
先週末は木曜日から新年会の3連チャンに続いて、日曜日は日帰り東京出張と多忙な日々だった。日曜日は、どうしたら病理解剖の減少をくいとめることができるか、という研究班の会議だった。アンケート調査によると、臨床医からは画像診断の進歩と多忙さ、病理医からは研究に重点があり、病理解剖への熱意の低下などの理由が挙げられていた。個人的には、日本国内での病理解剖への理解の不十分さがあると思う。そもそも病理医といってもほとんどの人は何をする医者か説明できないだろう。ともあれ、その会議で、20数年ぶりに研修医時代に知っていた内科の教授に会った。私の顔を面影がある、と覚えていたその教授は、研修医時代の病理解剖の経験について講演された。胸部腫瘤と胸水の患者がいて、胸水穿刺したところ、心肺停止となり、そのまま死亡したという。原因解明のために病理解剖の承諾が得られたが、医師生命もたった半年で終わりかと夜も眠れなかったという。その病理解剖で胸部大動脈瘤の破裂とわかり、家族の理解も得られて、事なきを得た、という。それ以来、全ての病理解剖から学ぶことが多かった、という話だ。もしも、家族が病理解剖の承諾をしなければ、こんな話にもならない。一般人の普遍的な理解が求められるゆえんだ。
さて、行きの飛行機からは富士山からアルプスまで見通せるいい天気だった。一富士、二鷹、・・・とはいかないが、今年初の富士で、なにかいいことあるだろうか・・・。
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