せしるんさん

>ホーエンシュヴァンガウ城もご覧になったのですか?

ホテルでゆっくり朝寝してしまった上、夕刻から悪天候になったこともあって、今回は一つの城しか見られませんでした。心残りです…

そうそう、ミュンヘンの駅のホームで、私のスーツケースの車輪が溝に引っかかって難儀していたのですが、何も言わずにスッ!と持ち上げてエスカレーターまで運んでくれた男の子が、まるで「ベニスに死す」の彼のような美少年でした。その場に倒れるかと思いましたよ、疲労と興奮で(笑) (2006.08.21 14:30:49)

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カテゴリ: 旅の話
ノイシュバンシュタイン城といえば、ドイツ観光の目玉としてあまりにも有名です。

バイエルン国王ルートヴィヒ2世が、歳月と資金を湯水のように注ぎ込んで造り上げた「王の夢の城」。

ルキノ・ヴィスコンティとヘルムート・バーガーが大好きな私にとっては、この城は、映画「ルートヴィヒ」で目にして以来、いつか訪れたいと憧れていた場所でありました。

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今回、ワールドカップ観戦でドイツを訪れることになったので、ミュンヘンに滞在して試合の予定のない一日を利用し、城のあるフュッセンの地を訪ねました。

観光ツアーだと、バスで城の麓まで乗り付けて一気に見学するようですが、私たちはミュンヘンから、ローカル列車で約2時間ののんびりした行程を楽しみました。

城のあるホーエンシュバンガウの村は、メルヘンチックな小さなホテルやレストランが立ち並び、観光客を運ぶ馬車が待っていて…
村全体が、一つの舞台のようです。

ホーエンシュバンガウ村から城を見上げる

観光客を待つ馬車

一方、村のチケットセンターは、機械化が進み非常に近代的な感じでした。
バスでマリエン橋のそばまで山を上り、後は炎天下を汗をかきつつ歩きます。

マリエンベルク橋から見た白鳥の城


ちなみにその橋を、逆にお城の側から見てみると…こんな感じです。

マリエン橋

チケットを買う時に、ガイドツアーを申し込むと集合時間を指定されます。
私たちは早めに着いてしまったので、ギラギラと太陽が照りつける下で延々、中に入れるのを待っていました。

ノイシュバンシュタイン城(中庭から見上げる)

う~ん…
想像していたより、ずっときれい。というか、キレイすぎる。
あまりに新しくピカピカした感じが保たれている(のか、お化粧したのかは謎)ので、19世紀の城に来た!というよりは、 ディズニーランドにいるみたいな気分 になりました。

ノイシュバンシュタインの入場を待つ

いよいよ中へ入場。…でも、室内は撮影禁止なのでした。ザンネン。

しかし、ワーグナーのオペラをモチーフにした壁画や彫刻にビッシリと埋め尽くされた城内の、あまりにも絢爛豪華な様子に圧倒されてしまった私たち。

一つひとつの装飾はとても美しいのだけれど、どこまでもどこまでも理想の美を求めようとするあまり、「きれい」というよりは一種「すさまじい」空間でした。
ただ、お城のバルコニーから見る風景は、それはそれは心洗われる美しさで、見とれてしまいました…

ノイシュバンシュタイン城からの眺め


「いやぁー、ここまで来ると“バカ殿”だな、ルートヴィヒって」
…という、身もフタもない一言に、一同激しくうなづいてしまったのであります。

城の建築に熱中した挙句、引きずりおろされるように退位させられ、直後に不審な水死を遂げたルートヴィヒ2世。
しかし、その彼が残した城が、今では莫大な利益をドイツにもたらしているのですから、バカ殿さまも捨てたものではありませんね。

