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2年前の今頃、母と一緒にヘレン・メリルのコンサートに行ってきた。"ニューヨークのため息"と言われた彼女の歌声は、かなり力を失い、咳き込む事も度々あった。彼女は、私の母と同年齢、今年85才だったと思う。先月の中頃、また母の様子をみに実家に戻った。相変わらずな母の状況の上、今の医療事情により筋肉をマッサージするリハビリがいつの間にか中断されていた。放っておいた筋肉は固まってしまう。誰かが常に看護してあげなくちゃ。。。父に頼むのは、そろそろムリがあるかも。LAの家に戻ってくる途中、バスの中で相席になったショートカットの女性。見た目も明るく、介護について色々と考え悩んでいた私には眩しいくらいに見えた。アメリカでは知らない者どうしで直に世間話が始まる。軽い自己紹介で分かった事は、彼女はオペラ歌手で、普段はNYのブロードウェイで歌い、時にはアメリカ各地やアジアに至るまで、ツアーで歌いに出かけているという事。自分の紹介もそこそこに、歌を歌う事のキャリア、それをいつまで維持出来るのか、など、そんな感じの事をたくさん質問したと思う。たぶん、そろそろ自分のキャリアの”引き際を考えて。彼女は ”(歌う事に)自分が努力をしなくなった時、興味が以前ほど持てなくなってきた時がリタイヤメントだと思う”と言った。”歌を歌うのはアスリートと同じ。毎日体を整え、練習を続け、それが続けていられるうちは現役。作曲家やアーティストもね” と続ける。”色々な事に興味を持って、吸収しているうちは現役、でも面倒だと思い始めたらそれがリタイヤ。”と笑った。”でも、お婆ちゃんになった時はさすがにもう歌えないでしょう?”と、私。頭の中に弱々しいヘレン・メリルの歌声を思い出していた。”人間の体は、今まで頑張ってトレーニングしてきた事は覚えているもの。アスリートの筋肉と同じ。どんなに年をとっても少しトレーニングをすれば、また元に戻るわ。”キャラキャラとしていた明るい笑顔はキリッとしたプロの顔に変わっていた。バスを降りた途端、今ある仕事をサッサと片付け、実家に帰ろうと思った。しばらく無くなっていた食欲が急に戻ったようで、そのまま大好きな日本食レストランに向かう事にした。*********という事で、そろそろ帰ろうと思います。ところで、バスの中であった彼女(リサさん)、後でgoogleすると、かなり有名な方だったようで、感動しました。帰る前に一度歌声を聴きたいものです。
2015/04/07
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