MATRIX7

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2007.10.04
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カテゴリ: モータースポーツ

 FIAのコンコルド協定がもめているのも、カスタマカーチーム(トロロッソ、SuperAguri、プロドライブ)の扱いをどうするかで意見が分かれているためである。ウィリアムズは自社製作するチームと借りるだけのチームを対等に扱うのはおかしいと主張している。そのために、カスタマカーチームのコンストラクターズポイントは削減される方向に進んでいる。マシンを借りて戦っているだけのチームに、ポイントを与える必要はないと言う意見は強い。ところが、FOMの分配金(総額500億円)はコンストラクターズポイントの獲得数に応じて配分される。要するに、カスタマカーチームは賞金が減らされることになる。3チームが反発して、会議がまとまらないのは当然だろう。
 カスタマカーは本来弱小チームを救済することが目的になっている。資金や開発能力によって、自社開発のできない弱小チームがワークスと対等に戦える環境をつくるというのが究極の目的になる。ところがマクラーレンのアイデアは、2つの強力なF1チームを持つという発想だから、反感を買うのも無理はない。マクラーレンの4台が確実に表彰台を独占するようになると、スポンサーや広告代理店もマクラーレンに接近するだろう。ワークスチームさえも入賞できない事態も予想される。中堅チームや弱小チームには何も残らない。美味しい部分はすべてマクラーレンの4台に獲られてしまう。いずれ、フェラーリも同じアイデアを実現するだろうから、逃げ場がなくなる。ウィリアムズの主張が理解される要因である。
 ハミルトンとアロンソの対立は解決策がないように思われていたが、マクラーレン分割で正統マクラーレンにハミルトン、プロドライブ側にアロンソという組み合わせで問題が解消できる。アロンソの決断を待っていたルノーやトヨタはがっかりするだろうが、両チームとも深刻さに気がついていない。マクラーレンの4台とフェラーリの2台がコースを席巻すると、ルノーやトヨタはいっそう目立たなくなる。HONDAがSuperAguriに最新型を供与する余裕がないと話すのも当然である。プロドライブ計画が進行すれば、ワークスさえも脇役を演じる時代が到来する。才能あるドライバーにとって、マクラーレンの空席が2つもあるという点が強烈な魅力になる。トヨタを追い出されたラルフ・シューマッハでも交渉次第で・・・。 





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Last updated  2007.10.04 15:00:02コメント(0) | コメントを書く


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