サラサラ日記

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2012.01.17

思い出は美しくない。

(11)

カテゴリ：カテゴリ未分類

頼みもしないのに気が向くと
勝手にあれこれ送ってくるのだが
大いに役に立つときもあり
すっかりズレたものが届くこともある。
今回は割とビンゴ！的なものが届いた。
と思ってたら
最後に荷物の底の方から娘が取り出したものがいけなかった。
「これ　何？」

今はもう目にすることもない現像用の手書きの封筒に
白黒のものやカラーのもの、色あせた２，３０枚くらいの
懐かしい写真が勝手に送りつけられてきたのだった。
私がうなじ丸出しの大きなアヒルちゃんだった頃のものから
小学校、中学校、とバラバラに混じって入ってる。
知らない友達の写真まで紛れ込んでいたり。
それらはただ懐かしい、というものもあるけれど
学校に上がってからのものは
なんとなく、見てると苦しくなってくる。
懐かしさから笑顔になれるものがほとんどないのはどうしたことだろう。
写真の中の私が笑っていても

なんだか、いたたまれない気持ちになる。
私はまだほんとうにほんとうに子供で
今考えてみても、周りの友達に比べて数年分は精神的に幼かった。
バカで不器用で無遠慮で無知で世間知らずで無礼だった。
世の中のことどころか、自分のいる小さな世界のことも

でもほんとのところを自分がよくわかってないってことを知らず
周りに本当に迷惑をかけ、嫌な思いをさせてたと思う。

それで、それらの写真のほとんどを私は直視できないでいたのだが
それらを一番熱心にじっくりと見入っていたのは
今現在中学生となってる娘だった。
いつもなら無関心な彼女が食い入るように見て
「これは誰？」「どれがおっかぁ？」と話しかけてくる。
それで、見たくもない写真を何度も何度も確かめさせられ
またもや苦しい思いに囚われる
ということをもやもやと繰り返す昨日の夜でした。

体調の方は、家事をサボってゴロゴロしてたらすっかりよくなりました。

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