時のそよかぜ。

時のそよかぜ。

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

サンキュウ123

サンキュウ123

Calendar

Favorite Blog

転居後初めての銭湯 New! ならしの。さん

通行止めの理由は… New! ヨンミョン1029さん

予定! 韓国の達人!さん

198円 ちーこ♪3510さん

Comments

早川伸子@ Re:朱蒙・チュモンの頃の歴史について(mixiより転載・加筆)(09/05) 古い平凡社百科事典に神武天皇は朱蒙の弟…
あささん@ Re:韓国の歴史・李王朝最低の王様・仁祖。(09/07) ほんまにあほやな この仁祖 光海君が追…
suzuhara@ 荻原遼さんの本 今 「北朝鮮に消えた友と私の物語」 を…
suzuhara@ 荻原遼さんの本 今 「北朝鮮に消えた友と私の物語」 を…
suzuhara@ 荻原遼さんの本 今 「北朝鮮に消えた友と私の物語」 を…

Freepage List

2010年10月17日
XML
カテゴリ: 韓国関連



 大朝鮮国皇帝の高宗の直接の指示であったが、朝鮮国民は立て札を見て戸惑いがあった。


「なぁ、これなんて書いてあるんだ?」
「いや、わかんないなぁ~」


 立て札は、漢文とハングルで書かれてあったが、一般の国民は文字を読める人が100人に一人くらいであったため、田舎では村の長老や引退した両班などがみんなに話したが、そういった人がいない地域では役人に教えてもらうために村人たちが役所に殺到していた。

 この時代、朝鮮国民の文盲率は95%を超えていたのである。

 ハングルは1500年代初頭に作られたが、女子供の文字として一般的にはまったく普及していなかった。
 ハングルを作った役人たち自身が、明や清に固有の文字を作ったことをひた隠しにして、恭順の意を示すため一般国民に教育することもなかったのである。


「なぁ本起、このままじゃぁ誰も応募できないよ、何かいい方法はないかなぁ~?」


「僕はこれでいいと思う」

 河鐘文が言った。

「なぜだい?」
「あのね、意味がわからなくても人伝に今回の募集のことはみんなに広まる、そしたら国が変わったことをみんなが分かるんじゃないのかな?」

「なるほどね・・・ゴン、俺たちが心配しなくてもちゃんと伝わると思うよ・・・そうか~鐘文の言うとおりだ、両班中心の世の中から僕らの世の中に変わったことは分かるよね」


 実際、立て札が各地に立てられてから国民の間では、能力さえあれば日本に行けるようにになるといううわさが広がり、いままでの科挙に失敗した没落両班の子弟や書堂で勉強していた一部の一般民からの留学生応募が相次いでいた。


 そして景福宮では高宗が次々と仕事をこなしていた。

「陸軍大臣を呼べ」
 と、内官に指示を出し日本軍との協調する計画を相談する一方、国内の整備に向けアメリカ公使やイギリス公使と精力的に会談し、日本との関係を深める手を打っていた。

 欧米諸国もはるか極東の地域に膨大な資金を投入するわけにもいかず、極東地域で一番に近代化を果たした日本にロシアの盾になってもらいたいという思惑の中、技術力を持った人材の援助で、朝鮮半島発展のために協力する方向で動いていた。


「若狭殿、向井殿、さっきイギリス公使が来て、鉄道敷設に協力してくれると言ってきたぞ」


「うむ、とりあえず京城に物資を運ぶため、チェムルポ(今の仁川)からノリャンジンまで測量を開始するそうだ」

「それはすごい、我が日本でも10年前に新橋から横浜まで開業して、今、大阪まで建設中ですからね、朝鮮でも鉄道は出来るのはすばらしいことですよ」
「そうだろう、私もワクワクしてきておる。日本からも技術者がどんどん来てくれているしな・・・あとは我が国の国民が自力で国の繁栄のために働ける場所や、勉強する場所を作ってやることが私の仕事だな」


 高宗はロシア幽閉から帰ってきて、国を愛する気持ちがより強くなったのである。それまでの高宗は父親の大院君と嫁の閔王妃の間に挟まれ、両者から責められ続けたため政治に対する気持ちや国を思う気持ちを持てずにいたのである。

 酒におぼれ、政治をないがしろにし、面倒なことは他人任せで名ばかりの王様であった。




 高宗が王様になる前は、安東金氏が60年以上にわたり権力を握ってきた。

 王様以上の権力を持ち、60年の朝廷支配によって築き上げた資産は、朝鮮の国家予算の3年分に相当すると言われたほどの金銭を溜め込んでいたのである。


 そういった中で、ロシアから帰ってきた高宗のリーダーシップは今まで数代の王様にはないものであった。





つづく








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年10月17日 07時48分15秒 コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: