したちょっと眺めのスリットから見える自分の足を見る。足の付け根までしかないセクシーなパンストのレース部分が、座れば丁度見える計算をしていたのだ、、。「計算どおりね、、、」再び椅子から立ち上がった。まとまりすぎていた髪を少しかき上げて少し乱れ気味にまとめる。体が熱くなっていくのがわかった、、、もうすぐジムに会えるからだろうか?それともこれが武者震いというものなのか?「あ、そうだそうだ、、、」昨日綺麗にラッピングをしたジムへのプレゼントを最後にバックに詰め込んだ。これをあけるジムの横で、私は彼に寄り添い、至福の時を向かえる、、、「戦に行くみたい、、ふふふ、、」あまりにも鼻息が荒く興奮気味な自分が少し滑稽に思えていた。それと同時に戦国武将さながらの心意気な自分に酔いしれていた、、。「この戦国時代が終れば、、、私にも平安な時代がやってくるのかしら、、、、」そんなことを口にしながらボストンバックを持ち上げた。その日は25日のクリスマス、朝の10時前、、、私は黒のエナメルのブーツを履き、ひっそりを静まっているだろうダウンタウンに向けて家を出たのだ。 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年04月29日
コメント(47)

それから3日後、ジムから電話があった。「ごめん、長いこと連絡せずに、、、年末で片付けないといけない仕事が溜まっちゃって、、、この分だとクリスマスも働かないといけないんだ、、、」ジムは、クリスマスの約束をする前に、私が何かを言う前に、それを制御するように言い訳を言った。「でも、、クリスマスもお仕事って言っても夜には家に帰ってくるんでしょ?その、、、私は家でディナー作って待っててもいいんだけど、、」「ああ、、、まだちょっとバンクーバーかビクトリアで仕事か分からないんだけどね、、、24日か、25日、どちらか一緒に過ごせるように頑張るよ、、、」日本の場合、24日のクリスマスイブに過ごすことができれば「本命の彼女」とみなされるが、百合が言うには、カナダでは25日のディナーが一番大切なのだそうだ、、、百合の話を鵜呑みにするわけじゃないが、私は、できれば25日をジムと過ごしたいと願った、、、彼に「本命」と思われていることを願った、、、存在が薄すぎて、消えてなくなってしまうような幻女にはなりたくなかった。そう、今度のクリスマスで、彼がどちらと25日を過ごすことによって、彼と私の関係のアウトラインが見えてくるはずだ、、、「それによって私は何かを決断しなければならない?」「あっさりきっぱり別れる強い女」を演じるか、、、「しつこく食い下がり可哀相な白兎女」を演じるか、、受話器を片手に持ちながら、私はテーブルにあった手鏡を持ち、自分の顔を見つめる、、、「え、うん、わかった無理しないでね、、」精一杯の言葉を発した。初めて男性とクリスマスの約束をしているのに、心はどんよりと重い、、重すぎて自分の体から落ちてしまいそうなぐらいだった。「分かった、、でも僕も道子と過ごしたいから無理するよ、、」彼は笑いながら答える、この「無理するよ」の言葉が、いくらか私の心を救う、、、もっと冷たくあしらって欲しいと心のどこかで願いはじめていた。もういっそのこと、この重い心を落としてしまって彼を諦めたい気持ちにもなっていた。「うん、じゃあ、連絡待ってるね」そういい終えると受話器を置いた。再び鏡を見つめる、、そこにはちょっと疲れた33歳の女が居る、、そう対して美人でもない自分。どちらかと言えば不幸せそうな顔をしている、、、「私ってこんな顔してたんだろうか?カナダに来る前は、、もっと明るい顔してたよね、、いくら男に振られようが、いつも前を向いて歩いてたじゃん」後5年、10年もすれば、この肌も衰え皺も出来、この体を覆っている皮膚と肉は重力に逆らえなくなるだろう、、、余計な脂肪もつき、変なたるみが体のおちこちにできた女、、、そうなってからでは遅いのではないだろうか、、、若いうちに、まだ人に迷惑をかけない外見を持っている間に、なんとかしないと、、、再び外は雪が降り始めている、、、地面の草花も白い絨毯に覆われて姿を隠し始めた。雪によって、私のこの心も隠せればいいのに、、、そう思うと、涙が一滴、、、鏡の上に落ちていった 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年04月24日
コメント(3)

百合のさくらんぼのような唇と、桃のような頬は、ガラス越しに見える冬景色とは反対に少し赤く高揚していた。ちょっと辛目のカリーを食べたせいだろう、その赤らみは、少し悩ましさを漂わせていた。日本での百合の男関係はすごかったらしい、、同じ男に何年も振り回されていたと言っていたが、その男と別れるためにその男と付き合いながらも何度か他の男とも寝た話をきいたことがある。彼女曰く、女というものは、男を忘れるには次の男を探すのが一番手っ取り早い方法だと言っていた。一晩だけでもいい、他の男に抱かれれば、前の男などかなり簡単に忘れられるそうだ。「そろそろ行く?」テーブルの上に勘定を済ませた私達は椅子にかけてあったコートを着た。「これからお茶、って言いたいんとこなんだけど、、、ダンとBAYで待ち合わせしてるんだよね、、、」暇つぶしのためのランチかあ、、こころでそう思いながら、「え?あ、う、、うん、いいよ、、百合も忙しいだろうし、、、私はもうちょっとダウンタウンぶらぶらして帰ろうかな、、、帰っても何もないし、、、」羨ましいなんて、そんな気持ちを悟られないようにしていた。幸せそうな百合の後を着いてレストランの外へ出た。「じゃ、また連絡するね、、、」私達は軽く手を上げ、別れの挨拶をした。BAYに向かって行く百合は心なしかリズムを取って歩いているように見えた。「幸せなんだ、、、、あんな男でも、、、」相変わらず街はクリスマス一色で、最後のチャンスとばかりに、いろんな人が大きな紙袋を提げて世話しなく色んなお店に出入りしている、、、私は何も急がなくても良かった、、待つ人もいなければ、買わないといけないプレゼントもない、、、この前かったジムへのプレゼントは包装してないまま部屋においてあるだけだ、、、「渡せるかな、、、」白い息とともにつぶやいていた。 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年04月03日
コメント(6)
今日楽天ブログさんより、「本当の顔」っていう絵が届きました。私の顔らしいです、、、ぷぷぷ、、、。ちょっと面白いので今画面に載っけてます^^左側の一番したです^^みっちゃんの日記は後ほど更新いたします。 幸子
2008年04月01日
コメント(0)

12月に入り、学校も冬休みに入っていた。しばらく会ってない百合に電話をし、ダウンタウンのタイレストランでランチの約束をした。エツコのこととカフェのバイトで私は忙しく、百合に会うのは一週間ぶりだった。私達は決まっていつものランチコンボを注文した、そしてそれは5分も経たずに私達のテーブルに運ばれてきた。いつも量だけは多く、不味いこのお店に、百合がタイ料理が好きだという理由でたまにつき合わされていた。「でさ、今年のクリスマスはどうやってすごすのよ」もちろん、この話をするために私達は会ったのだ。お互いに探りを入れる為の会合、嫉妬するためか、それとも悲しむ相手を慰めるためだったのか、、、。「私はね、ダンと過ごすよ、、23日からビクトリアに行く予定なの、、ダンのアパート小さいし、ダンの弟の家でクリスマス過ごすことになったの。ダンにはもうプレゼント買ったんだけどね、弟にはまだなのよね、それに両親も来るでしょ、、何がいいかちょっと迷っちゃって、、もちろん、ダンは、そんなこと気にするなっていうけど、、やっぱりなんか持って行かなきゃ駄目でしょ、、将来、、ひょっとすれば家族になっちゃうかもしんないし、初対面ぐらいはいい子ぶっていたいしね~~。」百合はフフフ、と厭らしい含み笑いを浮かべながら、不味いタイカリーを口に運んだ。小ぶりな形のいい彼女の唇は、まるで熟れたさくらんぼのようで、口の端に着いたカリーをベロリと下で舐める仕草は少々悩ましさもかもし出していた。「この熟れた綺麗なさくらんぼも、あのブサイクな卵型ダンの物なんだ、、彼の好きな時にキスできて、そして独占できる物なんだ、、、あの卵型ダンの、、、、キモイ、、、」そう心でつぶやきながら、私は不味いタイサラダを口に運ぶ。「でさあ、、、道子はどうするのよ、、ジムと過ごす予定なの?」そんな私の厭らしい言葉の呟きを知らぬ百合は、含み笑いの笑顔のままで私に聞いてきた。百合にはエツコと会ったことは一切言っていなかった。言えば何かしらきついアドバイスがあるのは目に見えていたし、その時の私には、そのアドバイスを聞く心の余裕さえもなかった。「うん、多分、、、まだジムからははっきりした話しはないんだけど、、多分、私もビクトリアで過ごすことになるかな、、、」クリスマスが10日後に迫っていたのに、まだジムからははっきりした約束を告げられていなかったのだ。理由はわかっていた、エツコと私の両方とうまくクリスマスを過ごすため、彼なりに何か対策を練っているのだろうと、、、「もうプレゼントは買ってあるんだけどね、、」百合は私を真っ直ぐに見た。「もしさ、もしもよ、ジムから何の約束もないのなら、ほら、クリスマスを一人で過ごすなんて寂しいじゃない、だから道子がもしよければ私と一緒にダンの弟の家ですごしてもいいよ」百合から見れば私はかわいそうな女に映ったに違いない、、いや、本当のところ、可哀相な女なのだ。運命の男だと思い、体も心も全てを捧げたはずなのに、捧げきった後で、腐れ縁のような女が彼の後ろに幻のように見え隠れしていたのだ。そしてその幻は、先日、現実のものになっていた。その女がビッチなら、彼を奪い合うべく喧嘩でも何でもできるだろうに、それなのに、その幻も私と同様、いやそれ以上に可哀相な女だったのだ、、、張り合うどころか、、、私も彼と付き合っているという事さえ言えなかった。「うん、、、もし何もなかったら、、そうだね、一人バンクーバーにいても寂しいし、、その時はお願いするかも、、、」「うん、そうしなよ、、」幸せオーラーを発してる百合のおすそ分けをもらおうとしていた。クリスマスさえ過ぎれば、きっと私はもっと強くなれる、、、そう思いながら、残りの不味いサラダを口に頬張った。 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年03月28日
コメント(0)

女は選ぶ男によって、人生が変わっちゃうんだろうか?いい男で、それって男前とかそういうんじゃなく、自分の人生において責任をもって暮らしているような男、、相手にもちゃんと誠実に向き合えるような人、そんな男と良いタイミングで出会えた女性って幸せを簡単に掴んじゃうんじゃないだろうか?それとは反対に、いい男でそれも顔容姿はいいのに、自分の人生に責任をもてない男、そんな男は知り合った女性の責任さえもてないんじゃなかろうか?そんな男と出会ってしまった女達は幸せになれるんだろうか?花ちゃんは、、(男と駆け落ちして行方をくらました幼馴染の子)花ちゃんは、もしあの高校生と出会っていなかったら今頃どうしていただろう?花ちゃんがもう少しブスであまり男に相手にされない子だったら、あの高校生と駆け落ちなんてしなかったんじゃないだろうか?そして適齢になって、少し綺麗になった花ちゃんは普通に結婚して彼女の両親から、味噌汁の冷めない距離に家をかまえ、皆に認められた幸せを掴んでいたかもしれないのだ、、、。菊ちゃんは?もし彼女が韓国人の彼を選ばなかったら、、、手堅く日本の彼氏一本に絞っていればあんなドタバタ騒ぎもなかったはずだ、語学留学を終えて、何の迷いも無く彼の胸に飛び込んでいたはずなんだ。今、彼女はどうしているか連絡さえない、、、あんな無責任な韓国人の彼氏のことは忘れてくれてるといいんだけれど、、、エツコは、、、、エツコもそうだ、もし29歳の時に、ジムに出会っていなければ、今頃日本で誰かの素敵な奥さんになっていたかもしれないのだ、、、彼女の望む可愛い子供達に囲まれて、時たま夫の文句を友達と電話で話しながらも、電話を切った後は、彼のシャツにアイロンをかけながら子供と共に鼻歌なんぞを歌ってる主婦だったかもしれないのだ、、そう、ジムに出会わなかったら、、、彼女はもっと早くに幸せを掴んでいたかもしれないのだ、、、そして私は?私はジムが、、、彼が運命の人だと思っている、、、少々自分でも無理をしているところもあるけれど、彼を愛しているはずなんだ、、、私は紙を一枚取り出し、彼が何故好きかを書き出そうとしていた、、、でもどうした事か、頭の中に黒い雨雲がやってきて、、思考を鈍らせる、、、心から愛しているジムなのに、彼を好きな理由が見つからない、、、いや、見つからないどころか、彼のことを考えると、その雨雲がどんどんと心も支配し始め暗い暗い気分にさせられたのだ、、、それでもその雨雲を追い払うように私は素敵な彼との想い出を心にめぐらし、「愛している」と心でつぶやく、、、処女を上げてしまった男への忠誠心なのか?全てを始めて見せてしまった男への純情を守りたいのか?どうして頑なに彼を愛そうとしているのか自分でも分からずにいた。彼を愛している、それだけしか頭に浮かんでこなかったのだ。きっと、花ちゃん、菊ちゃん、そしてエツコにしてもそうだったに違いない、理由なんてないんだ、「彼を愛している」それだけが理由だったんだ、、、ただ運悪く、責任がもてない男を好きになってしまっただけなのだ、、誰かを傷つけようとか、誰かを不幸にしようなんて思ってなかった、ただ、好きな彼と幸せになりたかっただけ、、それだけなのだ。「魔の腐れ縁スパイラル」抜け出せない私達の未来に、幸せは待っているのだろうか? 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年03月24日
コメント(0)

