春の小川の花鳥日記

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2005.06.06
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カテゴリ: 四季折々に~

ディサービスの利用者さんからも
「やっと普通の気温になったなー」と言う声が聞かれた。
施設に着くと先ず血圧と体温測定。異常が無いと午前中に
60名ぐらいの人が入浴をすませる。
順番を待つ間いつもぬり絵と折り紙が日課になっている。そんな子供みたいな事
したく無いと手をつけない人
今日は何をぬろうかなーと楽しそうに
何枚かを選ぶ人、

隣の人に何度も何度も同じ事を聞いて
困らせている人、
本当に10人10色。皆がそれぞれの世界にいるようです。
そんな中に2年前事故に遭われた50代の男性が居られます。
とてもがっちりした体でスポーツで活躍されていたそうです。
それが突然の事故で下半身と右上半身に麻痺が残り左手てだけで
頑張って居られます。いつも介助犬と一緒です。
そのかた昨年の秋ごろから通所されているのですが
その頃はいつも厳しい表情をされ、声をかけても
返事がありませんでしたが
今年の春位から表情が和らぎ時々笑顔が見えるようになりました。

言葉も不自由なのですが何とか聞き取れます。
その方が今日うれしそうにおっしゃるには、「あそこの額に入っている
絵、僕が描いたんだ。」 何とそこには素敵な抽象画が~~~
絵の事は何も解らない私の心に飛び込んできました。

ご自分で描かれたんですか?何の絵ですか?と訊ねると

とおっしゃいました。ほんとうに深い森にきらきらと木漏れ日があたって
露に反射して輝いているように見えました。
近じか開かれる展覧会に出されるそうです。
本当に左手だけでどれほど努力された事でしょう?
尊敬の想いが一杯の一日でした。

    踏まれても尚 咲き続けるたんぽぽの花

たんぽぽ






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最終更新日  2005.06.11 23:58:12 コメント(2) | コメントを書く


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