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第32回 -ベーズレとの恋-
今日の1曲
『ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216』
1770年10月父レオポルドの意向に従い、父の弟の家の近くに滞在していた。
叔父の家で2歳年下で20歳になろうとしているいとこのベーズレと出会う。
叔父の家の近くの、聖十字教会をベーズレとしばしば訪れる。
いとこ同士の気の置けない関係からいつしか恋が芽生える。
息子からの手紙を受け取った父は
『ベーズレ嬢が美人で頭が良く愛らしくてしかも陽気だと聞いて私はとても嬉しい』と書き送っているが
恋にばかりうつつを抜かすなと忠告しいてるが、モーツァルトは耳を傾けず
『我が愛しのベーズレちゃんがあなたによろしくとの事です。昨日彼女は僕を喜ばせようとフランス風の服でドレスアップしました。その結果その美しさは5%アップしました』と返事に書いている。
15日間の滞在のうちにベーズレとの仲は急速に進展していった。
モーツァルトはベーズレへの思いを残しながら、就職のため次の街へ旅立たねばならなかった。
10月末ベーズレを残し次なる目的地マンハイムへと旅立つ。
1775年9月にザルツブルクで作曲された『ヴァイオリン協奏曲 第3番』。
第3楽章は当時親しまれていた民謡の旋律をとっている。
モーツァルトはこの曲を旅先に携えしばしば演奏した。
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