佐為♪のお気に入り

佐為♪のお気に入り

2006年08月17日
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カテゴリ: 演劇~観劇の感想
2階席で観て感じたのだが、あのちどり座席ってのはどの席でも有効なのか。

端のブロックからだと完全に斜め方向を観ることになる。
となると、かえってちどりになっていることが仇となる。
本日2階席で見ていたのだが、斜め前の席の男性が本当に邪魔だった。
彼は前傾姿勢をしているわけではない。
単に座高が高い?(首も長かった…)だけなんだが、
これが私の座席のそのまま前に座っていれば、隣の席の方との間から観れたのにぃ~
端のブロックは観る方向が決まってるから、あえてちどりにしない方がよかった気がする。


それとスタンディングも必要か?とつくづく思った。
私は4列目だった。
カテコに入ったら、待ってましたと言わんばかりに、前の2人が立ち上がった。
確かにみんなも一緒に~みたいな雰囲気はある。
ただねぇ・・・私のまわりで立ったのは、前の2人と隣の4人。
明らかにリピーターだね。
他にも、あとに続くか否か迷ってる人たちがいて、結局立たなかった。
私?
私的には、それほど乗れなかったので、スタンディングする気もなかった。
が、いきなし前の2人に立ちはだかれては、もはや何も見えん。
でも、ここで立つと後ろの人たちも、私と同じに思うはず。

周りにはかなり年配の老夫婦もいたし、
スタンディングってのはめったやたらにしない方がいいなって思った。
確かに、人それぞれ受ける感動も違うし、作品の好みもあるから、
カテコで思わず立って拍手送りたいと感じる度合いも違うから仕方ない・・・
先日のオペラ座の佐野ファントムには立って拍手送りたいという衝動にかられたが

いや違うね。本当に感動したら、周りのことなんか関係なく
感動して立てるものだとは思うが・・・周りを気にするあたり年取ったかも(笑)
この作品も、面白かったし楽しかったけれど、スタンディングできるほどだったか?
ずっと考えてる・・・
確かに、先月観た時は、単純に楽しかったと思った。
今回は二度目・・・となると、色々と細かいとこまで見えちゃうし、考えちゃう。
いやいや・・・これは多分・・・先週末観たオペラ座であまりにも感動したので
もはや心動くほどの感動を得れなかっただけかもな。

山口祐一郎(クロロック伯爵)さん、いわずと知れたヴァンパイア。
彼のあのささやくような歌い方、嫌いという方もいるのだが、
私は結構好き・・・どうも四季時代のジーザスを髣髴させるものでね。
特に、あの伯爵の心のうちを歌うとこのイントロ。
一瞬、ぁ本当にほんの一瞬・・・ゲッセマネ思い出しました。
しかしながら、本当に動かない役でしたね(笑)
ただ歌ってればいい、というか・・・あとは空から登場って。
でもあなたはこれでいいんです。
みんなが踊ってくれるんだからさ。
ま、ちょっとだけ浮いてる?気もしないではなかったが。
しかしながら、カテコであなたに十字架見せて突っ込んだりできるのって
市村さんしか出来ないよねぇ。
もっともっと、市村さん、色々と突っ込んでほしかったな。

市村正親(教授)さん、あなたは本当にタフだわ。
決して滑舌がいい方ではないのに、よく口が回るわ。
噛みそうで噛まないあたり・・・立派ですぅ。
そして何より、アルフとの間が実にいい~
アルフ役のお2人は、本当に市村さんにいいように上手く料理されてるもの。
シリアスな作品よりも、こういうコメディ的な役柄の市村さんもいいよなぁ。
しかしながら、初めてメイクした顔写真見た時、
「オヒョイさん?」と思うほど、市村さんの面影なくてビックリしました(笑)

サラ役のお2人、私の好みを言えば 剱持たまきさんかな。
あの「あ~あ~あ~♪」という歌声も、透明感があって良かった。
2階から見ると、ヌーブラつけてる姿ばっちり見えちゃうのね。
これには笑った・・・ヾ(-.-;) オイオイ 笑うとこじゃないだろ!
大塚ちひろさん、浦井君と向かい合うとかなりの伸長差。
彼女が低いのか、彼が高すぎるのか(笑)

