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祇園精舎の鐘の声

■言+寺=詩■

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらはす・・・」


 有名な「平家物語」の冒頭です。釈迦が存命中、中インドの有力者が思想に感銘して寄進したのが、祇園の地に建立した精舎で、ここには釈迦の教えを乞う弟子達が集合して人間究明の哲学を学びました。

いうなれば、世界最古の大学でもありました。

 「沙羅(sara)とはインド原産のナツツバキのことで、淡く黄色い美しい花をたたえるのですが、熱い日差しに、すぐに色あせてしまい、美を提供する時間が極めて短い花です。

 琵琶法師(法衣をまとった盲目の音楽家)は、各地を行脚しながら盛隆を誇った平家が崩壊していく姿を人の世のことわりとして語りついでいったのです。

それは押律や韻律にこだわりリズムを保ち、そして語ることにより多くの人々の感銘と共感を得た大衆文化へと開花していきました。平安の吟遊詩人です。

 鎌倉以前から日本の文化を築いてきた中心は寺でした。

蔵本も講義も行なわれていました。釈迦の祇園精舎のように時代文化の中心でもありました。生きること、行動することの意味を解明しようとする天才が集合する学び舎だったのです。

 そこで学んだ天才は後年、素晴らしい論文を残しました。それは空海の論語であり、日蓮の戯曲(問答形式)など、流れと作りがリズムに溢れ、人々に尊敬を集めていきます。僕もふた
りの文献を読むにつけ、美しい作りと音の素晴らしさにため息がこぼれてしまいます。

「詩」は言葉と寺で出来た文字、中国での顔文字の変形であるといわれていますが、僕は意味深いことであると感じます。

 現在の寺は葬式家に代わってしまいましたが、国家の最高学府(当時の寺)と伝える言が融合したリズムでもあるのです。

私達は人生を標榜するのであるならば、文化はどのように伝い語られてきたのか、また、私達が使用する押律や韻律がどんなに素晴らしい歴史に彩られたものなのかを知ろうとする時間も持ってみてはいかがでしょうか?

奥は深く重いのですから。





 僕┃が┃描┃く┃人┃の┃繋┃り┃
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     「記  憶」



    空に星が散らばった
    星に石ころができた
    大地に人がうまれた

    空と星と石ころから
    人が生まれてきたよ

    この手もこの足もね
    あの時散った星の中
    あの時できた石の中


    人が大勢息づいてる
    人には心が広がって
    そこに愛が芽生えた

    繋がりと心と愛から
    ぼく達は思い描くよ

    君と僕の出会いもね
    あの時散った星の中
    あの時できた石の中

    それは永遠の物語




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■僕の朗読作品■


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