湘南フレンチ奮闘記

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March 15, 2007
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カテゴリ: 料理・食べ物
前回の続編
子供が金を手にするのは、そう大変な事ではなかった。
今は無くなってしまった職業に「屑屋」というのがあった。

今でいえばリサイクルショップと言うのだろうか?
昔のことで車ではなくリヤカーと呼ばれる台車を人が引いて町内を廻り、不要になった屑布や瓶類、金属片などを買い取り商売としていた業者だ。

年配のおじさんが(余り若い人はやらなかったような気がする)リヤカーを引きながら「クズ~ィ、クズは有りませんか?」と声を掛けながら練り歩くのだ。

この頃はまだ物売りが結構村々を廻っていた。

例えば、朝早く納豆屋が廻ってくる。
ナット、ナット~と最後が粘りつくような調子で引き伸ばす。

今のような発泡スチロールの箱では無い、ワラで筒状に包装してあるやつで、1本十円だったと思う。

昼間は金魚屋が木のタライに金魚を入れ日中練り歩いていた。
エ~キンギョ、キンギョ~えキンギョ!てな具合で練り歩く金魚屋の跡を子供がぞろぞろと付いて廻っていた。

夕方は豆腐屋が自転車に木の箱を載せ、ラッパを吹いて売りまわっていた。
丁度夕焼け蛾始まる頃に、家の前を通っていたのを覚えている。

そうそう、たまにだがシジミ屋が来た。
これは朝早くだったか?

そんな時代で今のような消費経済ではなく、殆どの物がリサイクルされていて、捨てられる物などは無かった。

だから、知恵と体を使えばコズカイ位は難なく稼げた時代だった。


今から思えば当時の方がリサイクルが進んでいたのだろう。
お酒の瓶などは全て回収され、また酒が詰まり店頭に並ぶ。


牛乳などは紙パックではなく瓶で数段階の大きさがあり、全て回収され又詰められて廻ってきた。

牛乳瓶の引き取り価格は確か3円~5円だったと思う。
酒の一升瓶は10円位して、2~3本集めて酒屋や屑屋に持って行けば、子供には結構な収入になるし、第一酒屋に酒を買いにいくには、酒の瓶を持参してそれに酒を樽から計って入れてもらい帰ったものだ。

そういえば味噌も計り売りで何匁と言う単位で買っていた。
ビニールの袋などは無く、竹の子の皮や木を薄く削った板?状の物で包んでくれていた。



芋掘りは結構重労働で、先ず藪に入り上空を見上げて芋の蔓を探す。
次に蔓を下まで辿り、芋のありかを確認すると、そこに印しを付けてから鎌で廻りの草などを刈り取り足場を確保する。
それから鍬や突きノミと言うシャベルを細く、肉厚にした鉄の道具で掘り進むのだ。

条件が悪いと、石がゴロゴロと出て、掘り下げるノミの行く手を妨げるし、芋が真っ直ぐに伸びずに曲っている場合もあり、せっかく堀あげた芋にキズがつくことも有る・
傷ついた芋は半額まで叩かれて買われるので,いかに無傷で堀上げるかが腕の見せ所となる。

私は体は余り丈夫な方でなく、芋掘りよりも体力を必要としない魚釣りで金を稼いでいた。
・ ・・続く・・・

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Last updated  March 15, 2007 11:43:47 AM
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