November 10, 2004
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 <草取りの時間、ある人が昆虫を傷つけました。僕はそれを見てかわいそうになり、つい草取りの事を忘れていました。その時、先生が僕に注意しました。昆虫のことを話したところ、先生は「そんなもの」と言いました。僕はその時目の前が真っ暗になるほどがく然としました。そのときほどがっくりしたのは初めてでした。一つの命を「そんなもの」と言う事はないと思います。>

 心のキャッチボールが出来ず、心の痛みに対してきわめて鈍感で子供達の心を傷つけている大人が多い。

 「与える木」と言う話を紹介したいと思います

<あるところに一本の木が生えていた。
その木はある小さな少年をかわいがっていた。
彼は 毎日 木のところにやってくるのだった。
木から落ちる葉を集め
それで作った王冠を頭に 森の王様ごっこをしたり
木に登って 枝でブランコしたり

二人は かくれんぼもして あそんだ。
疲れると、彼はりんごの木の陰で眠るのだった。
彼は木が好きで
木も幸せだった。
しかし、時がたち
成長した彼は友人と過ごすようになって
木は 一人ぽっちになることが多くなった。
そうしたある日、青年となった彼がやってきた。
木は”boy”と呼びかけると いつものように彼を遊びに誘った。
しかし彼は ものを買ったり遊んだりするお金がほしい と言う。
それを聞いた木は りんごの実を売ってお金をつくるようにとすすめた。

木は幸せだった。
しかし彼は ながいこと 行ったきり・・・木は悲しんだ。
そうしたある日 壮年となった彼が戻ってきた。
木は嬉しさにふるえ、”boy”と呼び掛け 彼を遊びに誘った。
しかし彼は忙しさを理由にその誘いを断り

それを聞いた木は 枝で家を建てるようにとすすめた。
彼は枝を切り落とすと それをもって木のもとを去った。
木は幸せだった。
しかし彼は 行ったきり ながいこと帰らなかった。
だから彼が戻ってきたとき 木は嬉しくてものも言えなかった。
木は中年となった彼に”boy”と呼び掛け いつものように遊びに誘った。
しかし彼はそれを断った、年をとって悲しくて遊ぶことができないと。
そして、遠くへ行くためにボートが欲しいのだと言う。
それを聞いた木は 木の幹でボートを造るようにとすすめた。
彼は幹を切り倒し ボートを造って航海にでかけた。
木は幸せだった・・・しかし ほんとうはそうではなかった。
ながいことたって 老人となった彼が 再び戻ってきた。
木は切り株だけになってしまって 彼の役に立てないことを嘆く。
彼のほうも、りんごは歯が弱くなって食べられない、
ブランコも木登りも老人になって疲れてできない、
座って休める静かな場所が欲しい と木に告げる。
それを聞いた木はいつものように”boy”と呼び掛け
古い切り株となった自分の上で休むようにすすめた。
彼は言われるままにした。木は幸せだった。>

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Last updated  November 10, 2004 06:32:20 PM
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