エツコの話しはその後二時間も続いた。かなり長いのでその後の話を省略して書こう。エツコの話しはこうだった、、、エツコとジムはその後も同じ暮らしを続けていた。エツコが半年後に日本に出稼ぎで帰り、50万から100万円貯めると再び戻ってくるという遠距離事実婚みたいなものをずっと続けていたのだそうだ。半年で200万円をためた時期もあったと話していたが、一ヶ月で30万も貯めれる職業というのはどういうものなのか、私は聞かなかったし、彼女も何も話さなかった。そんな暮らしが続いた5年後、彼は大学を卒業た、それと同じ頃、祖父母の遺産が、かなりの大金で彼の懐に入った来たそうだ。彼はそれをダウンペイメントにビクトリアとバンクーバーに家を買った。そして運良くビクトリアでガバメント系の仕事が見つかった彼の生活は、安定していて将来もはっきりと見え始めていたのだ。だが、彼はエツコとの約束を果たそうとせずそれどころか、将来の話をするのを極端に嫌がり始めたというのだ、、それでもエツコは彼を信じて、その後も遠距離事実婚を続けていた。「昔は、仕事が見つかったら、すぐにエツコを迎えに日本にいくよ、、なんてロマンティックなことを言っていたのにね、、ビジネスクラスの飛行機のチケット二枚もって迎えに行くよってね。今じゃ、彼が何を考えているのか、将来どうしたいのかさっぱり分からない、だからと言って、彼に聞く勇気もなくって、、、今は出来る限り彼の負担にならないようにこの生活を続けたいって思うの、、私が何の反乱も起こさなければ、気の優しい彼は、私には別れを切り出す事ができないだろうって、、そこまで計算しているのよね、、、都合のいい女よね、私って、、、」彼女の延々と続いた愛のストーリーは終りかけていた。私は何故か悲しい気持ちに襲われて、自分のことは何も言う気になれなかった。別れ際に私達はメルアドの交換をし、また機会があればお茶をしましょうと言って、私達はその場を去った。エツコは右に、私は左へと歩き出した、、、エツコのこの10年間ってなんだったんだろう?そんなことを考えると、空しい感情が私の心を支配し始めていた。そして、見てくれだけでは若い私に勝敗があるにも関わらず、私は深い深い敗北感を味わっていた。冷たい風が頬を突き刺す、今まで自分の知っていたジムが消え始めていた、、そこには、私の知らないジムがいて、遠くへ行こうとしている、、、私にはもう彼を追いかけることが出来ないんじゃないだろうか?いったいどれくらい走り続ければ、彼の心に到着するのだろうか?私のエツコへの敗北感は徐々に疲労感へと変わっていった、そして残された最後の体力さえエツコに奪われ始めていたのだ。楽しいはずのクリスマス前、、、、お店から流れるクリスマスソングがもっと私を惨めな気分にさせていた。 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年03月22日
コメント(2)

癖なのだろうか?彼女は左耳のピアスをいじり始めた。少し落ち着かない様子のエツコ、、、厚化粧な顔の色とはまったく違う細い長い首、、そしてその下は形のよさそうな二つの膨らみへと続いている。「日本に帰ったときは、ちょうど31歳になろうとしてたわ、、それから必死になって探したけどいい仕事が見つからなくって、、、まあそれまで”おき楽腰掛OL”していたから、なんの努力もしなかった、キャリアを求めなかった私への罰だったんだろうね、、、でも若い時なんて、そんな時が来るなんて思わなかったのよね、、仕事でミスをすれば、ちょっと媚びた笑顔で、それも甘ったれた声で謝れば、何でも許してもらえたのよね、、それがずっと続くと思ってた、、、いや、、、ずっと続くというより、、続かなくなる頃には、、幸せな誰かの奥さんになってると信じきっていたの、、、そんな女でしょ、、ふわふわしすぎてた30女になんか、いい仕事なんて見つけられるはずもなかったわ、、」長い綺麗に巻かれた彼女の髪は、39歳という年のせいだろうか、砂漠に生えたサボテンのように棘があり艶がなかった。彼女の茶色い髪の毛も、染めたというよりもドライヤーのあてすぎで痛んだ色をしているのが近くでみるとよく見えた。ただ黒目勝ちな瞳だけが彼女を若く見せていた。「とりあえずは夜のバーで働き出したのよ、、、そんな馬鹿な私にお金が手っ取り早く貯めれる方法ってそれぐらいしか思いつかなくって、、それからね、、凝りもせずに半年後、必死で貯めた50万円もって、再びバンクーバーに来たのよ、彼との将来のことを決めるためにね。彼は相変わらず色んな女の子をつまみ食いしてたわ、、、でも幸い本命はいなかったみたいで、今まで住んでいた私達のアパートに私は転がり込むことが出来たの、、、」彼女は恥ずかしげもなく、初対面の私に自分の全てを話そうとしていた。何を言いたいのか?何のためなのか?私はそれを探るように、彼女とジムの過去に耳を傾けていた。「ジムはね、仕事を見つけるまで待って欲しい、それまではどういう風に返事していいかわからない、の一点張りだったわ、、、私は50万の所持金だけでしょ、、、出来るだけ長くカナダに居たかったから、アンダーテーブルで働き出したの、人の家の庭掃除から家の掃除、いわゆる何でも屋よね。ふふふ、、、31になって何でも屋よ、、笑えるでしょ、、、人にこき使われて、あーだこーだと文句言われながら何も言わずに働いたわ、、、プライドも何もかも捨てて、、まるで奴隷のような仕事していたわ。日本人のクライアントも何件かあってね、日本人の奥さん達に言われるがままに働いたわ、、私と同じ年ぐらいの日本人の女の子達に使われてたの、彼女達には子供もいてね、たまに子供の世話もしたわ、、、、彼女達には簡単に手に入るような幸せを、私は掴むことが出来なかったのよ、、お腹を空かせた子供のように、私は彼女達の幸せを指を加えてみているだけだった。それが一番辛かったかな、、、でも、、、それも全て、天国にいった我が子とジムの将来のためだったのよね。いつか私も彼女達のように、あんな笑顔を人に見せてやるってね、、そう思って働き続けたわ。」 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年03月20日
コメント(4)

「彼、ちょっとだけ、、、いや、結構女癖悪いのよね、、、」彼女は少してれたように笑う、、笑うと目じりの皺がグランドキャニオンのようにそびえ立つ、、、「私が日本に帰るまで、1年間一緒に暮らしたけど、そのうちにね、、、え、、っと、、3回は浮気したかな、、」「え?3回も?」「そう、3回よ、、最後までの浮気なら3回かな、、、軽い浮気をいれたら、、もうちょっと数が増えるかも、、軽く10回はあったんじゃないかな、、、私は何処まで行ったかしらないけれど、デートして、キスしてって、、軽い浮気をされた子たちは、私の存在を知れば、すぐに消えていなくなっちゃうんだけど、最後までした浮気の子たちはすごかったわね、、、何度も呼び出し食らって、そのたびに叫ばれたり泣かれたり、なじられたり、、彼の前ではいい子ぶって、物分りのいい女ぶって、、、純情そのものの顔してさ、影では私を罵倒して、別れさせようとしていたのよね、、、」彼女が大きな溜息をつく、、、と同時に、タバコのヤニの匂いも漂ってきた。「彼に彼女達のことを聞いても知らぬ存ぜぬでしょ、、、もうのれんに腕押しって感じで、、、一年暮らした後、こんな男もう駄目だな、、って思ってね別れる覚悟で日本に帰ったのよ、、、」白いセーターからは白い細い腕がでていた、、指も長く、その先には綺麗に手入れされた爪が光っていた。「それで、、、別れる事が出来たんですか?」私は恐る恐る聞いてみた。「いいえ、、、必死の覚悟でカナダを飛び出たのに、それなのにさ、、、、お決まりのようだけど、、、生理が来なくってね、、、、彼の子供を妊娠していたのよ、、、すぐに国際電話をかけて彼に相談したら、おろして欲しい、って、、僕はまだ学生だし家族は養えないって言われて、、、結局日本で一人でおろしたわ、、彼に同意書にサインしてもらったら簡単にできたのよ、、、惨めだったわよ。」彼女の左手の薬指には小さなダイヤがちりばめられたデザインリングが光っていた、、、プロミスリングだろうか?「それからなのよね、、、子供をおろしてから彼に異常に執着するようになったのは、、きっと自分の子供を殺してしまった最悪感からか、、もう一度彼との間に子供が欲しくなったのよ、、もう一度このお腹にあの子を宿らして、そして彼と一緒に幸せに暮らせれば、、そうすれば、、あの嫌な過去を忘れる事ができるんだってね、、、もう一度天国に行ったあの子が戻ってくるって、、そして親子3人で暮らせる日が来るって、、、そう信じ始めていたの。」 続くランキングに参加しています^^押していただけると次の励みになります。
2008年03月18日
コメント(2)

「あ、有難うございます、ブラックのままでいいです、、、」「そう、、」彼女はそう言うと、カップを私の前に置き、席に座った。白いタイトのセーターからは、彼女の上半身が容易に想像できた、、、。巨乳、とまではいかないが、細身にしては結構大きな物が2つ胸のあたりについている、、いや、でも寄せてあげているかもしれないし、パットをいっぱい入れているかもしれない、、、「本当、今日はごめんなさいね、急に呼び出したりして、、、ジムからあなたのことは、はっきりとは聞いた事がないのだけど、こういうお友達がいるってことだけはよく話しに出てくるのよね、、あ、でも誤解しないでね、、なんて言うのかな、彼は私のモノ、とか、、、そんなこと言いに来た訳じゃないの彼が素敵な人と知り合えた、、なんて言っていたから、、私もあなたと知り合いになれたらな、なんて思って、、、そんな深い意味はないの、、、」彼女の口から出てきた「友達」という言葉に少々傷ついていた、と同時に、彼女の「素敵な人」この言葉には少々の戸惑いを覚えていた。というのも、今日この場で彼女と罵り合う覚悟で、彼を奪い合う覚悟で来た私にとって、彼女からの褒め言葉のようなものは不要だったからだ。私はどう返事していいか分からず、その場を持て余すように珈琲を口にする。エツコはそんな私に察してか、彼女の話を始めたのだ。「ジムとね知り合ったのは今から10年も前かなあ、、、私が29歳の時にワーホリで来たときに知り合ったのよね、、」私は心の中で叫んだ、、、「えっつ!じゃあ、エツコは39歳?」どう見ても彼女の仕草や若いいまどきの格好からは私と同い年かそれとも年下としか見えなかった。「ジャパニーズレストランで働いていてね、彼がその店によく来たのよ、、、」彼女の年齢がまだ信じられず、彼女が39歳だと言う証を何処かでさがしている私、、、あ、そういえば、化粧が厚い、、特に目じりと口元、、目の下は近くでみるとペンキを塗りたくったように塗りつぶされている、、口元もそうだった。小さい吹き出物が口の周りにたくさんあった、彼女の厚塗りはその月のクレーターのようなでこぼこしたものを綺麗に覆い隠していた。「彼はそのときまだ学生だったかな、、、あまりお金がなくってね、、私もワーホリで少ないお金しか稼げなくって、気がついたら一緒に暮らし始めていたってかんじ、、、」彼女の大きな黒目勝ちの目は、一瞬童顔には見えたが、この厚塗りを引き算すれば、やはり彼女は39歳だろうか? 続くさて、今日のランキングは何位?
2008年03月13日
コメント(0)

