SAKOのあれこれ

SAKOのあれこれ

6/25 出産率低下のわけ


「やはりまた下がった」というのが私の感想です。京都府は東京都に次いでワースト2位です。子どもがなぜ少ないのか、今、子育てをしているママたちに意見を聞いてみてはいかがでしょうか。
 私は24歳、26歳で出産し、1男1女をもうけました。
「30歳までにもう1人産める」と言われます。でもそうはいきません。莫大(ばくだい)な教育費に住宅ローン。先の見えない時代、将来のための貯蓄、保険は必要です。結婚後も仕事を続け、1人目を出産して10カ月で2人目を妊娠。乳幼児が2人もいたら仕事もできなくなると思い、キャリアアップのために大学院へ進学。子どもが元気なら仕事を休まずに働けますが、全てが順調とは限りません。親の介護などさまざまな負荷もいつどこからやってくるかわかりません。
不安を抱えながら子どものため必死に働こうとするママたちが多くいます。再就職も大変難しく、夫の協力、理解も必要です。働くままたちも毎日、時間に余裕がない中で家事育児をしています。頑張って働いても、子どもと接する時間が短くなり、余裕をもって子どもと過ごせない現状があります。
 少子化対策には、若年夫婦が経済的・精神的余裕を持ってこどもと過ごせる子育て環境を作るための視点が不可欠です。
(越村美保子)

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: