ボストンにあるブランダイス大学の研究者らが、平均年齢46歳の男女1000人を対象に行った調査では、被験者たちのこれまでの健康状態と、子ども時代に母親からどれだけの愛情を受けてきたかを比較するというもの。
その調査の結果、母親に十分な愛情を注がれて育ったと回答した人ほど、健康状態が良好で、大人になってからもメタボリックシンドロームなどになる確率が低いことが明らかになったそうです。
過去の数多くの研究では、貧しい家庭で育った人ほど、病気になりやすく短命の傾向があると考えられてきたという。しかし、今回の結果では、幼少期にどんなに貧しい環境で育っても、母親の愛情に恵まれていた人は、この傾向に当てはまらなかったそうだ。
研究者の一人であるマージー・ラクマン教授は、「家庭の経済状況にかかわらず、幼少期に受けた母親からの愛情が、大人になってからの健康状態にも影響を与えるようです。この影響が、子ども時代から40~50代の中年になっても続くというのは驚くべきことです」と語っている。
「健康的な食事や生活環境を保ち、さらに、悩みや話を聞いてあげるというような、ひとつひとつの愛情の組み合わせが、大人になってからの健康的な生活に影響を与えていると考えられます。今回は、母親の愛情に関する研究でしたが、父親についても同様のことが言えると思います」とのこと。
言われるまでもないことですが、やはり、子どもにとって親の愛情は必要不可欠なものである。自分に注がれた親の愛情に感謝するとともに、自らの子どもにもたっぷりと愛情を注ぎたいものですね。
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