ドアを押して中へと入った。夕方近くのカフェは学生やらビジネスマンでいっぱいで、私はしばらくドアに立ち、彼女を探していた。人が多すぎて彼女を見つけれずにいたのだ。しばらくすると、奥の席に座っていたエツコが立ち上がったのが見えた。私の方に向かって勢い欲手を振ってくれていたのだ。エツコを見つけた少しの安堵感と、これから何が始まるのだろうかという好奇心にも似た不安が入り混じった気持ちが一瞬胸をよぎる、しばらく手を振り続けるエツコに少しの会釈をしながら席へと向かった。「ひょっとすればすごく良い子なのかも、、、」少し無邪気に見えるエツコの手の振り方を見て、そう素直に思えた。「は、はじめまして、、道子といいます、、、」私は軽く自己紹介をすると、ゆっくりと席に座った。今まで嫉妬を持ち続けていた写真の女が目の前に座っている、、なんだか夢の中の出来事のようで、私は軽く太ももをつねってみた。「さっきはいきなりごめんなさい、、、ああいう形でないとあなたに会えないかな、って思って、、私、すごく緊張しちゃったわ、、、」私は、少しはにかむエツコを見ていた。「あ、道子さん、何か飲む?私が呼んだし、私におごらせてね」そういうと彼女はすばやく立ち上がった。「えっと、すいません、じゃあ、レギュラー珈琲でお願いします」彼女はOKの言葉の変わりに軽く笑顔をつくった。まずは敵の全てをしりたいように、私は彼女の後姿を目で追う、、、短いスカートからは細い長い足がでている、、、それを格好よく覆い隠すように彼女は長い黒のブーツを履いていた。足の太い私には履けるブーツが早々ない、、あったとしてもヒールのないブサイクなブーツだけだった。あの足が、ジムの愛した女、、いや愛している女の足なのだ。その足の上のタイトなスカートからは形のよさそうなお尻が想像できる、、、きっとジムの大好きな白い清楚なパンティを履いているに違いない、、軽い嫉妬が胸を再びよぎる、、程よく引き締まったウエストに、、、胸は、、、胸の大きさは、、、私の覗き見のような行為をさえぎるかのように、いきなりエツコは振り返り、こちらに向かって歩いてくる、、、手には私のレギュラー珈琲を持って。「ミルクとお砂糖入れるのか、聞いていくの忘れて、ブラックのままなんだけど、、何がいい?」彼女は優しく私に尋ねる、、、きっとジムとお茶をするときも、彼女はこうやって手取り足とり彼の面倒を見ているのだろう、、、。 続くさて、今日のランキングは何位?
2008年03月12日
コメント(0)

「いや、それだけじゃない、、、彼は私の夢男だったんだ、、、、夢の中で愛した男、、、そう彼が夢男だと確信したから、、だからだから、私は運命を感じて全てを彼に与えたのだ、、、、」ただ、彼を愛するようになったちゃんとした理由が欲しかった、、その理由を見つけるかのように、頭の中で自問自答していた。ワンブロック先にスタバが見える、私は赤信号で立ち止まりながら鼓動が早くなるのを感じていた。「寒いね、、、」誰かが誰かに話しかけている、、、私だろうかと少し躊躇しながらそちらのほうへと振り向くと、男性が優しい目でこちらを見ている、、栗毛色の髪が寒い風にゆれていた、少し潤んだ綺麗なブルーの瞳が私を見ていたのだ。「ええ、、、」私は軽く笑顔で答えた。その笑顔で調子に乗ったのか、「ね、寒いから何処かでお茶しない?」彼は挨拶のように軽く聞いてきた。黒のカジュアルなハーフコートからはジーンズを履いた彼の長い足が出ている、、、彼の長そうな首にはベージュ色のマフラーが格好よく撒かれていた。そう、、、彼は私好みの男前だったのだ、、、「わ、私、、、行きたいけど、、友達と約束があるの、、」それがその時の本音だろうか、、、ジムとのことでエツコと話し合いがあるにもかかわらず、私は彼について行きたいと思った。「そっかあ、、残念、、じゃあ、今度また機会があったら一緒に行こう」彼は私の答えを軽く受け流しているようだった、、信号が青になり、二人は歩き出す、、、「じゃ!」彼は少し手を上げるとすばやく私を追い越して行った。何か取り返しもつかない様なことをしてしまったのではないかと、何故か心には不安が入り混じった後悔が波のごとく押し寄せてきた。今日の話し合いでジムとは別れるかもしれないのだ、、、もし、そうなった場合、あの男前の誘いをそのまま見逃してしまったことを後で後悔するだろう、、、「電話番号聞いてくれたらすぐに教えたのに、、、何故聞かなかったのよ、、、」みっともなくも、私はそんなことまで考えていた。しかし、男前の彼からの誘いは、私にいくらかの勇気を与えてくれた、、、こんな汚い格好をしている今日に誘ってくれた彼に感謝していたのは確かだ。まだまだ私はすてたものじゃない、、、まだあの女、エツコと張り合うことは出来るかもしれない、、、そう思い始めていたのだ。それと同時に何故か、夢男とさっきの男を見比べていた、、、「彼も夢男に似ているかも、、、、もしあの男が、、、ジムより前にああいう風に誘ってくれたなら、、私は彼を夢男と思ったかもしれない、、」私はただの通りすがった男に逃げ道を作ろうとしていたのだろうか?それとも認めたくなかった事実を見つけてしまったのだろうか?そのことに対して答えを出す時間もなく、私はカフェの前に着いていた、、、、 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2008年03月10日
コメント(2)

すでに幕はきって落とされていた、、、もう逃げも隠れも何も出来ないのだ。二時間後のあの写真の女エツコに会う。こんな時、頭の良い女性ならばアレコレと彼女と戦うべき作戦を立てれるだろうに、私にはそんな能力は備わっていないようだった。ただただ動揺して、その場から逃げ出したい、そればかり考えていたのだ。不器用でブサイクな女自分を客観的に見て、他人にそう思われても仕方がないと思うと同時に、そんな女がジムに愛される資格があるのだろうか?とも考え始めていた。そんなことを考えているうち、二時間はあっという間に経った。客足が少なくなった時を見計らい、私は気弱な歩き方でカフェのドアへと向かっていた。幸子さんの心配そうな視線が私の心をつく、、、まだまだ私にはこうやって心配してくれる人もいるんだと彼女の視線をありがたくも感じていた。いつもなら「お疲れさま」と言って、仕事を終えるのだが、その日は何故か「行って来ます、、、」と、これまた気弱な声を幸子さんにかけていた。「行ってらっしゃい、、、私は今日は遅くまでいるから、、、またこっちに戻ってきたくなったら戻ってきてね、、、」何か暖かいものが私の心に入ってくる、、、私は彼女に軽く頷くと、カフェのドアを押した。「はあ~~~」カフェの外へ出ると大きく深呼吸した、白い煙が息と共に出てきた、、外はけっこう寒かったのだ。風が立ち、私の安物のコートの隙間から風邪が入ってくる、まるで私の心のようだった、、、「寒い、、」私は前かがみになり風を防ぐように歩き出した。彼女が指定したスタバまで、ゆっくり歩いて10分、、自然とジムのことを考え始めていた。「どうして私は彼を愛するようになったのか?」もし彼女に何かを聞かれたら、自分の気持ちをしっかり伝えなければならない、、、今この10分で全てをおさらいするように、彼との事を思い返していた。「どうして彼を好きになり始めたのか、、、それは、、彼が男前だから、、これは外せないよね、、あ、それにお金も持ってそうだし、、そうそう、女性の扱いもソフトで私の心をしびれさせたっけ、、それに彼はロマンティストで、ワイングラスを持つ彼の仕草は、何度も私をとろけさせたな、、、、それに彼は私を大事にしてくれた、きっと私を愛してくれてるからだと思う、そうじゃなきゃ、迎えに来てくれたり晩御飯ご馳走なんてしてくれないよね、、でも、、、、それだけ?かな、、、、」 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2008年03月06日
コメント(2)

もし、私が何の責任も持てない小学生だったら、、いや、中学生でも構わない、そこにある背負わなければならない責任から逃れても、「しょうがない、まだ子供だし、、」と、許される年頃だったなら、きっと私はその場から走って逃げていただろう。でも私は33歳、ここでは学生であっても、日本では馬鹿な役立たずのOLとはいえ、10年も社会で働いてきたのである。目に見えない「大人として逃げてはいけない責任」によって、私はなんとかその場に踏みとどまっていた。「3ドル25セントになります、、、」少し上ずった声で言いながら、幸子さんがモカを作り始めたのを横目で確認していた時だった、、、「それと、、、」彼女の長い髪が揺れると、香水の匂いが少しただよった、、ボディショップのムスクだろうか、、、?「私、ジムの知り合いでエツコといいます、、、」彼女の黒目がちの大きな目は少し動揺しているように見えた、、、ムスクが鼻突き刺すように漂ってくる、、、きっとこの匂いも嫌いになるだろうなとそんな事を頭の片隅でぼんやり考えながら彼女の方を見た。「えっと、、、、ジムのことでお話したいことがあって、、、お仕事終った後、もしお時間があれば、ちょっと付き合って欲しいんですけど、、、」「え、えっと、、、」いきなりの彼女の誘いに、どう返事していいかわからなかった今日のシフトが何時に終るかなんて頭からすっぽり消えていた、、そう頭の中は真っ白だったのだ、、しばらく沈黙が続いた後だった、数秒だったか、数十秒だったか、、「今日はそんなに客も来ないし、好きな時に上がっていいわよ、、、」私の心を読んだのか、幸子さんが私の耳元で囁いた、、、「あ、じゃ、じゃあ、、、あと二時間したら仕事終わるんですけど、、、それぐらいなら、、、、大丈夫です、、、」喉がからからだった、軽く明るく陽気に返事をするつもりだったが、私の顔は不気味な笑い顔の女になっていたかもしれない、、、「じゃあ、二時間後に、、あそこのコーナーにあるスタバで待ってます、、」そうエツコは言いすてると、出来上がったモカをサッと手に取り、すばやく店を出て行った。どうして二時間後と言ったのだろうか?すぐに上がれば幸子さんに悪いと思ったのか、それとも心の準備をするのに二時間必要だと思ったのか、、、私は、エツコが去った後、明日にすればよかったと後悔していた。こんな汚い格好のまま彼女に会えばそれだけで「女として負けた」気分になるのではないだろうか?喉が渇き、両足が小刻みに震えていた。33歳になって一人前に何でも対処できる人間になれていたんだと心のどこかで自分自身を自負していた、、そんな積み上げてきた「自分」が一気に崩れていくのを感じていた、、「情けない」私はそうつぶやくと両手で震える足をさすっていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2008年03月04日
コメント(4)
突然ブログを中断し申し訳なく思ってます、お休みの間コメントいただいた方、申し訳ございません。後日、改めてお返事したいと思います。ブログは終っておりません早ければ2月後半、もしくは3月より更新予定です。中断する前にお知らせ入れればよかったのですが、反省してます。今度、もしこういう事がある場合は、何が何でもお知らせしたいと思います、ご迷惑をかけて本当にごめんなさい。理由は個人的な理由でここではちょっと申せません、ごめんなさい。いつかこれもお話にできればな~と思います。やっと更新できそうな余力を徐々に見つけつつあります、また皆さんが遊びに来てくださることを祈ってます。 幸子
2008年01月24日
コメント(6)

あの衝撃的な目撃をジムに話したかと申しますと、答えは「NO」である。これもあの、「ババたれの掴んだ王子を逃さないルール」にのっとってのことで、ウサギが好きな彼にはウサギのように徹する、、、そう、耐え忍び、何も言わずに待っているほうが彼には効果があると思っていたからだった。だが、エツコがバンクーバーに居ることを知ってしまった以上、考えねばならない事が色々でてきたのである。この時期、11月末にここにいるということは、きっとクリスマス、正月をジムと過ごすために居るに違いない、、もしかすれば正月も、、、いや、ひょっとすれば一生住むつもりで来たのかもしれない、、、あの女、エツコがどう出てくるかはまだその時の私には未知のことであったが、最悪の場合を想定し、すべてを阻止し、何が何でもクリスマスのジムを確保しなければならなかった。そう、クリスマス、、、エツコがカナダに居るクリスマスで、ジムがどちらと25日を過ごすかで彼の本命が分かるのだ、、、後1週間もすれば12月に入り、そうなれば学校も終るのでそのまま何か理由をつけてジムの家へクリスマスまで居座る、と言う手もあったが、それはしたくなかった。自分から行くのではなく、ジムが私を選んでくれる、そういう構図が一番望ましいと思っていたからだった。百合に相談したところで、「次、行きなよ、なんで二股かけてるような男をまだ追うわけ?この世の中、男の数なんて星の数も、いるのよ、、、次探しなさいと、、、」と言われるだけなのは目に見えており、相談さえもしなかった。そんな、一人悩む日がもんもんと続いていた、、、。その日は久しぶりのカフェでのボランティアの日で、それは都合がいいと、私は幸子さんに相談する気満々であった、、、いつものように昼のラッシュを過ぎると客は少なくなり、最後の一人の注文を終えると、待ってましたといわんばかりに私は幸子さんに声をかけた、、、「あの、、、実は相談したいことがあって、、、」幸子さんはラテを使い終えた器具を洗いながら私の方を見た、、、「何かあったの?」浮かない顔をしていたのだろうか?私の不安を読み取った幸子さんは心配そうに聞いてきてくれた、、、、そのときだった、、、ドアが開き、、、客が入ってきた、、、見覚えのある女、バリバリ日本製の服をきて、髪はくるくるカール、、、この糞寒いのに超ミニスカートからはモデルのような足がはみ出しすぎていた、、、私は、、、ジムに会う予定もないので無造作に髪をひっつめ、ごわごわのアクリルのセーター、、、毛玉が少々目立ちすぎていたかもしれない、、、それに色気のないちょっとルーズなジーンズにスニーカー、、自分の汚れたスニーカーを見て、どうして今日はお洒落してこなかったのだろうと少し後悔していた、、、そんな井出達でキャッシャーの前に立ち、私はゆっくりと顔を上げ、その女を見た、、「モカ頂くは、、ホイップたっぷりのをお願い、、、」彼女がちょっと動いただけで、香水の匂いが私の鼻をつっついた、、、「は、、はい、か、か、かしこまりました、、、」体温は上昇し、からからに渇いた喉に自分の声が突っかかりながら出てきた。「33歳で、、いくらカナダといえど、、口紅ぐらいはつけるべきだった、、、」そんなくだらない後悔をする私の目の片隅に、幸子さんの青ざめた顔が映る、、、、その女は何を隠そう写真の女、エツコだった。クリスマスまで後一ヶ月、、短いようで長い私とエツコの戦いが始まったのである。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月19日
コメント(14)

