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2009年02月28日

「ジーザス・クライスト＝スーパースター(ジャポネスク)」とうとうここまで来たか！～2009.2.27

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カテゴリ：演劇～観劇の感想

行ってきました､久々のｼﾞｰｻﾞｽ｡誰がなんて言ったって､誰が何を演じたって､大好きな作品ですからね｡

さてさて肝心な感想です｡何をどう書いていいんだか･･･

四季よ､とうとうここまで来たか！

有り得ないよなぁ～最後の一線というかさ､ﾏﾘｱ､ﾕﾀﾞ､そしてとうとうヘロデに、ｼﾞｰｻﾞｽまで外国人とは｡ｼﾞｰｻﾞｽだけは日本人にしてくれよ｡なんだか情けないっていうかさ｡だって､これは日本での上演でしょ｡劇団の中でも伝統のある作品でしょ｡今や外国人の助けなきゃ公演成り立たないほどの集団になっちゃったのか｡確かに広く門戸を開けて､外国人を積極的に受け入れて文化交流､人材の育成に努めてる事実は素晴らしいとは思う｡そして外国人にも公平にﾁｬﾝｽを与え､それを射止めた彼はすごいとは思う｡ただ､この作品を愛する身としては､ﾀｲﾄﾙﾛｰﾙにこれはないだろうと｡
金田俊秀 さん｡がたいはいいし､背もあり､丹精な顔立ち､歌もいい声してるし､歌声にも伸びもある･･･全体的にまぁいいんだけれど､やっぱりｹﾞｯｾﾏﾈなんだよなぁ｡歌に気持ちが乗ってないというか､歌詞ひとつひとつに魂がないというか･･･ろくすっぽ日本語を上手く話せない人に､ｹﾞｯｾﾏﾈは無理だよ｡何も心に響いてこなかった｡やっぱりｼﾞｰｻﾞｽは､ｹﾞｯｾﾏﾈで､どう歌いこなせ､心のうちを､苦悩を､こちらの心に訴えてくるか否かだと思うのよねぇ｡彼は決して悪くはないが､長年この作品を愛してやまない私としては不満が残る｡改めて祐一郎の偉大さを感じたわ｡
ﾏﾘｱは 西珠美 さん｡ｸﾘｽﾃｨｰﾇで何度か拝見しましたが､うｰん･･･高音の部分はちょいと好みではないが(←かなりｸﾘｽ入ってたな｡ﾏﾘｱは違うんだってば！)､前回の○代ちゃんよりは好きかも｡
ﾕﾀﾞは 金森勝 さん｡前回からですから､かなり自分のものにしていて､安心して観れましたね｡かなり気持ちが入っていたようで､ｶﾃｺの時は､腑抜け状態｡ﾌﾗﾌﾗしてました･･･そこまでｽﾄｲｯｸに演じていただけると､なんだか頭下がりますが､そうじゃないとね｡最後のｽｰﾊﾟｰｽﾀｰはかなりのﾊｲﾃﾝｼｮﾝでした｡

星野光一 さん｡やはりｼﾞｬﾎﾟのﾍﾛﾃﾞは○村さん以外有り得ないのか｡もうね､ｱﾝﾀこの役馬鹿にしてるの？くらい思えるほど､口はあんぐり～というか､呆れて吹いちゃいましたよ｡あれはないよ｡あれでGOｻｲﾝを出した御大はどうしちゃったのか？本人は見得を切ってるつもりでしょうが､可笑しすぎｯ！多用しすぎだし､間も全くないし､全くもってすべて踊りのﾌﾘのような動き｡歌はそこそこ歌えてるのに､動きがおかしすぎる｡髪形みれば､ﾓﾃﾞﾙは桃太郎なのか？それもなんだかね｡とにかく可笑しすぎる｡ｴﾙｻﾚﾑは誰がやるんでしょうか？彼？もうｼﾞｬﾎﾟの彼が頭から離れなさそうなので､できれば違う方で観たいです(切望！！)｡ﾊﾟﾝﾌ見ると､彼はｼﾝｸﾞﾙｷｬｽﾄだ･･･ｴﾙｻﾚﾑではまともなﾍﾛﾃﾞ観たいです｡
そんなこんなのｼﾞｰｻﾞｽでした｡でもね､外国人だらけではありましたが､毎回そのｱｸｾﾝﾄに苦笑していた点は､かなり解消されてました｡ﾀﾞﾝｽのﾚﾍﾞﾙは立派です｡冒頭のｼｰﾝなんかはﾎﾝﾄ鳥肌ものでしたし､あの狭さにあの人数･･･見事です｡全体的には良かったですよ｡この作品を好きな私としては､色々ありましたが､作品そのものが大好きなので､ｸﾞﾀﾞｸﾞﾀﾞ文句はつけますが､観れる喜びはあるのです｡来月はｴﾙｻﾚﾑです｡なんともう完売だそうで､あとは当日券(もしくは前日予約)のみだそうです｡
さて､ｵﾏｹがついた本日の公演｡終演後にｵﾌｽﾃｰｼﾞﾄｰｸなるものがありました｡これがまたまとまりもなく､段取りの悪さばかり目立ちました｡だいたい進行役の 阿川建一郎(司祭) さんがまた下手です｡とてもいい方だとはよくわかりますが､人には向き不向きというものかあるよな｡公演委員長だからこそ彼に一任されたんでしょうが・・・
今時こんな ウダウダグダグダなトークイベント は有り得ないよ。
笑点ばりの机が出てきて､そこに正座｡その周りには座布団持参の役者さん達6人が並びました｡前回のｲﾍﾞﾝﾄの時もいた 上出匡高 さんは相変わらず面白い方でしたが､とにかく前もって話すことをみんなに教えといて､考えまとめさせておくとかしないと､その場でふられてﾊﾟﾊﾟｯと無理でしょ｡これまたすﾝごい抽象的な質問ばかりでみんな答えに苦心してましたよ｡ま､さすがに並んだ6人(残りの5人は 染矢裕･小野功司･上條奈々･小島由夏･村上智 )はすべて日本人でしたが､それでもねぇ｡途中無理した男性陣は正座で足しびれてきちゃうし(笑)
とにかく参加しないで帰ればよかったかなと思えるものでした｡もうちょっと段取りよく運んでほしいものです｡最後に､私服に着替えてｱﾝｻﾝﾌﾞﾙさん達がｴﾙｻﾚﾑの曲に乗って登場してきてくれたのはまぁまぁよかったかな｡そして､ｼﾞｰｻﾞｽとﾏﾘｱも登場｡金田さんてさ､まあ韓流ﾄﾞﾗﾏから抜け出てきたかのようでしたね｡かなりのｲｹ面でね､それ好きな方には受けそうです｡そして､星野さんも登場･･･ｱﾝﾀさ､客を馬鹿にしてるの？(決してｳｹ狙いではないと思う)ｺｰﾄにﾏﾌﾗｰして､完全なる帰る格好です｡ここで一言ずつ話したんですが､日常会話は実に心もとないｼﾞｰｻﾞｽにﾍﾛﾃﾞでございました･･･有り得ん｡余計に冷めたな｡ちなみに星野さんは韓流ﾄﾞﾗﾏでいえば､ｲｹﾒﾝで甘い感じの金田さんとは違い､笑いをとるような三枚目的な感じ･･･主役の友人みたいな？あ､あくまでも私服着た彼から受けたｲﾒｰｼﾞですので､あしからず｡
辛口の感想になりましたが､あくまでも私の､この作品を愛するが故のこだわりからくる不満を述べただけなので､あしからず｡全体的にはよかったことは書き添えておきます(って､こんだけ書いて､今更遅いか…)

ﾊﾟﾝﾌによると､ｼﾞｰｻﾞｽとﾕﾀﾞには芝清道さんの名前があります｡ｴﾙｻﾚﾑでは彼の登場あるでしょうか？観たいです｡彼のｼﾞｰｻﾞｽ！！期待してます｡

｡･*☆｡｡･*☆｡｡･*☆｡｡･*☆｡｡･*☆｡｡･*☆｡｡･*☆｡

帰りに新しくできた汐留ﾋﾞﾙﾃﾞｨﾝｸﾞ(違った？)内の飛び込みで入ったお店で､鶏肉堪能してきました｡美味しかったなぁ～

≪　追加　≫
一度携帯から修正をかけたら、改行・１行あけ・フォントがすべてクリアされてしまいました・・・って、初めて知ったよ。ＰＣから見てビックリして色々と直しましたが、さすがに半角になったカタカナまで全部直す元気はなくて・・・読みにくくて申し訳ないです。

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