Moon Walk

Moon Walk

2006.03.07
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テーマ: 小説日記(233)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 誰しも、一人では生きてなどいけないのに、一人で生きていかなければならないのだと感じている。
逆に、一人で生きていくと決めたのに、誰かと共に在るときを過ごさなければならないのだと感じている。
曖昧な世の中で私は、このふたつの矛盾心裡が働いている。
きっと、多分、私だけではないのだろうけれど。

 誰かと一緒にいて、"楽しい"と感じたり、"面白い"と思ったり、"嬉しい"という感情が出てくるのではないのだろうか。
人と人は支え合って生きているのかどうかなんて私には分からない。
が、少なくとも自分以外の存在がある以上誰かと関わらなければいけないのは事実である。
誰かに好かれたことなんて無いという人はきっとこの世に一人も居ない。
居たとしても、きっと好かれる素質は必ず在る。

そんな根拠何処にもないけれど、何となく、そう思いたいのだ。
結局は、そう。ただの、ただの、願望でしかないけど。


だが、私は不意に、急に、一人になりたいときがある。それは前触れもなく突然のこと。
理由は分からない。
ただ、"なんか一人になりたいな"って思う。
言葉で表現してみろよ、なんていわれたらきっと出来ないのだろう。
決して大勢が嫌いなのではなく、誰かと共に在るのが嫌なのではなく、
自分の中に存在する何かが私のモヤモヤを膨張させていく。
困ってることなんて何も無いのに、悩んでることなんて何も無いのに。


人間は、きっと、矛盾した気持ちや言葉や心の中で、矛盾しない二者択一できるものを探しているのかもしれない。
「あなたはどうなの?」なんてきかれたら、困るのに。困るけど。


それが苦しいとも思わない。それが嫌だとも思わない。
だから、だからこそ、かもしれない。



嫌だと思わないからこそ、まだ分からない蟠りが消え失せないのだ。
苦しいと思わないからこそ、きっと、ひとりになりたいときが来るのだと、切実に思う。










あとがき一言






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Last updated  2006.03.07 16:29:45
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