MATRIX7

MATRIX7

2007.01.11
XML
カテゴリ: サッカー


 マドリードの戦略は利益の拡大にあることは間違いない。スポンサー資金や多額のTV放映権料を獲得するには、大スターの存在は欠かせない。その辺の事情は選手だって百も承知だから、どうしても甘えが出てくる。監督よりも選手が大切にされてきたことは、この数年間の監督交代劇を見ればわかる。ブラジル代表監督でさえも結果を残せずに去っていくしかなかった。スターのわがままを叱ることのできる鬼軍曹は、レアル・マドリードに存在しなかった。これだけの戦力を保有しているのに、優勝に無縁なのは指揮官の責任であるとされて、毎年のように監督交代劇が続いてきた。
 カペッロ監督は自信満々で就任したはずである。ユヴェントスの崩壊があったとはいえ、誰もが敬遠しているマドリードを引き受けるには、それなりの覚悟がないと指揮などとれない。結果が残せなければ、カペッロでさえもあっさりと首になるのがレアル・マドリードの宿命ならば、やりたいように行動してから首を差し出そうと覚悟を決めたのも当然になる。動きの鈍いロナウドはともかく、ベッカムまでも血祭りにするのだから、規律を求める姿勢は徹底している。
 小うるさい人間が監督になると、それに調子を合わせる選手と無視する選手が出てくる。時間厳守などという規律を打ち出すカペッロに反感を持つ人間が出てくる。それを露骨に打ち出したのがロナウドとベッカムなのだろう。先発メンバーから外されたベッカムがカペッロの話を素直に聞くわけがなく、内紛の炎が上がるのは止むを得まい。頭を抱えているのが経営陣になる。チームが強くなって欲しいけれど、人気が薄れたり、トラブルを起こすのはご法度だからである。
 ユヴェントスのような質実剛健のクラブにするか、それとも華麗な銀河軍団を維持するかは難しい選択になる。カペッロさえもてこずるのだから、多くの監督が途中で挫折してきたのは当然だろう。徹底的に強さを追求するか、どこまでも人気を追及するかの選択は、レアルマドリードの将来を大きく左右する。ロナウドやベッカムを放出するといっても、力の落ちた二人を受け入れられる金持ちクラブは、米国や石油産出国あたりにしかないから、レアル改革の前途は多難である。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.11 11:52:42
コメント(2) | コメントを書く
[サッカー] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


カペッロ  
Mitti  さん
こんばんは~☆
私は、断固として、カペッロ監督を応援します。
がんばれ~ 
質実剛健なレアルをみてみたいです。(笑)
  (2007.01.11 21:46:33)

ベッカムはロサンゼルス!  
ROLAN727  さん
ベッカムはロサンゼルス、ロナウドはサウジアラビアに向かうでしょうね。飾りの監督と違って、さすがにカペッロは安易な妥協をしない。これでマドリードが目覚めたら、怖い存在になりますよ。といって、豪華スターたちが本気でサッカーをやる気になるまでは、かなりの時間が必要に・・・。 (2007.01.12 14:26:35)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: