心の中は暖かく

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2011年04月26日
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福島県民への差別について、ニュースなどで問題になっています。
テレビでその話を初めて聞いた時、夫婦で大きく頷いてしまいました。

と言っても、頷いたの内容は全然別方向ですが…

というのも、うちでは、夫だけが花粉症がなく、うちは日本でも有数の花粉地帯にあるからです。
そして、、夫は夕ご飯に帰ってきたら、また仕事に行って、戻って来てからお風呂に入るます。
原発事故より以前、もう10年近く、花粉の季節になるたびに、夕食に戻ってきた夫と夫婦げんかをしています。

私たちは、外から帰ると、来ていた服を玄関で袋に入れ、鞄なども拭きます。
そして、玄関で下着になって、お風呂に直行し、シャワーを浴びてから、いろいろなことを始めます。
そうしないと、鼻水が出て、のどが痛くて、快適に過ごせないからです。

勿論、洗濯物は、半年近く部屋干しだし、コートだって洋服だって、花粉のつきにくいものを選んで買っています。

ところが…
夫ときたら、いくら言っても、ダメ。怒ってる
上着を脱いでこそくれますが、外で穿いていたズボンを穿いたまま、髪を拭きもせず、中に入ってこようとしては、私にどなられます。

「汚い!」怒ってる
「うるさい。上着を脱いでやっただろう。」怒ってる

もう、毎日。

夫には、まったく私が怒っている意味がわかりません。
何ともないのですから。
けれど、私には、夫が私を殺そうとしているような気さえするほど、花粉をつけて入られるのは不快です。

だから、福島県の人に対する差別の話は、うちの夫婦の日常そのもの。



でも、夫がお風呂から上がっては、一緒にビールを飲んで、小一時間くらいは話をして、同じ部屋に寝ているので、特別仲が悪いとか、離婚寸前ということはありません。
別に夫自身が汚いと思っているわけではないのですから。
お風呂に入って、髪の毛についた花粉まで取ってくれれば、良い夫です。


ある意味、放射性物質は花粉と似ているそうです。
だから、人から人へはうつりません。

でも、それをつけたまま来られるのは、危険。

しかし、花粉と違って、放射性物質は目に見えないから、証明書を提示してもらうくらいしか、確認する方法がないのではないかと思うのです。
福島県の人だけというのがおかしいのなら、いっそ、転入してくる人全てに検査を義務付ければ良いのではないかと思います。
お互いに、安心できることが差別をなくすことにつながるからです。

実のところは、夫婦で、これから先、ずっと、けんかをしなくてはならない私たちと違って、受け入れ先で一度だけ提示をしろと言われるくらい、大したことないと思ってしまいます。
うちに比べれば、たかが一回だけ、他人様に言われるだけだから、まだましだなあと夫も言っています。(それだけ、傷ついているということ??)

こういう風に書くと笑い話のように、うちのことなど見えますが、私たちにはかなりシビアな毎日です。
毎年引っ越したいと思って、調べているうちに花粉のシーズンが終わってしまい、そのままになってはいますが…(花粉のシーズンはつらくて、ほとんど調べることが出来るような状態でないので、物事が進みません。)

今年もまだ、ヒノキ花粉でつらい日々が続きます。
毎年屋内退避をしているような我が家。
家だけではなく、両隣の家の人も、大変そうです。

何か良い方法があればと祈るような思いで、花粉のシーズンを過ごしています。











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最終更新日  2011年04月26日 22時50分12秒
コメント(8) | コメントを書く


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Re:夫婦で大きく頷く(04/26)  
yasukohatensi  さん
花粉対策と放射能対策はほとんど一緒と聞きます。
症状が出る人にとっては、放射能以上の脅威ですよね。
 いじめや差別ではなく、対策が必要なのですよね。
でも、今福島で頑張っている作業員の方々は、一体どんな対応を取られるのか?
家族にも、周りの人にも・・・
私たち日本人いや・・黙々と世界のために
お風呂にも入れずに頑張っているのに・・・
家庭に帰るときにはやっぱり、きちんと対策を取らないと
ご家族を将来不幸にしてしまう可能性があるってことですものね・・ (2011年04月26日 23時46分10秒)