「これください、、、」「はいかしこまりました。」その女性店員は再び商売的笑顔を私に向けるとレジの方へと戻り、綺麗にラッピングを始めた。意外と早く終ったジムへのプレゼント選び、、、後はその日のために「必殺下着」と、それにあったエッチなベッドルームシューズを買いに行く予定をしていた。「どこがいいかな、、やっぱラビアンローズかなあ、、、」実はこのクリスマス下着選びのために前もってジムの趣味を聞いておいたのだ。彼はどちらかと言えば、豹柄悩殺セクシー下着よりも、雪山を駆ける白いウサギ系が好きだと言っていた、、豹のような女よりも、ウサギ、、、リードを取られるよりも取るほうが好きなのか、、そう考えると全てのことに納得できるような気がしていた。カナディアンの女より、何でも我慢して言うことを聞く日本人、特に私のような女、、文句も言わず彼のしたいようにさせてあげている女、そんな女が彼は好みなのかもしれないと、、、。そんな事を色々考えながら外の景色を見ていた、、、、、急ぎ足で行きかう人々の中、ゆっくり歩くカップルを見つけた、、、カナディアンの男性と日本人女性、、、仲良く腕を組む二人、、、「え?」血の気が引くというのはこのことをいうのだろう、、、頭の中が真っ白になり、体中の血が全てどこかへ消えたように、私の体はしびれだした。舌もしびれ、足もしびれ始め動く事が出来ない、、、、店員が持ってきた可愛くラッピングされた彼へのプレゼントをどうやって受け取り、そのお店をどうやって出てきたかなんて分からないぐらい動揺していた、、、、気がつけば二人の後姿を目で追いながらロブソンに立ち尽くしていた、、「なぜ彼女がここにいるの?」心臓が止まりそうなのを押さえやっとしびれきっている口から出てきた独り言だった、、、、♪I'LL HAVE A BLUE X'MAS WITHOUT YOU~♪お店の中から古い感じのクリスマスソングが流れてきた。二人の後姿が人ごみに消えていく、、そう、私は偶然にも、ジムとあの写真の女、エツコが腕をくみながらロブソンを歩いているのを目撃してしまったのだ、、、♪I'LL SO BE BLUE THINKING ABOUT YOU~♪ジムは出張は無くなったと言っていた、だから私が毎週のようにビクトリアへ通っていたのだ、そう、私のため、彼のために、、、♪DECORATIONS OF RED ON THE GREEN X'MAS TREE~♪そして私は、ジムのバンクーバーのコンドへは一度も誘われた事が無い、、、♪WON'T MEAN A THING~♪色んなことが頭の中で交差しもつれた糸のようにぐちゃぐちゃになりはじめていた、、、♪IF YOU ARE NOT HERE WITH ME~~♪その古い曲の最後を聞きながら、それだけは避けねば、、、と考えながらも暫くその場から動く事ができなかった。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月15日
コメント(4)
久しぶりの独り言です^^カナダ、アメリカ地方、今日は金曜日ですね^^今から始まる週末に、胸を少々躍らせています、といっても何の予定も無いんですけどね、週末というだけで脳が勝手に反応しているんでしょうね^^それにしても、日本、すごいことになってますね、、、私ごときが政治に口出すのはどうかと思いますが、一言ね^^安部さん、いきなり辞めたんですね、、、いや、いきなりって言葉がこの場合あってるかどうか疑問ですね。衆議院選挙で自民が大敗しても続投したのに、今になっていきなり、、、何故?私のニュースの聞きかじりだけの知識ですが、続投を決めたのも、他からの圧力、それから株が大暴落、、、すごかったですね。それを修復するかのように、辞任の発表。かなりの圧力を受けたようですね、、可哀相。私の知識ではなんだか難しすぎる関係、、、どなたか解る方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします^^そういうことはおいといて、私のブログでは難しいこと抜きの恋愛専門ですからね^^日本の景気回復を祈りながら、道子は後ほど更新いたします^^ 幸子
2007年09月14日
コメント(0)

11月も末になると、街中はクリスマス一色になった。ロブソン通りにある街路樹にはブルー色の綺麗なライトが輝き、それに照らされる各々のお店のディスプレイもサンタの人形を飾ったり、ライトアップで雪が降るように見せかけたりとクリスマスを歌い文句に華々しく着飾り始めていた。何処からとも無くクリスマスの歌が流れ、その音楽とディスプレイとが異様なまでに安物臭くマッチしているにもかかわらず、街を通り過ぎる人々の購買意欲を掻き立てていた、、、私もその一人、、、今年のクリスマスは、彼氏?と呼べるような人が出来、生まれてはじめての彼のプレゼント選びに街へと繰り出したのだ。せわしない街の雰囲気とクリスマスの音楽によって私の気分はもうすでにクリスマスになっていて、そして男性モノのプレゼントを手にとっては、あのビクトリアの彼の家の暖炉の前で、二人肩を並べている姿を想像していた。私達は一枚の暖かい毛布を肩からかけ時たまワインを口の中で転がす、、、そして甘い囁きと共に彼からの口付け、、、「男性モノのプレゼントをお探しですか?」そんな私の妄想を突き破るように女性店員が声をかけてきた。商売的な笑顔を私に向ける店員に、、「ええ、、、大事な彼へのプレゼントを探しているの、、」とちょっと自慢げに答えた、、もちろん、その店員は生まれて初めての彼へのプレゼント探して有頂天になっている私のこころなど知るよしもなく、「これなんかどうですか?」とシルバー製のネクタイピンとカフスのセットを私の前に差し出した。「これはBCのデザイナーが作ったもので、世界に一つしかないデザイン、一つ一つのデザインに名前があってね、、、えっと、これは、エターナルですね、、、」そのカフスとタイピンはその名のごとく、8の字を横にしたようなデザインになっていた、、、「エターナルかあ、、、、」独り言のようにつぶやきながら私はタイピンを持ち上げた。「クリスマスプレゼントにはもってこいですよ、、、永遠、、これからもずっと永遠に二人の仲が続くように、、、そういう思いがこのデザインに込められてるんです。」「永遠」ジムと私の間が永遠に続けばいいと何度も願った、、そしてその願いを叶えるため、私は必死で背伸びをして頑張っている、、、そう、、、頑張れば続くと思っていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月13日
コメント(0)

「まだまだ私達の町はかなり封建的だから、、、彼たちの結婚なんて無理、、それに、菊ちゃんって彼氏がいたんでしょ?ジュンは、彼女は処女じゃないから結婚は無理だって言っていたけど、、、」ミミはせわしなく本をカバンに入れた。「だって、二人で結婚の約束したって聞いたよ、、」私は反撃するように彼女に問うと、「私は関係ないよ、ジュンが言っていたことを言っただけ、、、彼の家は地元の地主だし、面子とかあるんじゃない?日本人って言うだけでもあの村では受け入れられないのに、その日本人の女の子が昔彼氏がいたなんて村中に知れ渡れば、、、そんなの絶対無理、、、でもなんで日本人は結婚する前にセックスするんだろうね、気持ち悪いよ、、、」「でも、そんなのもジュンが黙っていれば誰にもわかんないことじゃない、菊ちゃんが処女じゃないなんて、誰かが言わない限り、誰にも知ることはできないじゃない、、、」彼女は薄気味悪い笑みを浮かべ、「私が知ってるじゃない、、、、それにジュン自体も嫌だったんじゃない?男を知っている女と一緒になるなんて、、、もし仮に菊ちゃんがジュンと付き合う前に処女だったとしても、もうジュンとはそういう関係になったんでしょ、、、いくらジュンが菊ちゃんの最初の男で菊ちゃんはジュンしかしらなくても、もう菊ちゃんは処女じゃない、、、、ジュンとは無理なのよ、、、、」「そんなの道理に叶ってないよ、、筋が通ってない、、、それに、今回のことはジュンが必要以上に菊ちゃんに迫ったから、だから菊ちゃんは付き合いだしたんじゃない、、、」「勢いなんじゃない?ほら、韓国帰れば韓国の女の子ってそういうことさせてくれないじゃない、日本の女の子は綺麗な子多いし、それに簡単にそういうことさせてくれるし、、、、ここぞとばかりに羽伸ばしたんじゃないかな?」彼女はそう言い終えると席を立ち教室を出た。納得のいかない他人の恋愛関係に腹を立て、きっと今頃、日本の彼氏と必死になって別れようとしている菊ちゃんのことを考えていた。第3者の恋愛に口を挟み、今さっき、ジュンが言った言葉、ミミが教えてくれた韓国の田舎の事情を菊ちゃんに言うべきなのだろうか?もし、日本の彼との別れが縺れているのあらば、今すぐ菊ちゃんにこのことをつたえ、その別れに待ったをかけられるのではないだろうか?そうすれば菊ちゃんは日本の彼氏とやり直しができるかもしれない、、、ジュンは世間体があるから、菊ちゃんと結婚できないのか、、、心と体、そして世間体が一致しないと結婚なんてむりなんだろうか?何故だか私はジムを思い出していた。「彼の私への行動は、心と体と世間体が一致したものなのだろうか?」それから、菊ちゃんは私達の前には2度と姿を現さなかった。メールもつながらない、実家の住所も分からない、彼女と連絡のつきようがなかったのだ。心配する私と百合の元へ、菊ちゃんから連絡があったのは、それから一年後のことだった。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月10日
コメント(4)

11月に入った。外の気温はすっかり冬、吐く息が白くなっていた。菊ちゃんがバンクーバーを離れて3週間が過ぎた。最初は1週間で帰ってくると言っていた彼女だったが、別れ話がもつれたのだろうか?百合も私も、菊ちゃんの実家の電話番号は知らず、何度か菊ちゃんのメールアドレスにメールをしてみたが、一切音沙汰無しだった。菊ちゃんの愛人、つまりジュンは、菊ちゃんが3週間もいないのに心配した様子は無く、普段どおりの生活を送っているようだった。もしかすればジュンのほうへ菊ちゃんから連絡が入っているかもと、ジュンにそれとなく聞いてみると、「え?菊ちゃん?連絡無いよ、、、日本の彼氏とよりでももどったんじゃない?」と軽く答えていた。その彼の言葉に私は納得がいかなかった。若いと言えど、結婚を誓った相手が前の彼氏とよりを戻しているかもしれないことを平気で言う男、、「ジュン、心配じゃないの?菊ちゃんジュンのところに戻ってくるって言っていたんだよね?私は菊ちゃんからそう聞いたよ、ジュンと一緒になるって、ジュンのために日本に帰って、日本の彼と別れてくるって、、、ちゃんと別れた後、ジュンと一緒に韓国行くって、、、」「ああ、、、ま、そういう約束したけど、、菊ちゃんとは、、、、無理だよ、、、、」言葉少なげな彼の台詞は途切れ、私達の間にはしばしの沈黙が流れた。ジュンは何か落ち着きなさそうに首をゆらゆらゆらし始めた、、これ以上何かを言えば怒り出すだろうか?泣き出すだろうか?彼の窮地に立たされた表情を私は見ていた。しばらくおどおどし続けた彼は私の目を見ずに教室を出て行った。「ジュンね、結婚する気なんてないよ、、、」教室に一人突っ立っている私の背後から声がした。ジュンと同じ、コリアの田舎から来ているミミというクラスメートだった。ずっと私達の会話を聞いていたのだろう、、、「え?なんで?」「私もジュンもね、ソウルじゃなく、田舎出身じゃない、、あんなところに日本人の女の子なんて連れて帰れないよ、、」流行を遡ったファッションをいつも身にまとう彼女、どこで買ったのか想像も付かないようなベースボールキャップをいつも被ってはいたが、何故だか身のこなしはしなやかだった。私は、テディベアのアップリケが付いたトレーナーの袖から白い華奢な腕をだし、ノートや教科書をカバンにしまい続けている彼女を暫く見続けていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月07日
コメント(2)

