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詩作入門

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【「なみだ」で学ぶ多聞の詩作入門】

と題して、私なりに詩を説明させていただきます。難しいですが、これを読んで、ご苦労をされたら、きっと、ご自分なりの詩は描けるようになると想います。

ではでは、はじまります。

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思いを人に伝える場合、いろんな表現がありますね。詩は想いを伝えた言葉に心と情景がこもっているともっと素敵に輝くと想うな。

文例:

秋の夜空に満月に少し欠けた月が浮か
んでいます。傍らには渡り鳥。
とても美しい名月を見上げていると、あなたへの想
いが溢れて、もの悲しい気持ちになりました。月が
涙で霞んでいます。


詩例:

人恋し故郷恋しと渡り鳥
月は霞んで十三夜

人恋し貴方を想う十三夜
月はおぼろに神無月

光りが滲む神無月
いずこに見ても悲恋月


いま、書いてみた駄作ですが、、、詩の方が情景が浮かび作者の気持ちをより強調しているのがわかりますね。(?)

詩は味わいを深めて感動を促すものです。

その技法の種類は問えませんが、私なりに基本的分類をして、わかりやすい例をあげて説明しますね。(分類の名称は私が勝手に作ったものです。)

私は散文は詩ではないと想っています。ここでは詩の種類を私なりに説明しますね。



1・【積み上げ技法】



まず私の 「なみだ1」 をご覧ください。

話ことば(いつも使う言葉)で、単語と単語の積み重なる効果を考えて書いてあります。

これが一番簡単な技法なんですね。書いている見栄えと内容に生きる「意味(考え方)」で勝負する作品です。

この書き方が大多数の人たちが使う(簡単)方法ではありますが、内容が伴っていないと失敗に終わります。

そして、「にぎやかな町」がいいのか「喧騒の町」なのか、「華やいだ町」なのかといった組み立ての積み重ねで出来ていますので、選択が重要になりますね。くわえて説明文になりやすい側面があるので注意しましょうね。




2・【比喩(直喩)の技法】



まず私の 「なみだ2」 をご覧ください。

修辞法っていう国語の中に「比喩表現」があります。

その中で「直喩」を使った文例です。

「なになにのような」「みたいな」「そうそう、彼ってどんな?」「キムタクみたいな髪型でぇ、カバのような口よ」

これです。

直接の例えで表現しますが、これだけで説明には見えなくなります。ここがいいとこ。

読者に想像と省みるココロを促して、相手の主体的感情を揺さぶることが出来ますね。

しかし、組み立てがうまくいかないと、とてもくどい作品になりますので注意しましょうね。



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3・【比喩(隠喩)の技法】



まず私の 「なみだ3」 をご覧ください。

これは比喩表現の「隠喩」です。隠してあるんですね。

「何が隠されてるの?」って想いますよね。例えばね、

実るほど頭(こうべ)を下げる稲穂かな

有名な俳句(詩)ですが、意味を考えてみると

「聡明な人々は、その立ち振る舞いにいやみはなくて、聡明なほど腰が低く、やわらかく優しく見えるのです」 みたいな感じかな。

作品のどこにも書いていませんね。でも、わかるんです。これが詩の真髄!!

「書かずに読ませる!」見つけてもらう!隠しているからこそ読み見つけた人の感動は大きく広がります。

ここで、私の隠喩作「ひとしずく」をご覧ください。




4・【詩の書き方】



自信のない方は最初は俳句や短歌などで勉強することが望ましいですね。

詩人は俳句や短歌も書くことができるからです 。私もNHKや読売新聞や伊藤園などが主催する俳句や短歌の賞をたくさんいただいています。

どうしてか?

そう、隠喩を知っているからなんですね。


しかし、

詩は自由なもの。こんなことを知らなくてもいいのです。感動があればいいのです。でも、知っていたほうが早く上達する人もいますので、書きましたよ。

説明した技法は画一的なものではありません。どんどん混合して使ってくださいね。自由なんです。ご自分がココロから感動できれば「作品」なのですから。







いかがでしたか?いつか、もっと踏み込んだ詩作論
も掲載いたしますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

では、さようなら。


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