Re[1]:夫婦で大きく頷く(04/26)  
tokiwa37735  さん
yasukohatensiさん

本当に現場の方々には私たちの命を守ってくださっていることへの感謝で足を向けて寝られません。
その勇気と責任感にどうやって私たちは答えたらいいのでしょう。

劣悪な環境の中で仕事をされていると聞き、せめて、お風呂や暖かい食事など休まる環境を用意してあげてほしいと思っています。
また、将来にわたる本人と家族に対するきちょんとした保証もしなくては、絶対にいけません。

差別はほとんどが本能的な恐怖から来ているように思います。
だから、道徳を振りかざしてみても、表面上は収まっても心の奥底にくすぶってしまうだけです。
その恐怖を取り除く方法があるなら、それをすることが差別をなくす一番の早道だと思います。
また、今回は、人間というよりも、その方の着ている物や持ち物についている放射性物質を取り除きさえすれば良いことなので、除染を徹底すれば、やがては収まるのではないかと思います。

また、国は、安全の基準を引き上げて、あたかもすべてのものが安全であるかのごときやり方をしてしてほしくないと思います。
そうすることが、反対に、すべてのものが危険であるという不安を与えているのだと思います。
原発の処理にはまだ長い期間が必要なら、もう暫定基準値での生活ではなくて、平常時の基準値で見ていくことが必要になるのではないかと思います。

強制退去になった人たちが、避難所で暮らすのではなくて、たとえかりにでも何年かどこかへ移住してしっかり生計を立てながら暮らせるような援助が出来ないものかと思っています。
(2011年04月27日 08時02分54秒)

4.27  
こんにちわ

挨拶に立ち寄りました

訪問感謝します (2011年04月27日 10時01分33秒)

Re:夫婦で大きく頷く(04/26)  
たしかに放射能は危険です。福島県民・福島の野菜のすべてが危険であるわけはありません。

曖昧にしか情報を開示せず、「ただちに影響が出ることはない」というような役人好みの表現をする政府機関。改ざんされていないとは断言できないデータをポツリポツリ小出しにする東電。そのようにして、逆に恐怖感を煽るやり方に問題があります。

個人個人がどのようにふるまうべきか、難しいですね。 (2011年04月28日 14時24分58秒)

Re[1]:夫婦で大きく頷く(04/26)  
tokiwa37735  さん
かずたま58さん

勿論、福島県民が危険だと思っているわけではありません。
福島産野菜が全て危険かどうかもわかりません。

放射能は目に見えないので、大丈夫だということを示してくれることが、お互いの誤解や風評をなくす早道だと思います。
良い関係はお互いの安心と信頼の上にしか気づくことが難しいからです。
福島からいらした人は、放射線を気にして、わざわざ県外に出ていらした人だから、大丈夫と誰もが思うようになれば、差別など生まれないでしょう。

また、政府ももう暫定基準ではなくて、平常の基準で、野菜などが安全かどうかを示してほしいと思っています。
暫定基準というのは、あくまで、暫定で、2,3か月で収まるならこれくらいは大丈夫というもののように、外国の基準と比較して思うからです。
おそらく、この状態は何年も続くのでしょう。
となれば、世界の基準と同等でなくてはなりません。
いつも政府は外国の基準でも、平常時の基準をもとに話をしないので、本当に怖いなあと思っています。
今の基準での安全宣言では、なかなか安心することはできないのが現状です。

政府は、パニックを恐れて、あいまいな言い方で国民をなだめているのでしょうが、それが効く人と反対にそれが恐怖につながる人といて、帰って、混乱を生じさせています。
せめて、データとともにWHOや外国の基準値開示も行い、各自の判断を仰ぐことが必要だと思っています。

個人個人がどうふるまうか難しいだけでなく、個人の基準をお互いに尊重していくことが大事ではないかとも思います。
全体主義の足音が聞こえてくるようで、不安でなりません。

(2011年04月28日 15時53分12秒)

4.29  
こんにちわ

挨拶に立ち寄りました

訪問感謝します (2011年04月29日 10時31分54秒)

5.2  
こんばんわ

挨拶に立ち寄りました

訪問感謝します (2011年05月02日 17時58分58秒)

Re:5.2(04/26)  
tokiwa37735  さん
つぼんち16さん

ありがとうございます。
気づいたら、もうゴールデンウィーク。
いつも通りの毎日を過ごしています。 (2011年05月04日 22時40分44秒)

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