バンクーバーへ来なくなったジムへ会うため、週末のビクトリア旅行が2週間も続いていた。今までは受身だった夕食も、自分の家庭的女ぶりを披露する為、私はせっせと日本食の材料を買い込み、たまにはバンクーバーの自分の家で味付けの下ごしらえをしてバンクーバーの彼の家へ持って行っては彼のために夕食を作る週末が続いた。そんな私を、「道子は家庭的だな、、料理もうまいし、家に来れば僕の一週間溜まった洗濯物を全部してくれるし、家の掃除まで、、、夜もなかなかだし、、、こんなお手伝いさんがいるなら、僕は一生確保しないとね、、、」といいながら、悪戯っぽい目で私を見た。お手伝いさんやナニー、なんと言われようが、私はこの「一生確保」という言葉に胸を躍らせ続けていた。そして、たまにラビアンローズに出かけては、セールラックを漁りセクシーな下着を買い込んだ後、来週末のジムとの夜を想像しては、一人ロブソンをほくそ笑みながら歩いたりしていた。エツコのことは忘れたといえば嘘になった、ジムとの恋愛に彼女は欠かせないぐらいに存在は大きく、バンクーバーの家に一人いるとき、ジムへ会うためにビクトリアへ向かうフェリーの中、ビクトリアで彼との甘い夜を堪能しているとき、彼女はクルクルカールの髪型に厚化粧、ミニスカートからにょきにょきでた白い形のいい足を見せ付け、女の色気を前面的にだしながら、不意に私の心に登場し、「PS,浮気はだめよ、、」と軽くウインクしながら言う彼女の余裕綽々の笑顔はかなりかなり私を不安にさせたのである。それでもそんなことは時が解決してくれると思っていた。時が経てば嫉妬に狂いそうな彼の過去も全て忘れると思っていた。その時の私がしなければならないことは、ブスはブスなりに、彼一筋の純情振りを発揮させ、彼の痒いところに手が届くぐらい彼に対してフットワークを軽くし、その至れり尽くせりの道子菌を彼の体全体におもいっきり浸透させることだった。そうなれば彼は私無しでは生きることはままならないはずで、私は彼の、「妻の座」へとどうどうと胡坐をかいて座る事ができると思っていた。そして、いつか子供が出来たならば、私を裏切った先輩に、かっこよかった山君、それに、勝田、、、いや、勝田はどうでもいいか、、、なんにしろ、私を裏切った女友達と、私をフッた男全員に私の幸せな写真をそれもシンデレラの王子のような男性とその男の子供が写った写真を送りつけようと計画していたのだ、、、。ブスはブスなりに生きればよかったのに、不意に現実に訪れた夢の中の素敵な王子様は、私をシンデレラな気分にさせ、素敵な未来をくれると信じていた。しかしながら自信の無い自分、彼の過去の女がたまに顔を出し、いつか魔法が解けてしまうのではと、私を怯えさせる事が日増しに多くなっていった。私は必死だった、、、目の前にある幸せをどうしても逃したくなかった、、ガラスの靴を他の女に取られるなんて何が何でも防がなければならないことになっていた。私のまっすぐだった純情は、熱で溶かされた鉄のように、どんどんと変形し、曲がりくねろうとしていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月05日
コメント(2)

10月の中頃、菊ちゃんは学校を休んで日本へ帰った。「来週の月曜日にはもどってくるわ、、、彼と別れるだけだから、、、ちゃんと面とむかって別れを告げたらジュンの元へ行くの、、」そう言い残して彼女はバンクーバーを離れた。百合は百合で最近はロベルトとではなく、ダンと週末は過ごしているという。彼女いわく、「ダンといると楽なのよ、、放っておいても必ず向こうから連絡が来るし、浮気の心配いらないほど私一筋だし、、彼の前であぐらかこうが、臭いおならをしようが何しようが彼は私を愛しい眼差しで見ていてくれるのよ、、、そんな彼といると、、なんていうかな、、安心、、なのよね、、海で言えば波一つ無い穏やかな海、空で言えば雲ひとつなく、隅々まで見渡せるっていうのかな、、、ははは、、私としたことが、ちょっとキザにポエム作っちゃったね、、、う~ん、、、まあ、見てくれは私のタイプじゃないけど、、、あいつのハートは暖かいよ、、、」そういう百合のホッペは少し赤かった。今までの荒れた恋愛で荒んだ彼女の心はダンによって修復されつつあるのだろうか?確かにダンは、男前とは言いがたかった。おばちゃん体系の彼は、お尻が少し大きいくせにいつも裾すぼまりの黒のジーンズを履いてあのお尻を強調していた。見たくもないのにいつも彼のお尻が私の視界を占領する、、、。「あんなのとセックスなんて絶対無理無理、、」彼のそれを見るたびにいつも心でそうつぶやいていた。形で言えば長卵型体系、、、目鼻立ちもイギリス人男性に多い大きい鼻がツララのように顔の真ん中につらさがっていた、、これを鷲鼻というのだろうか?彼の二つの大きな目も少々たれ気味で学校と仕事との両立で忙しいのか、目のしたにはクマのようなものをいつもくっつけていた。それでも、そんな王子様の姿からは程遠い彼の姿でも百合は幸せになれるんだ、、、そう、要は顔じゃない、心が大事よ、なんて思いながらもダンとシンデレラのストーリーから出てきたようなジムを見比べずにはいられなかった。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月05日
コメント(2)

エツコの手紙を盗み読みしたことなどおくびにもださずに私はその週末をジムと過ごした。いつものように彼のお気に入りのレストランで食事を終えると、さほど広くも無いダウンタウンのバーの中から一つをピックアップし、二人で繰り出した。いつものように彼の腕が私の肩をおおう。彼の体温が肩から伝わるといつものように少しの腋臭がほんのりと匂った。すべては先週と変わらずにいつもの週末が過ぎていく中、一つだけいつもと違い事があった、、、私の心の中だった。エツコとはもう既に終わったことだと何度も考えようとしたが、すればするほどあの写真の笑顔が私の脳裏をよぎる、、、「今日、道子はおとなしいね、、、あまりしゃべらないし、、、」ジムは心配して聞いてくれたのだろうか?きっと先週の私ならば、この言葉で一回りも二回りも舞い上がっていたはず、、、だがその日は、なぜだか彼の全ての甘い言葉は、いつか彼は私に愛想をつかすかもしれない、という恐怖を抱かせた。そしてその夜も、私はいつものように抱かれた、、、彼のベッドルームの窓からは月と星空が広がっていた、、私はそれを暫くみながら、不意にあることを思いついた。何故だろう、何故彼にそのことを告げたかったのか?告げて彼の反応を見たかったのか、それとも、彼に押し付けがましくそのことを知らせて純情な自分をみせたかったのか、彼にそのことを告げることで私の秘密を彼と共有し自分の恋心が後戻り出来なくなるようにしたかったのかもしれない、、、。私に背を向け隣で横たわる彼に、「気がついているかもしれないけど、、、、私、あなたが初めてだったの、、、」驚いた顔を見せるジムを見るのが嫌で、彼の薄い胸毛に顔をうずめた。「もし、私の何かが気に入らないのなら、例えば性格とか、服装とか、髪型、なんでもいいから教えて欲しいの、、頑張って直すし、言われたとおりにする、、、」私がドラマなどを参考にしながら勝手に考えた「掴まえた王子を逃がさないルール」は、男から見れば重い漬物石よりも重い女をアピールするルールだったのかもしれない。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年09月02日
コメント(2)

「正月?半年ってことは、今年の夏に、彼女は戻ってきたってこと?」一番最後の日付の手紙、それは別れのものではなく、エツコからの一方的なものであったにしろ、二人の将来がしっかりと書かれていたものであった。気がつけば時計の針は午後5時前をさし、私は急いで木の箱に手紙を放り込むとほどく前の蝶々結びを思い出しながら、それと似たように皮紐を結びクローゼットに押し込めた。手紙の日付がわからないものもあるが、大まかな筋書きがどんどん浮き彫りにされてきた。ただ一つまだわからなかったことは、「エツコはジムの彼女?だったのか、、、」だった。ジムはもうすぐ帰ってくる、彼に面と向かってエツコの話をして、彼に質問をぶつけてみるという手もあった。もしそういう風に彼に聞けたなら、こんな泥棒のように彼にいない間に彼の持ち物を引っ掻き回すことなど必要なかったのだ。だが、彼に直接聞く事など、その時の私には出来るはずが無かった。もし仮に彼に色々聞いたとする、、そうきっと、ジムは私を煙たがり二人の仲も終ってしまうというのは目に見えていた。もしかすればエツコがジムと広美の仲を詮索したように。「それでジムに嫌われたのかな?いや、でも最後の手紙は、、、」女として、自信の無い私が、33歳にしてやっとめぐり会えた王子様、、、ちょっとやそっとでは絶対逃がすまい、どんなことをされようが、どんなものを発見しようが私さえ我慢して彼を笑顔で迎えれば彼は必ず自分の元に帰ってくる、と信じていた。そう、付き合ったばかりの間柄なのに、私は既に女房気取りで「彼は戻ってくる」と信じたかったのだ。恋愛経験ゼロでブスな私が徐々に作り上げた「掴まえた王子を逃がさないルール」は、かなり偏見に満ち、他人からみれば、びっくりするぐらいいびつな形をしたものになりつつあった。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月31日
コメント(0)

「しつこいよ、、この女、、」私はしょうしょう苛つきながら封筒の日付を見た。去年の春ものもだった、、、。きっと、遠の昔に終ってしまっただろうと思われるジムとエツコのリレーションシップに一喜一憂する自分を馬鹿らしいと客観的に思いながらも、ジムとエツコの秘密を探りたい感情を止めれずにいた。話の内容からして、ジムはエツコと付き合いながらも広美と浮気をした、、、。エツコが問い詰めるとジムは開き直ったのか、エツコを突き放したような感じになっている、、、。「やはりエツコという女は、ジムにとって重荷?疎ましい存在だったのかな、、問い詰められたのかもしれないけど、ジムはエツコを嫌がっている、、うん、、」エツコの書いた一つ一つの文書を裏読み斜め読みしながら推理していた。「彼女の駅への乗車券?」エツコはジムの彼女ではなかったのか?なることさえできなかったのか?「どっちなのよ、、」声を少し荒げた独り言が誰もいない寂しい部屋に響く。別れたの、それとも彼女になっていなかったの?この疑問が心に重くのしかかる、、、時計の針は午後の4時半をさしている、、5時過ぎにはジムが帰ってくるはず、残された時間は30分、私は残りの手紙をあさり始めた、、、一枚の日付の入った手紙を見つけた、、、「今年の正月、、、私がカナダに来るちょっと前ね、、、」私は急いで手紙を開いた。「愛するジムへ、、あなたがこの手紙を読む頃、私は日本にいるのかしら?それとも太平洋の上空?半年だけあなたのもとを離れて日本に帰ることを決めたとき、半年なんてあっというまだと思っていたけど、いまこうしてあなたに手紙を書き始めて、半年なんて長すぎたと少し後悔しています。あなたはこう言っていた、半年間の日本滞在は、私にとってすばらしいものになるだろう、、ってそして私達のリレーションシップにもいい影響を与えるだろうって、、。そうね、私もそう思うわ、でも、あなた無しの半年間を私はどうやって過ごせばいいのかしら?もちろん私の居ないあなたの生活は快適でしょうね、(嫌味よ)あ~すでにあなたに会いたくなっている、早く日本から帰ってきて、あなたの胸に飛び込みたい、、その時は、きつくきつく私を抱き締めてくれるわよね?そしていつものように「I LOVE YOU」と私の耳元で熱く語ってね、、、。日本に着いたら電話するわね。色々有難う。 PS浮気はだめよ。 愛をこめて、エツコ」 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月30日
コメント(6)

本当いつもいつも遊びに来ていただき有難うございます^^ここ10日ほど、殆ど更新しなかったにもかかわらず、遊びに来てくださった方の人数がまったく減ってなかったんです。(ハイ、ランキングは落ちましたが→)「今日は更新してるかな?」なんて遊びに来てくれたのかな?って思うと、嬉しいやら申し訳ないやらで、、、今日のバンクーバー地方、お天気いいですが^^秋の匂いがします、、木やお花が秋の準備を始めています、、、道子は後ほど更新します。有難うございました。 幸子
2007年08月30日
コメント(0)

カードの表紙には可愛い小さい家のイラストがあり、その家のまわりには赤いハートがふわふわと飛び交っていた、、、いかにも恋をする女が選びそうなものだった。そのイラストの上には印刷された文字が踊っていた。「私達の愛は小さい家、、、そう、あなたと私だけのためにあるもの、、それは楽しくておもしろい場所、私達だけがその家の秘密の鍵を持ってる、、、私とあなたの永遠の場所、そう、小さい家は私達の愛の証、、、」そんな痛いげなポエムを読み終えカードをゆっくり開いた。生唾を一気に飲みこむと、私は食い入るようにエツコという女の文字を読み始めた。「愛するジムへとうとうこの日が来たね、私が貴方とはなれてひとりで住む日、、、。有難う、いつも私の事をきにしてくれて色々気を使ってくれて、、、助けてくれて、そして優しくしてくれて、、、短い間だったけど、貴方の家で貴方とともにくらせて私はとても楽しかったです。そう、貴方と出会えたことによって私の人生は変わったよ、あなたが私を幸せにしてくれたのよ、、、今後どんな事が起ころうと、あなたと過ごした時間を私は悔いたりしない、、だって、、、貴方との想い出は私にとっては10カラットのダイヤモンドよりも輝いているのよ、、、いつか二人の想い出をお互い笑いながら話せる日が来ることを私は信じている、、、ね、そうでしょ?いつか笑って話せる日がくるでしょ?その時、私は力いっぱい抱きしめてね。もちろん私はこれから、あなたの女友達になれるように頑張るわ、、、彼女じゃなく、女友達、、、よね?ベストをつくすわよ、、、それをあなたが望むなら、、、私は頑張るわ、、、それとね、一つだけ教えて欲しい事があるの、、あなたの彼女の駅への乗車券、どうやったら手に入れる事ができるのかしら?そのチケットは何処に売っているの?売っているところを見つけたら、必ずエツコに一番先に教えてね。必ずよ、、、私は何を置いてでも真っ先にそこへ買いに行くわ、、そう、あなたのために、あなたを幸せにするためによ。それと、もう広美のことは許したわ、、彼女を怒ってもしょうが無いし、起こったことは打ち消すことは出来ない、、あなたと広美の過ちは、それがたとえワンナイトの恋であろうと恋は恋よね?そして私とあなたの間にも恋があったはずよね?また連絡するね、良ければ今週末お茶でもどうですか?あなたに嫌われたのに、それでも私はあなたに会いたい、、、 エツコ 」 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月29日
コメント(3)

「親愛なるジムへもう元気になったかな?ちょっと心配だけど、あなたは“エツコ”がいなくても大丈夫よね?私はね、毎日元気になるように頑張ってる、もう二度と泣かない、あなたのためにいつも笑っていたいし、、、いつか、、、そう、いつか、私はもっと綺麗で可愛くでセクシーな女になるわ、、あなたのためにね、、、そしてあなたを後悔させてやるわ、、、こんないい女を捨てたことをね、、もしいつか、あなたが心から誰かを愛したとき、これだけは忘れないでいて欲しいの、あなたの心をすべて相手に預けて相手を信頼し、そして心から愛して幸せになるのよ、誰も傷つけちゃだめ、、あなたならできるわ。私は、、、私は誰も傷つけたくなし、傷つけられたくもない、今はただ、自分の傷ついた心を休めたいだけ。ジム、あなたはいつも私の心の中にいたわ、、そしてこれからも居続けるわ、私達の素敵な思い出とともに、、、その素敵な思い出をしばしの間忘れないでね、、、、私のために、、あなたのために、、あなたがこんなにも恋しいのに、別れを言わなきゃいけないのね、、、あなたが私を愛していないことを知っていても、私はあなたをずっとずっと愛していたわ、、これからもよ、、、、 エツコ 」今まで黙り続けていた写真の女がしゃべりだした、、、。この女、エツコはジムを愛し、そして別れた?日付が入っていなかったが、この内容を読めば誰だって二人は別れたと思うだろう、、、きっともう別れた?うん、絶対そうだ、、別れたから私と付き合いだした、、、いや、どうなんだろう、、、もしかすればこれは昔の手紙でそれから付き合いだしたかもしれない、、現にこのエツコという女は一生ジムを愛し続けるとこの手紙で言っている、、ジムの気が変われば二人はすぐにでも付き合える状態なのだ、、いや、ひょっとすればこれは最近の手紙かもしれない、、そんな一人押し問答を暫く続けた後、その答えを探すように。私は別の封筒を開けて読み出した。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月24日
コメント(2)
本当、かなりの間更新せず、待っていて下さった方、ごめんなさい。楽しみさん、ご心配のコメントいただき有難うございます。実は病気でもなんでもなく、しばし心が沈んでおりました。何もしたくない放心状態の日々が続きまして、、、、道子の日記が終れば、次は超短い小説を書いていく予定なので、そんなどさくさにまぎれて今の状況をその中に入れていこうと思います^^はい、今日今から更新します。こころもかなり浮上しました^^頑張っていきます^^ 幸子
2007年08月24日
コメント(2)

あの写真の女、私の疑問が全て解決するのに、そう時間はかからなかった。あのビクトリアトリップを終えた次の週末、彼が会社から帰ってくる前にビクトリアに到着し、彼のいない間に私は彼の家を物色したのだ、、、。そして私はなんなくクローゼットから可愛い木箱を見つけた。綺麗にメープルの葉が彫刻されたその箱は、皮で出来た細い紐でしっかりとくくられていた。それを丁寧にほどくと私はそっと箱の蓋を開け、中身を確認した。そこには、あの女とジムが写った写真が山ほどでてきたのだ、そしてそれに勝る手紙の数々、、、、殆どの写真は、ビクトリアかバンクーバーで取られたものなのだろう、見覚えのある景色ばかりだった。ジムだけが写っている写真、あの女だけが写っている写真、二人仲良く写っている写真、、、、私は一枚の写真を手に取った。あの女が嬉しそうにバラの花のついた丸いケーキを両手で抱えながら写っているものだった、、、恋をしている彼女の笑みは幸せに溢れている、、写真の後ろを見ると、「ハッピーバースディ、エツコ 2005、28歳になるこの日に、あなたと一緒に居る事ができて幸せです、、、たった一つの願いと共に、ケーキの上のロウソクを消しました、この願い、いつか叶える事ができれば、あなたに教えます。ジム、有難う、、、」そう英語で書かれてあった。別の写真を手にとってみた。海の見える海岸で、ジムが両手をあげて空を仰いでいるような写真だった。写真の片隅には、ワインボトルと可愛いチェックのブランケットが写っている、、きっと二人でピクニックに行ったのだろう、、、再び写真の裏を見た。「ジム、あなたの背中には翼があるわ、、飛びたければいつでも羽ばたいていける、、あなたにはそんな力があると私は信じている、、、、でも、一つだけ忘れないで、、どこかへ飛んでいくときは、私も連れて行ってね、約束よ、、 エツコ」もう私は止まらなかった、顔は火照り、心臓の鼓動が早くなっていくのが分かった。嫉妬に狂いはじめていたのかもしれない、、次に私は彼女が書いたのだろうか、手紙の束からピンク色の一番可愛い封筒を選び、何の躊躇もなく人の手紙を読み始めた、、、。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月17日
コメント(7)
ムエタイさん、ペコりんさんより、このようなコメントが届きました。以下、ぺこりんさんより、_________________________________常連のムエタイさん、日本語変換のトラブルで困っていらっしゃるようで、(最新のコメントでは調子がいいみたいですが)さっきちょうどそのことに関するトピックをある掲示板で見つけました。URLを貼っていいものかどうかわからないので、幸子さんにメッセージを残すことにしました。↓ここです。http://www.patanouchi.com/bbs/idobata/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=59700;id=ここの掲示板は流れるのが速いので、多分二日ぐらいしかもたないと思います。念のため、私のPCにコピペしておきますが。__________________________________以上です。これでムエタイさんのトラブル無くなればいいですね^^ぺこりんさん、色々気を使って私書箱のほうにコメントいただき、恐縮です^^私の了解なんていらないですよ^^でもでもそこまで気を使ってもらってなんだか心がポッです^^有難うございます^^ちなみに、今日更新いたします^^すいません、最近更新しない日が続いて、、こんな素人でも、筆が進まないといいますか、思考回路がシャットダウンされて書けないときもあるみたいなんです^^;(あらたな発見かあ~?)えっと、色々あって、大したことじゃないんですが、でもこれをここに書いてしまうと、「あ、これは何々ストリートに住んでる幸子さんね」ってばれてしまいそうなので、書く事ができませんがはい、ばれると恥ずかしい、、ここを読まれるということは、、自分の裸を見られているようで、、、^^;いつかほとぼりが冷めてから、今心にあるものを、小説にできればな、、って思います^^ではでは、後ほど更新いたします^^ 幸子
2007年08月17日
コメント(1)

「都合のいい女」はたからみればそう見えていたのかもしれない。いや、実際、自分でそうなろうと努力をしていたのかもしれない、私は常に彼が望むような行動をしようと心がけていた。彼が嫌がるような事は聞かない、彼を責めるような質問はしない、そして自分を落ち込ませてしまうような質問もしない、、そう、いくらそのことによって、大きな不安に私が飲み込まれようとも、それを我慢すれば、私さえ我慢すれば全て解決すると思っていた。そんな健気な自分を悲劇のヒロインと重ね合わせていたのかもしれない、ふと、昔見たドラマを思い出していた。長屋に住む女は、いつ帰るか分からない男をいつも待ち続けている、朝なのか、昼なのか、夜中になるのか、、、男は2晩外泊した後、別のけばけばしい女を連れてその長屋に帰ってくる。そして、「今日からこの女もここに住むからな、、あんじょうしてやれ、、」と一言いうと、男はその女の前で、けばけばしい女といちゃつくのだ。それを見て少し怪訝そうな顔になった女に、「そんなしみったれた顔見せるな、腹が減った、なんか作ってくれ」そう言い放つ。その男に抱きつかれている女も、「私もおなか空いたわ~」と鼻がつまったような声で言う、、女はキッチンに立ち、哀しい顔で料理を始めるのだ、、。もちろんその男は、色んなところで遊びほうけてはその女の元へ帰ってくる。なぜなら、その女は文句一つ言わずにいつもその男を受け入れ続けたからだ、、、。ひょっとすれば、あのドラマでみたあの女、そう、あのしみったれた顔の女がその時の私のお手本になっていたのかも、、、。私は洗面所の鏡の前に急いで立ち、自分の顔をまじまじと眺める、、、。「少しやつれた?」しみったれた自分の顔を見続ける。「これが、未来のある恋愛をしている女の顔だろうか?」自分が嫌なことも我慢して彼に居心地のいいスペースを作っておけば自分の下に彼は必ず帰ってくると信じて疑わなかった。「彼と居て幸せ?」その質問を鏡の中の自分に問いかけるのが恐くて、私はすぐに洗面所を立ち去った。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月14日
コメント(4)

さあ、どう出る、、一瞬かなり悩んだに違いない、次の言葉が出てこず、少し出遅れて、私はこう言った。「ふ~ん、、、そうなんだ、とんでもない女の人にひっかかったのかな、、、」本当にそう思っていたかどうか自分でも自分が分からずにいて、ただ、彼の口車に合わせてみただけだったのだろう、、。思っても無いことを口にした私の笑顔はかなりいがんだものだったに違いない。ジムはその写真を手に取り、「気にすることはない、、、道子とは関係ないことだよ、それに過去のことだし、、、」そう言ったのだ、しばらくすると、私はジムに引き寄せられ、両手で暖かく包みこまれた。今までの疑心や恐怖をすっぽりと包み込むような彼の体温が私の体に伝わると、妙な安堵感が私の心を支配し始めた。そして、彼の暖かい唇が私の唇を覆った。これでよかったのだろうか?そんな疑問が少しだけ頭をよぎったが、彼の腕の中では私は無力な人間だった。この暖かさを守るためなら、ちょっとやそっとの我慢など、平気だと思えたのだ。いつか彼は私を本気で愛する、そう、あの夢の中で誓ったように、いつか私は彼のかけがえのない人間になる、、、何の根拠もないのに、そう信じていた。これ以上彼女の質問は出来ずじまいでその週末は終わり、私はバンクーバーへと帰った。その次の週も、ジムはバンクーバーへ来る用事がないと言った。私と付き合うまでは、毎週のように来ていたビジネストリップも、最近はなくなってしまったのだろうか?ジムがこちらへ来ない事を知り、私は再びジムへとメールをした。「今週末も、私がビクトリアへ行きます、、、道子」恋愛を勝ち負けで表現するのもどうかと思うが、もしその言葉を借りて、その当時の私の恋愛を表現するならば、私はその時点で彼に負け続けていた、それも惨敗。男にどっぷりはまりすぎた女の定めだろうか?彼が今どんな気持ちでいようが、私を愛していようがなかろうが、セックスフレンドとして扱われてもいいから、私は毎日彼に会いたくてしょうがなかったのだ。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月11日
コメント(2)

私は彼の顔の動きを見続けた、、、彼の話す彼女の像、、、本当のことなのだろうか?「日本へ帰る1ヶ月前からここに住み付いてね、料理やら掃除やらいっぱいしてくれたよ、、僕は友達のつもりでここへ住むことをOKしたつもりだったんだけど、向こうはそうじゃなかったのかな、、、」私は何も言わずに、彼の話を聞き続けた。「本当にとんだ災難だった、何だったんだろう、、あれ、料理作れば男も釣れるって思ってたんだろうか、、、ちゃんと彼女の部屋を用意していたのに、毎晩のように僕のベッドでやってきては、、、もちろん、隣で添い寝していたぐらいで、一度もそういう変な関係にはなったことがないんだ、、、彼女の友達もここへ呼んで、パーティして、僕を彼氏だって紹介するし、、、いくら僕が、「僕達は友達だよ」って言っても、聞かなかったんだよね、、最後は両親をビクトリアに呼んで、僕に会わせたんだよ、、婚約者だって、、、彼女の面子をつぶすのも、って思って、僕もそれなりに演技したけど、、、」聞きもしないことをぺらぺらしゃべる彼を見つめていた。彼の言う事が全て本当ならば、彼はとんでもない女にひっかかったのかもしれない、、、だが、日本の女として、同じ立場から考えると、彼女が出た行動というのは、ジムとの間でしっかりした恋愛関係があったのではないだろうか?ひょっとすればミスコミュニケーションがあったのかもしれない、だが、彼女に彼がフィアンセだと思わせる何かしっかりした、彼からの言葉、しぐさなどがあったのかもしれない。写真の彼女が作り上げた妄想は、そうそう根拠の無いものではないように思えていた。もしかすればジムは嘘をついているかも、でも、もしその嘘をつっつけば、嫌がられるのは確実、、、もちろん彼に捨てられたくない私、、、さあ、どう出る私? 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月09日
コメント(6)

彼は力尽きた後、私の横で大の字で仰向けになった、、、しばらくは、しょうしょう息が荒く、それに合わせる様に、私もイッたフリをし、息遣いを少し荒めた。どうしてそんなフリをする必要があったのだろうか?痛いのならば、痛いと彼に言えばよかったのに、気持ちよくないならば、良くなかったと言えばよかったのに、その時は、彼と同じ様にそのセックスで満足したフリをすることが一番正しいことだと思えたのだ。それに何より、彼に抱かれる事が、彼に必要とされていると錯覚していたのかもしれない、、、自分がそうすればいいと思うこと、それは、全ては彼に嫌われないようなためのもの、私は都合のいい女を演じすぎていたのではないだろうか?次の日、簡単な朝食をとった後、私は珈琲を片手に暖炉へと向かった。そう、あのくしゃくしゃになった写真を、昨日の夜こっそりと暖炉の上に戻しておいたのだ。どうしても彼女とジムとの関係を知りたかった、幸子さんが伝授してくれた、何気なしに聞いてみる、その方法を実行しようとしていたのだ。私は、何気なく写真を見るフリをした、、「本当、色んな写真あるわね~、、私、人の写真見るの好きなんですよね~」と、軽く前置きを入れておいた。そしてつかさず、「あれ?これだれ、、、、?あ~、かわいい日本人の女の子の友達がいるんだ~」白々しくも、明るく振舞い、その戻した写真を再び手に取った、、、きっと私の目だけはこわばっていたに違いない。ジムはキッチンから私の声を聞きつけ、居間にやってきた。「え?どの写真?」私は手に取った写真をみせながら、ジムの顔を見た、、ちょっとした動揺も見逃さないため、彼の顔を見続けたのだ、、、きっと、こわばった私の目は血走っていたに違いない、、、。「あ~この写真ね、、、」彼は少し笑いながら話し出した、、「ただの友達だよ、、、今年の夏までビクトリアにワーホリで来ていた子で、仲良くなったんだ、、向こうは僕を彼氏にしたかったみたいで、あの手この手を使われたけどね、、しつこい子だったよ、、あれは半分ストーカーだね、、」その言葉、あなたなら信じますか?それと、こんなこと言う男自体、信じられますか? 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月09日
コメント(2)

本当、最近の私のお知らせのタイトル「ごめんなさい」って謝ってばっかりですね(冷汗)でも、再び、ごめんなさい、暫く更新できずにいました、それでもって、月曜日から更新すると公言しておいたのに、昨日からになってしまいました、本当、すいません><道子、カナディアン流、風に流れるような恋愛に翻弄されながら、本当の愛を見つけるまで、頑張る予定です^^幸子とは違う道子の旅、最終的に見つけた彼女の恋とは?今後も道子をよろしくお願いいたします^^今日の更新は後ほどさせていただきます、 幸子ランキングに参加してます^^かなり落ち気味です^^
2007年08月08日
コメント(8)

とりあえず、ビクトリアのフェリー乗り場に6時ごろに着く船に乗ることをジムにメールで告げた。6時ならばジムも仕事を終えているし、もしかすれば、彼がフェリー乗り場まで迎えにきてくれるかもしれない、という甘い考えがあったからだ、、、。しかし、その甘い考えは外れた。「ごめん、仕事が終った後、同僚とビールを飲みに行く約束をして、、、道子が僕の家に着く頃に帰るようにする、、、」そう言われたのだ。最近付き合ったばかりの私達の仲で、「同僚と私とどっちが大事なのよ!」なんて、彼に言ってのけてしまことは別れにつながってしまうんじゃなかろうかという恐れと、本当は、小さなことにくよくよする、小さな小さな女だったのに、くだらない質問をする女じゃないのよ、というのをアピールしたかったのかもしれない、、、そう、プリンセスな女として扱いを受けたことのない私は、引き続き、少々のルンルン気分で彼の家へと向かっていた。ただ、頭から離れなかったのは、あの見知らぬ日本人の写真のことと、幸子さんの話していた、ジムの中の私の位置付けだった、、。どういう風に彼に聞いてみようか、そのチャンスばかりを狙っていたかもしれない。先週と同じようにジムは私を素敵なレストランへと連れて行ってくれた。彼のお酒が進むにつれ、私へのボディタッチは多くなり、料理が終ると、先週のロマンティックな時間は持とうとせず、ジムは急いで家へ帰ろうとする、そして、普通の恋人達のように私は、何の抵抗もなく彼に抱かれる。ただ、気持ちよさそうに闇の中で動く彼をみながら、私の頭は妙に冷めていた。なぜなら、気持ちがいいとは程遠く、かなり痛かったのと、「私は彼の彼女?セックスフレンド?それともただの友達?ひょっとすればそれ以下だったら、、、」そんな恐ろしいことを考え始めていたのだ。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月08日
コメント(4)

その日、幸子さんからは、カナダ人と付き合うにあたっての、少々の恋愛ルールを教わった、、、。恋人と呼べるまでには数段階のレベルがあること、セックスをしないと付き合わない男性が多いこと、セックスしたからと言って必ず彼氏彼女の関係にならないこと、そして、セックスフレンドという存在が堂々と存在する国であること、最初に「付き合って欲しい」という言葉がない男性は去るときも何も言わずに去ってしまうことが多いこと、どれもこれもジムに当てはまる事が多く、まだまだ私は彼に確かめなければならないことがたくさんあった。でもどうやって?確かめる?「これはどうなの?それはどうなの?」しつこい女なんて嫌がられるだけ、じゃあ、カナディアンの恋愛のようにサラリと風が吹くように、、、なんて、私には出来そうにもなかった。それに確かめて、「うん、道子はまだ僕の恋人じゃない」って言われて「はい、そうですか、じゃ」って簡単に諦められる?そう、私はブサイクにも、初めて自分を上げてしまった男に、もうがんじがらめになりすぎていた。100回以上のコンパを重ね、やっと出来上がった私の「ババたれのおコンパルール」幸子さんは「カナダ人との恋愛ルール」を作り上げるのに、いったいどんな経験をしてきたのだろう、、、?その日はそんなことを考えながら家路へと急ぎ、家に帰るとすぐにルンルン気分でその週のビクトリア旅行のために荷造りを始めていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月05日
コメント(4)
昨日更新せずに、ごめんなさい、今から更新しますが、めちゃくちゃ短いです><昨日更新を待ち望んで遊びに来てくださった方ごめんなさい、はい、バタバタしてます><月曜日、日本で言えば火曜日から平常どおり、更新いたします><よろしくお願いします^^ 幸子
2007年08月05日
コメント(1)

「確かにね、今年の夏ぐらいだったかな、、、彼、日本人の女性を連れてよくここへ来ていたわ、、」その言葉を聞いて、私はごそごそと自分のポッケを探った。探り当てたものを掴むと、私は幸子さんの目の前に差し出した。「この女の人ですか?」「えっと、、、、あ、そうそう、こんな感じ、、いつもビトンのカバンを持って、そそ、髪もいつも綺麗にカールしていたわ、、彼女はこっちに住んでいる感じじゃなく、日本から遊びに来たって感じだったかなあ、、、」持ち歩きすぎてくちゃくちゃになった写真を幸子さんは食い入るように見ていた。「これ、彼の家に行ったときに、偶然みつけちゃって、、ただの友達かもしれないし、大したことないかもしれないから、頭でっかちになる前に彼に聞いたほうがいいと思うんですけど、、、多分聞けないんです、、、聞くのが恐い、、、聞いて私の事を嫌いになったら、、、」幸子さんは写真から目を離し、私の方を見ると、「人それぞれ考えはあると思うけど、、私だったら彼に直接聞くかな、、、これだれ~?って、軽い感じでね、あくまでも問い詰めるような口調はしないで、、、ほら、男性って、変なプライドある人いるでしょ?ニックはそんなプライド全く無い人だから、一緒にいてすごく楽なんだけど、そうじゃない人も沢山いると思う、、ジムはそうじゃないかもしれないけど、用心しながら聞いてもいいかもね、、」この写真の女に嫉妬ムラムラなのに、その感情を隠し、軽い口調で彼にそれについて質問する、、、そんな高度が裏技を果たして私がやってのけれるのかどうかは疑問であったが、幸子さんのお勧めする、その方法が一番よいように思いはじめていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月03日
コメント(2)

幸子さんには全てを話すことを最初から決めていた。なによりも、幸子さんはジムを前から知っていたし、彼女を相談相手にすればなにかしら、彼について、色んな内緒の情報がきけるかもと思ったからだ。レジの前の客もやっとのこと途切れ、幸子さんが一息ついたのを見計らい、私は話し出した。「幸子さん、実は、お話ししたいことがあって、、あの、幸子さんの知り合いのジム、たまにこのカフェに来ていた人、あの人と付き合いだしたんです、、」夢を見続けた乙女ならば、初めて彼氏と呼べる人できれば、ルンルン気分で色んなお惚気を話すのが普通ではないだろうか?なのに、なぜ私は彼のことを初めて幸子さんに話すのに、こんなに気をつかい、おどおどしなければならないのか、、、?そんな自分の性格と、あの写真を見てしまった自分の定めを軽く恨んでいた、、。私とジムが付き合いだしたと聞いて、幸子さんは少しびっくりしたように振り向いたが、すぐにその驚いた顔は笑顔に変わった、、きっと私のこの「申し訳なさそうに話す顔」に何かを悟ったのか?「良かったじゃない、、、うん、彼、いい人よ、お友達のリアルターの人からも、仕事が出来て、いい人だって、聞いたことあるわ、、、」私の考えすぎなのかもしれないが、幸子さんが少し無理をしているように見えていた。何かを知ってる?「はい、実は、、初めて出来た彼氏で、すごく嬉しいんですけど、、、、出来たそうそう、実は、、、悩みができてしまって、、、」写真を見つけてしまったこと、その日付が最近だったこと、それを彼に聞くべきかどうか悩んでいること、それを全て幸子さんに話した。付き合いだした男性に、過去の女性がいた、いや、進行形の女性がいるかもしれないという事実は、今思えば、痛くも痒くもなかった出来事だったのだが、、、その時の私には、もしジムに彼女がいたら、、それは、「この世の終わり、、、」ぐらい深刻に考えすぎていたのかもしれない、、、。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月02日
コメント(2)

「そんなの、嘘か本当かわからないじゃない、、それに、もしそれが本当だとしても、皆が皆、そうじゃないかもしれない、、、ジュンはそうじゃないよ、きっと、、私を愛していると言ったし、それに、将来一緒に暮らせればいいね、って、私に言ったんだから、、 」菊ちゃんの気持ちは百合にも十分に分かっていた。好きな人が出来れば、相手の全てを信じたいと思うのは自然なこと、、もし、彼の言動に疑問があったとしても、目をつぶって、自分に都合のいいように考えたい、「大丈夫よ、きっとあなたと彼は将来結ばれるわ、、、」そう、根拠の無い励ましを誰でもいいから言ってもらいたいのだ、、その信じたい気持ちが強すぎて、たまに盲目になり、相手との距離とバランスを崩し、そして傷つく、それを経験した百合だからこそ、菊ちゃんには少々辛口ではあったが、意見を言ったのだろう、、、おコンパルール本片手にコンパに勤しんでいた私には、コンパに関してはかなり知識も豊富だったが、こと、男性と付き合うに関してはまったくと言っていいほど皆無だったので、付き合った後の男性の出方については、多くの謎や、疑問、理解できないこと、予知できない事がたくさんあり、そんな私は、もちろんのこと、菊ちゃんに助言できる言葉は何もなかった、、、自分の恋愛でいっぱいいっぱいだったのかもしれない、、、学校も終わり、ニックのカフェに向かう途中、まだまだ経験不足な私は、今週末の「あら捜し計画」を、色々練っていた。「幸子さんにでも、相談してみようかな、、、」やはりそれが一番いいように思えた、誰か、信用できる誰かの意見、経験不足の私にはそれが必要だったのだ。勢いおくドアを開け、店内に入る、いつものように幸子さんが出迎えてくれる、、、私にはそのカフェがちょっとしたオアシスになりつつあった。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年08月01日
コメント(2)