永らく中途半端に放り出していた、 旅のフリーページ
新しく、今回の ドイツW杯の旅 のページも作りましたので、よかったらぜひご覧ください。

明日からは夫の夏休みで、お弁当づくりも早起きも9連休です。
物騒なニュースも続いていますが、どうぞ皆様、楽しい夏をお過ごしください。





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最終更新日  2006.08.11 23:42:59
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にゃるほど !   
SEAL OF CAIN  さん
「バカ殿」とは、まさにです。サリィさんのお友達に座布団10枚 !
ルートヴィヒは、私は確か、澁澤龍彦の「異端の肖像」で知ったのだったと思います。(よく覚えていませんが…)、10代後半ぐらいだと思います。
その後、この狂王に興味を持ち、ルートヴィヒの事だけを書いたブ厚い文庫本を読み、ヴィスコンティの映画を観て・・・て感じだったと思います。
ルートヴィヒのつくりだした美は、狂気性のものだと思うので、そこに惹かれるのです。そこの所を是非実際目にしてみたいと思っております。(いつになるやら…) (2006.08.12 15:16:46)

バカでも美貌なら。(笑)  
せしるん  さん
素晴らしい写真の数々楽しませて頂きました。
ホーエンシュヴァンガウ城もご覧になったのですか?
世界史の授業で学ぶ前に「神々の黄昏」「山猫」を筆頭にしたヴィスコンティ映画、バーガーやビヨルン・アンドレセンは映画好きの友人の間ではアイドル的存在でした。(美の代表というか?)
その後のバーガーの凋落ぶりが・・・。写真週刊誌に載ったりしましたからねぇ。 (2006.08.12 17:00:24)

Re:バカ殿さまの城(08/11)  
千佳りん  さん
ワールドカップの際にはドイツ観光も
されたのですね。
素敵なお城に景色、私もいつの日か
行かれたらいいなあと思います。

昨日からご主人も夏休みなのですね。
ゆっくりと楽しい休日をお過ごしくださいね。
(2006.08.13 06:08:32)

馬鹿は馬鹿でも  
まろ0301  さん
 ここまでいきますと、馬鹿は馬鹿でも「気合の入った馬鹿」という感じがしますね。
 突き抜けてる・・という印象があります。 (2006.08.14 09:01:18)

Re:にゃるほど !(08/11)  
サリィ斉藤  さん
SEAL OF CAINさん

>「バカ殿」とは、まさにです。サリィさんのお友達に座布団10枚 !

よかった~、怒られちゃうかな?とドキドキしていました(笑)
私はヴィスコンティの映画が入り口だったと思います。美貌の狂王、しかも従姉はプリンセス・シシィですものね…何とも華麗なる系譜です。

>ルートヴィヒのつくりだした美は、狂気性のものだと思うので、そこに惹かれるのです。

それはね、本当に今回、実際に目にして初めて、強烈に実感しました。映画ではつかみきれなかったんですけど、それまで目にしてきたヨーロッパの格調高い古城や宮殿とは、明らかに異質なエネルギーが渦巻いていました。
あまりにも観光地として整備されすぎている感はありますが、CAINさんもいつかきっと、あの城を「体感」してくださいね。 (2006.08.21 14:27:07)

Re:バカでも美貌なら。(笑)(08/11)  
サリィ斉藤  さん

お休みはあっという間  
サリィ斉藤  さん
千佳りんさん

>素敵なお城に景色、私もいつの日か
>行かれたらいいなあと思います。

お嬢さんとの二人旅…なんていうのも素敵かもしれませんね。ドイツは(南の方しか回っていませんが)治安もいいし風光明媚で、お奨めの国です。

9連休といっても、終わってみればいつもあっという間で…(笑)それにしても時間が経つのは早いですね。 (2006.08.21 14:33:21)

Re:馬鹿は馬鹿でも(08/11)  
サリィ斉藤  さん
まろ0301さん

> 突き抜けてる・・という印象があります。

同じ「突き抜けた狂気」でも、戦争や虐殺に血道をあげるよりはどれほどいいか…なんて思ってしまいました。
それでも、当時のバイエルン国民にとってはいい迷惑以外の何でもなかったんでしょうけど、ね(笑)
(2006.08.21 14:35:11)

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