MATRIX7

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2009.06.22
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カテゴリ: サッカー
 イタリアがエジプトに敗北したと聞いたとき、悪い予感がしていた。スペインが上昇気流なのに、イタリアは下降局面に入っている。イタリアサッカーは、ワールドカップ優勝から3年間で、大幅に衰退している。陣形もばらばらで、ブラジル人に翻弄されてしまう。こんなに弱いアズーリにどうしてなったのだろう。個人技の卓越したブラジルと戦うにはチームプレイしかない。攻撃と守備の組織力が機能しないと、体格的に劣るイタリア人に戦う手段がない。
 世界一になると、その後の戦略が難しくなる。次の大会も優勝することを強く求められる。世界一のメンバーを使えば、新世代がなかなか育たなくなる。新世代を使うと、とても世界一に届かない。世界一になった圧力が選手を押しつぶそうとする。トニの不振はその典型だろう。少なくとも鉄の守りは消滅している。ワールドカップは1年後なのに、やらねばならないことが多すぎる。リッピ監督が本当にイタリアを復活させることができるだろうか。 
 ブラジルのドゥンガ監督は、このところ厳しい批判にさらされてきた。情けない内容の試合を続けてきたからになる。すべてがドゥンガの責任だとして、炎のような攻撃を受けている。厳しい日程の続くブラジル代表にとって、体調を維持することは難しい。中2日の選手権ほどつらい大会はないだろう。消耗せずに勝ち続けるには、要領が必須になる。相手がライバルのイタリアとなると、別人のような切れのある動きを見せることに秘密がある。確かに、全力を尽くさなくても勝てる相手に、全力を尽くすことはない。
 ブラジルのサッカーは3年前と大きく変化している。カカが組織の中心になり、攻撃はロビーニョとファビアーノが担当する。マイコンのポジションはどこだというくらいに前後左右に大きく動く。個人技だけでなく、それを生かす機動力が新世代ブラジルの特色だろう。カカは6戦連続先発なのに、ぜんぜん平気な顔をしている。南米予選、コンフェデ杯と続けている間に、チームとしての一体感が形成されてくる。これだけ機動力のあるブラジルというのも、相手に脅威を与えるだろう。不完全燃焼に終わったドイツ大会に比較すると、新世代のブラジルは期待できる。





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Last updated  2009.06.22 13:34:52
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