授業が終わり、久しぶりに3人でカフェに来ていた。もちろん菊ちゃんは3時から、ジュンと、私も夕方からカフェのバイトと予定があったので、それまでの時間、3人でゆっくり語ろう、ということになったのだ。「ジュンってね、、、優しいのよ、、、」私のジムの話を差し置いて、一番にのろけたのは菊ちゃんだった。菊ちゃんの恋愛は、日本の彼氏と別れていないということを除けば順調そうに見えていた。ただ一つ心配だったのが、菊ちゃんの若さと、その菊ちゃんよりも二歳も若いジュンの年齢だった。菊ちゃんが23歳で、ジュンが21歳、その若さをもって、本気で“結婚”のことを考えているのかが33歳の私には疑問だったのだ。「決めちゃったの、、ホストの家、今月出る、、、」菊ちゃんが少し恥らいながら、話を続けていた。「ジュンと住むの?」当然のごとく、彼女達は同棲するものだと考え、私はそう聞いてみた。「ううん、、ジュンがね、ケジメだけはちゃんとつけようって、一緒には住まないの、、でも彼の居すんでいるところのワンブロック違いに住むところみつけてね、そこならいつでも行き来できるし、部屋はかなり狭くて、それでいてベースメントだから、暗いのよ、、あんまりよくないんだけど、でも、ジュンの所にいつでも行けるなら、それでいいかな、って、、、」相手が日本人や、カナディアンの男の子ならば、きっと、「一緒に住もう、そのほうが家賃も安くあがるし、それに将来結婚するんだから、これから同棲してお互いのことを知ったほうがいいし、、」などというのではないだろうか?親の居ない、カナダという無法地帯で、女の子が誰かと同棲するなんてかなり簡単なことだった。この、彼の言う、「けじめ」とは何なのだろうか?彼の自分を正当化するような「けじめ」の使い方に、私は何故だか納得することが出来ずにいた。「やっぱり、ジュンってちゃんとしているわ、結婚前に同棲なんて出来ないんだって、、、」「そうだよ、韓国ってまだまだ封建的なところあるからね、同棲もしないだろうけど、処女じゃない女の子とも結婚できないんだよ、、、」隣で聞いていて百合が口を挟さみ、その一言で、なんだかどんよりした空気が3人の間に流れ始めていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年07月31日
コメント(2)

今日のバンクーバー地方、お天気いいですね^^今週はずっと天気がいいみたいです、嬉しい^^今日はちょっとした商品のご紹介です^^はい、訪問販売でございます^^正確に数えた事はないんですが、私のブログ、遊びに来てくださっている方の、だいたい4分の1ぐらいがカナダ在住のかただと思うのです^^後、海外在住の方も、スペイン、アメリカ、フランス、といらっしゃいますので、そこで、商品の紹介^^きっと、知っている方使っている方、いっぱいいらっしゃるかもしれませんが、こんなにもいいもの、黙ってられなくて、ちょっと言いたくて、、うずうず、、(*^^*)実は、最近スカイプに日本のお友達とはまってるんです。この存在、ずっと前にお友達に勧められたまま、使わずじまいで、真剣に使い出したのがつい最近。これ、便利ですよね~。お友達とテレビ電話のように顔見ながら何時間でもパソコンでお話できるんですよね~(関心)それに料金がただ!コンピューターの契約が、24時間使いたい放題のプランを組んでいれば、電気代のみかかるだけで、後は何時間お話してもただ!ただ!お互いのパソコンがオンになっていれば、いつでもお話できます^^、グループでも話せるので、仲良しお友達3人と、毎晩のように最近しゃべってます^^詳しい情報はこちら ↓http://support.skype.com/ダウンロードするだけですぐに使えます^^カメラがあると、お互い顔みながら話せるのですが、無くても会話はできます^^私はロンドンドラッグで$30ぐらいのカメラを買いましたが、それで十分でした^^もう既に知っていた方、使っていた方、古い情報ごめんなさい。まだ使ってなくて、どうしようか迷っている方、騙されたと思って使ってみてください^^これは本当に魅力的、うふ!昨日の夜は、私が晩御飯を食べている向こうで、お友達は日本で昼ごはんを食べていました。「何食べてるの?見せて見せて」の連発^^久しぶり一緒に食べている気分がして、楽しかったです^^お試しあれ~。おっと、言い忘れるところでした、「みっちゃん」は、後ほど更新いたします^^読んでくださって有難うございます。 幸子ランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年07月30日
コメント(2)

「なんだか聞けなかった、、、聞かないほうがいいような気がして、、、きっと、彼女、ただの友達だろうって、だってそうじゃなきゃ、普通の考えだと、私を誘ったりしないでしょ?」自分に言い聞かすように、百合に弁解した。「ふ~~~っ、、やっぱ、道子、甘いよ、、、それって、日本人が思う、“普通の考え”でしょ?ここはカナダで、相手はカナダ人、日本と全く違う文化で育った人間を日本人の考えに当てはめるって無理があるよ、、、聞かなきゃ、疑問に思ったことはすぐその場で聞かなきゃ、、、でなきゃ、でなきゃ、男に良い様に扱われるだけ、、、都合がいいってね、、、」それで、その日のジムについての会話は終った。ルンルン気分でビクトリアから帰ってきたにも関わらず、その次の日の月曜日には、その気分もどん底に落とされ、それからは浮かない日々を過ごしていた。その週は、ジムはビクトリアに来る用事が無いらしく、再び週末に私がビクトリアを訪ねる約束をしていた。彼と今度会うまでに、それまでに自分の出方を決めなければならなかった。彼に問い詰めるか、それとも知らないふりをつづけるか、、、どっちにするか、、、どちらかと言えば、私は知らないふりを続けたかった。なぜならジムと付き合いだしたばかりの二人の関係はもろく浅く思えて、ちょっとしたことでも「壊れてしまうのでは?」という、恐れがあったからだ。百合は、「そんな、恐れるような恋愛ならばこっちからさよならした方がいいよ、、、そのほうが道子のため!」と言っていた。それはそれで私にも十分理解できたのだが、初めて自分を捧げた夢にまでみた男性を、私のちょっとした嫉妬で失いたくなかった。そう、ちょっとした、嫉妬、、、それで片付けようとしたかった。結局、このツルンツルンな脳ミソでやっとのこと思い立った計画が、「ちょっと早めにいって、彼に隠れて家の中をあら捜しでもしてみるかな、、」と、ちょっと情けない発想だったが、その時の私にはそれぐらいしかできることは無く、彼に絶対服従するかのように、彼に心底惚れてしまった無力な女だったのだ、、。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年07月29日
コメント(4)

百合のそんな表情をみながら、私は写真を見せることにためらいを感じはじめていた。「そうなのよ、、これ、彼の家で見つけちゃって、、、」「ん?これ、日付入ってる、今年じゃん、え、すっごい最近じゃん、、」百合が写真を食い入るように見つめている、、「あれ?裏にこんな事が書いてある、、Dear JimThank you for having me,, Lovely Etsukoえ?なにがハビングよ?このハビングってどういう意味よ、、、それになによ、これ、ラブリーって自分のことラブリーって書いてるじゃない、、、なに~この女、なんか匂う~!」写真の裏のメッセージを百合が目ざとくみつけたのだ。それを聞いて、菊ちゃんが姿勢を低めてメッセージを食い入るように読みはじめた。「ラブ、愛を込めて、と、ラブリーをただ間違えたんじゃないかしら?」「わざとじゃないの?自分を可愛いと思っているとか!」百合が少し声を荒げる、その台詞を聞いて、私の心は何故か少し落ち着いた、、、。「ハビングって、どういう意味で書いているんだろう、どこかへ招待したんじゃないの?例えばパーティとか、、う~ん、これだと後ろにビーチが写っているから、一緒にビーチにいったのかな?ビーチで一緒に過ごした、その時取った写真を渡すときにお礼を添えたって感じ?」菊ちゃんも一緒になって考えてくれている。「ビーチへ招待しただけならいいけどね、、、」百合が冷たく言い放ち、、「それで、これ、ジミーに聞いたの?」私の目を見た、真っ直ぐな視線が苦しくて、私は伏目がちに、ただ首を横に振っただけだった。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年07月28日
コメント(0)

「ジミーって覚えてる?ほら、昔、私が夢に出てくる男性に初恋した話、、あの人に似ている人と、付き合い始めたのよ~~」ジムの話しがしたくてしたくてうずうずしていた私は、菊ちゃんの、ジュンの話をさえぎり、仲直りした百合に話しだした。「あ、あの夢男って人のこと?」菊ちゃんが先生の目を盗んで聞いてくる、「そそ、そうなのよ、、実はね、先週の土日、ビクトリアにある彼の家にお泊りしていたのよ~~」「うわっつ、お泊りって、なんかあったんじゃないの?33歳にして、やっと処女喪失?」百合が面白そうに聞いてきた。そう、百合と菊ちゃんには全てを話していた、先々週のロベルトの一件で、私の嘘の鍍金が一気にはがれ、そうならば、全て話そうじゃないかと私も開き直ってしまった。本当は、高校の文化祭で踊った「マイムマイム」以外は男性の手さえも握った事が無かったことなども全て包み隠さずに話すと、自然と肩に荷が下りたように楽になっている自分にも気がついていた。私の三十路処女の話に二人はかなりの驚きを隠さずにびっくりしている様子だったが、しばらくすると、「これからよ、これから素敵なひとみつければいいじゃん、、」と、彼女らのびっくりした私への視線は、優しい根拠の無い励ましに変わっていった。そんな話を先週していた今日だから、百合も私の「いきなり処女喪失」にびっくりしていたのだろう。暫くすると、「よかったじゃ~ん」菊ちゃんは私の腕を掴み、嬉しそうに喜んでくれた。「本当、やっと彼氏できたじゃん、おめでとう、、」百合も心から私の恋愛を喜んでくれていた、、、。そんなところへ水をさすのも、と思ったが、頼れる相手は彼女達しかいなかった。私はごそごそをカバンのそこを探ると、一枚の写真を彼女達の前に置いた、、「実はね、、、これがジムなの、、」それは、私の知らない日本人の女の子が彼の隣に嬉しそうに座っている写真だった。「あ、男前じゃ~~ん、、、ん?あれ?これ誰よ?道子じゃないじゃん、、、、」私は、そんな百合の言葉と共に、彼女の笑顔が微妙にいがみはじめているのに気が付きだしていた。 続くランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年07月27日
コメント(2)

朝あった頭痛が消えました^^病気になるたびに、健康のあり難さを痛感するこのごろです、やはり年のせいでしょうか??^^;最近ですが、こちらに留学されている生徒さんから恋愛相談受けました^^こんな私でも、ちょっとは役にたつのか?たまに相談受けるんです^^その生徒さんの恋愛、客観的に見て、第3者の立場からみると、残念なことに、「止めたほうがいいよ、、」なんですよね。男性の方がかなり年下で、それでいてまだ学生、今からいっぱいやりたいことあるぞ~の、23歳。知り合いの生徒さんはもうすぐ30近くて結婚適齢期。この二人の温度差、、縮まることは果てしなく遠い未来のように思えて私は「止めておいて他探したら?」になるんですけど、本人同士は気持ちがありますからね、なかなかやめる事が出来ないみたいです、当たり前ですよね^^幸子もそうでしたよね、いつも、「この人と!」なんて頑張っていてもうまくいかなかった。道子も道子なりに頑張ってますけれど、ジムとこれからうまくいくかどうか、色々と問題が山積みです^^;運命の人に出会いたい時に出会えればいいんですけどね、そうすれば皆幸せになる!でもね、なかなかそう人生うまくいかないですね^^最近は、そのなかなかうまくいかない自分の人生をうまくいくまでの長い長~~い過程をちょっと楽しめるようになりました^^余裕が出来てきたと解釈すれば嬉しいのですが、やはり、年のせいでしょうか、、、、(冷汗)これからも道子が幸せになるまで遊びに来てください^^ランキングに参加してます^^よろしくです^^
2007年07月26日
コメント(2)
全242件 (242件中 1-50件目)