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samsam7727

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samsam7727 @ Re:おきばりやす^^*/(10/15) べんてん2951さん >順調そうで何よりで…
べんてん2951 @ おきばりやす^^*/ 順調そうで何よりですね。 次は年末か年…
samsam7727 @ Re:フッフッフ^^(07/25) べんてん2951さん >>いっそのこと、二…

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カテゴリ: カテゴリ未分類
Kの受験日は確か、3月1日、2日だったと思います。2日、3日だったかも知れないけど、とにかく二日あった。

前述のとおり、受験科目は算国理の三科目です。しかし、実際にはそれ以外に、体育と面接があります。ただ、体育に関しては、「体がちゃんと動くかどうかを確認するだけ」という話でしたし、実際には、僕の同級生には後にテニスのラケットくぐりで名を馳せる、とっても特異な体を有するK君もいましたから、余程の事がない限り、体育で落ちる事はありません。実際、このK君も僕と同じ時に体育の「試験」を受けましたが、確かに動きは変なんですが、一生懸命真面目にやってると、最後に試験官が、「はい、みんな問題ありません」って言ってくれたので、まあ、ホッとしました。

面接の話は後述します。

算数と国語は二日間に分けて二回、理科は一日だけだった様な気がしますが、うろ覚えです。もしかしたら理科も二日目にもあったかも知れません。

当時、住んでいた場所は京阪沿線で、ご存知のない方のために説明すると、大阪と京都を結ぶ電車です。しかし、後発の電車であるため、梅田や難波といったターミナル駅ではなく、淀屋橋というビジネス街が終点です。しかも、淀屋橋駅は横にスペースがないため、縦に二編成電車が止まるという、恐るべき「鰻の寝床」駅でございました。それは余談ですが。

私の場合、最寄り駅から淀屋橋まで25分、淀屋橋から梅田まで地下鉄で3分、梅田から学校の最寄り駅まで25分って感じで、しかも自宅から最寄り駅まではバスだったので、通学時間は1時間半でした。試験当日は、梅田にある新阪○ホテルに泊まって、そこから出撃する事としました。

一日目、梅田駅で特急に乗り、発車を待つ間、母が僕を惑わせる事を言った事はすでに書いたとおりですが、特に気持ちが動く事もなく、Nの最寄り駅より三つほど手前のKの最寄り駅で阪神電車を下車。徒歩十分で学校に着きました。途中、寒かったので震えた記憶があります。母がまた要らん事を一言。

「武者震いか?」

正直言って、そこから試験が終わるまではまったく覚えておりません。出来ませんでした。最悪でした。国語も算数も理科もボロボロでした。帰り道、泣きそうでした。ずっと、下を向いていました。雪がぱらつき、頬に当たりました。その冷たさしか記憶にない。母とも会話を交わした筈だけど、全然、記憶にありません。



ホテルに帰ると、父が待っていました。父とも会話をしたと思います。でも、内容は忘れました。記憶にあるのは、そのホテル内で食べた竹○亭の鰻重が、生まれて一番、美味かった事。大阪では食った事のない、柔らかい鰻でした。

その美味い鰻を食って、なんだか明日も取りあえず頑張ってみようと思いました。単細胞は昔から変わらずです。

こうして一日目が終わりました。

**********

二日目の話をする前に、一日目に関する事で思い出した事を少々。

一日目の試験の前に、講堂に集められました。定員170名で倍率は例年3倍程度なので500名程度がいました。その500名の前で、教頭が話するのです。これがいい。本当にいい。感動するのです。

実は、合格後、教頭でこれだけだから校長はどれだけ良い話をするのだろうと期待して、それがものの見事に裏切られた記憶があります。それもそのはず、校長は代数の教師、教頭は国語、特に古文に造けいの深い教師でした。話の深みが違います。しかも、この教頭、後で知った事には、某有名作家のお父さんです。実は、その作家、結構好きです。彼が描く世界は結構身近に感じます。まあ、試験当日に、それまでの「是非とも合格したい」から、「この学校で勉強したい」に変わった感じがしました。そういう気持ちにもかかわらず試験に失敗し、大きく凹まされ、でも、父が食べさせてくれた鰻重でやる気を取り戻し、二日目を迎えたのでした。

二日目。これも試験の内容は記憶にありません。ただ、開き直ったせいか、出来は全体的に悪くはなかった。

試験の最後に面接がありました。面接の直前は、面接が行われる教室の前に椅子が五つあって、そこで待機させられます。在校生がここに行け、あそこに行けとお世話してくれるのですが、気持ちをほぐしてくれます。

こんな質問をされました。

「この中で、塾、○○の人?」



「××?」

一人が手を挙げます。僕はまだです。

「△△受験?」

僕と、三つとなりの奴が手を挙げます。

恐らく、二人は同じ事を考えたでしょう。



残った一人の塾を聞いた頃、順番が回って来ました。

結果的には、△△受験の二人だけ合格しました。こいつは後に、「Kにおける最もおもろい奴」の称号を得ます。Tという苗字でしたが、同じ苗字は二人いたので、もう一人が「賢いT」こいつは「アホT」と呼ばれました。残酷です。でも、僕にバカボンというあだ名を付与したのもアホTです。

これ、同級生が読んだら100%固有名詞がばれます。ホドホドにします。

因みにこのアホT、今ではどこかの大学病院の外科部長をしてます。癌になったら執刀してもらおう、と絶対に思わない顔してます。でも、最高におもろい奴です。

面接の番が来ました。僕が覚えてるやり取りは通学時間の事だけです。

-ほう~、○○市から来るんか~。遠いな~。

「いえ、遠くありません。」
(いや、マジで遠いっす)

-今日は、自宅から通ったんか~?

「ハイ。6時半に起きて来ました。」
(新阪○ホテルから来ましたがな~)

-どれくらいかかった~?

「ハイ。一時間です。」
(ゆうに、一時間半かかるって。マジで鼻血もんやわ)

-一時間~。遠いな~?

「それほどでもないです。」
(ヤバ~。一時間半ってゆわんで良かった~)

-遠いけど、通えるか~?

「ハイ。通えます。」
(ここで通えんって言う勇気のある奴は尊敬するわ)

僕はこのやり取りで、通るような気がしました。実際には遠くから通う受験生全員に同じ質問をしているのでしょうけど、どうも、この学校は通してくれるような気がしました。

僕のK受験は終わりました。後は翌日の発表を待つのみです。





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Last updated  2004.10.12 14:40:23
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