ミステリの部屋

ミステリの部屋

2005年05月25日
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探偵アノーは尊大でなかなか手のうちを明かさない、
うっかり見当はずれのことを言う者には冷笑で答えて赤面させる。
わけが分からずに詳しい説明を求める者には「船長は私だ」の一言ですませてしまう。
なかなか魅力的で、探偵はこうあるべしという気さえします。

なんとこの作品は1910年に刊行されました。
ミステリ黄金時代に先駆けた古典です。

最近「世界探偵小説全集」国書刊行会で、他では読めないような古典を読むことができるので目をつけているのですが、この作品はその第1巻です。


南フランスの避暑地エクス・レ・バンで宝石の収集家として知られる<薔薇荘>の富裕な女主人が惨殺された。
室内は荒らされ、同居人の若い女性が姿を消していた。
事件の状況は一見明白に見えたしかし、少女の恋人の求めに応じて立ち上がったパリ警視庁の名探偵アノーの活躍によって、捜査は意外な展開を見せ始める。
少女の秘められた過去、降霊会の実験、消えた自動車と足跡の謎、一体何が<薔薇荘>で起こったのか?(表紙裏より)


この古典の魅力はあらすじに現れています。
古き良き時代の、魅力的な登場人物、ロマンあふれる設定。



このシリーズは解説も詳しくて面白いのですが、そこに『代表作「四枚の羽根」は圧倒的人気を博し、繰り返し劇化、映画化された。』とあります。
もしかして、と調べてみたらやっぱり2002年公開の「サハラに舞う羽根」の原作でした。
見たいと思っていた映画だったので驚きました。



薔薇荘にて  著者: アルフレッド・エドワード・ウッドリ・メー /富塚由美









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最終更新日  2009年06月17日 11時48分36秒
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