アルフレートは、真冬で吹雪いてる中、目いっぱい汗流してる
汗っかき 泉見洋平君。
教授に遊ばれて?おっきな目キョロキョロさせおどおどしてるあたり実に可愛かった!
メイクした顔写真見た時、どしたの?そのヅラ何?ってくらい
クルクル頭だったけれど、本番ではごく自然になってて正直ホッとしました。
なんかこんなだった?と思える演技(台詞まわし)してた 浦井健治君。
こういう役どころ観たことないからね。
でも、サラとのやりとり、教授とのやりとり、ヘルベルトとの絡み・・・
どっからそんな声出るの?ってくらい、ヘタレてる姿・・・
正直可笑しかった!面白かった!
ただねぇ・・・あちらこちらでの書き込み見て覚悟はしていたけれどねぇ・・・
そのメイク!メチャ濃すぎッ!!
目はつり上がってるしぃ~
もう少し控えめにした方がよくない?
せっかくの健ちゃんの爽やかな可愛いお顔がねぇ・・・
アルフはどちらも良かったかな・・・どちらでも良かったとも言える(笑)
なんだか自然だなと感じたのは泉見君だったけれどね。

佐藤正宏(シャガール)さんと 阿知波悟美(シャガールの妻)さん。
まさにレミのテナルディエ夫妻だね。
息もあっていたし、脇をちゃんと支えてますね。
そんな夫が浮気する 宮本裕子(マグダ)さん。
なんだかイマイチ存在が薄くて・・・愛人ならば、もっともっと大きく出てもいいんじゃなかったかと。
あ、そうそう、毎回毎回靴下脱がして足温めるの・・・ご苦労様です(笑)

なんといっても、 吉野圭吾(ヘルベルト)さん。
アルフ見れば舌なめずりしてる怪しげな目つき。
もう、こういうあなた結構好きです。
いつからこんなキャラなのかわからないけれどね。
両腿のタトゥーも妙になまめかしくてねぇ・・・あの2幕の入浴シーンは、
もう独壇場ですよね。
あれは、演出家があそこまでのぞんだのか、あなたがエスカレートしたのは
本当のところはどうだかわからないけれど、アッパレでした。

そして、最後に一番の芸達者はあなたでしょう、 駒田一(クコール)さん。
最初顔写真見た時も、舞台でのメイクも・・・素顔なんてこれっぽちも感じられなくて(笑)
また細かいとこでの小芝居も実にいい~
伯爵への頭突きもいいが、私は教授たちに朝食用意したシーンが好きかな。
サラが用意してくれたのか?というアルフの言葉に、いじけるシーンね。
しかし、なんで最後に殺されなきゃならないのかがイマイチわからん。
彼のおかげで、アルフや教授は逃げ延びたってことなのか?
最初の観劇の時は幕間の休憩で、あなたが登場するなんて知らなくて・・・
すぐにトイレに立っちゃったのよね。
あれは実にもったいないことをした。
今回は、もうみんな周知のことだったので、待ってました!といわんばかりに
みんな拍手送ってました。
ちりとりと箒持って、雪を掃除するんだけれど・・・
先日観た友人の時はエリザベート版だったらしい。
「今日はオメデタいニュースもあったことだし、エリザかもよ」なんて言われたんだけれど・・・
彼が取り出したのは、中世の白いカツラ。
そして白いハチマキで目隠しして掃除しだして、次にピアニカ取り出し、
目隠ししたまま弾くマネを・・・そう、今回はモーツァルト!でした。
ペンを腕にさしたり、最後にひとこと「自由になりたい~」と言って退場しました。
本当に芸達者で、サービス精神旺盛な方ですね。

ストーリー的には、なんだかスッキリしなかったかも。
まず結末がイマイチ納得がいかない。
サラとアルフが血を吸いあうところ。
もう、サラは死んじゃうか、アルフは血を吸われて死んじゃうかとか・・・
なんか最後のシーンはいただけなかった気がする。
伯爵の心のうちを歌い上げるシーンでのダンスもイマイチいらない気もする。
祐一郎一人でいいじゃん!て思ったんだけれどな。
全体的に、無理に「ダンス・オブ…」ってところ意識してのダンスがなぁ・・・
アルフの夢のシーンのダンスは圧巻でした。
ダンスも歌もさることながら・・・よくもあれだあのハコに収まっていたなぁってのも(笑)
とにかく、違うキャストで観たくて2度も観たけれど、どうも乗れなかった私でした。
ちゃんと2階席にまで2度も盛り上げには来てくれたのにねぇ。








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最終更新日  2006年08月20日 01時06分15秒
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