ミステリの部屋

ミステリの部屋

2010年01月05日
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数少ない作品中、未訳だった最後の一冊が満を持して登場。

とある屋敷にて病死する主。
その裏でほくそ笑むのは誰だ?
未亡人、義姉、主治医、執事、そして親友を名乗る男…。
それぞれの横顔が疑惑の影に覆われる。
複雑に絡み合った怨念の糸を、ボストン警察のケイン警視が巧みに繙いてゆく。

内容(「BOOK」データベースより)



探偵役は、ボストン警察のケイン警視。

彼が病気療養で休職中に、突然、ファラデーと名乗る男が訪ねてきて、友人のアーロン・ローリングが殺されるかもしれないと告げます。

その後、HELP MEと書かれた本が送られてきたことから、興味を持ったケイン警視は、身分を伏せてローリング邸に間借りをし、私的に調査を始めるのでした。
そしてある夜、アーロンが急死します。


このローリング邸というのが、良からぬことが起こりそうな、いかにも陰鬱な屋敷です。(平面図あり)

そして、そこに住む、アーロン、妻、義姉、執事は、ほとんど外出することはありません。訪ねてくるのは主治医のみ。

ケイン警視からすると、彼らの言うことは、どうも信用できないことばかりです。

謎は深まり、途方にくれかけたころ、あきらかになる意外な真相。

手がかりが、目の前に提示されているのに気づかなかったこと、


派手ではないけれど、緻密な構成が素晴らしい、“館もの”ミステリです。


ロジャー・スカーレットは女性二人の合作によるペンネームで、
1930年から1933年のわずか4年の間に、5つの長編を残しました。
すべてボストンを舞台にした“館もの”ミステリでした。

代表作とされる『 エンジェル家の殺人 』も読んでみたくなりました。

「エンジェル家の殺人」は、江戸川乱歩が激賞、翻案し、「 三角館の恐怖 」として発表しています。





ローリング邸の殺人  楽天ブックスでは売り切れです










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最終更新日  2010年01月06日 00時09分49秒
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