MATRIX7

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2009.08.28
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カテゴリ: モータースポーツ
 この数ヶ月間にわたり、アロンソの移籍旋風が欧州を吹き荒れている。フェラーリ首脳が強く否定しても、逆に舞い上がってしまう。一部に執拗な移籍論者がいるらしく、発信源に多くの人々が戸惑わされている。最終局面において、アロンソがフェラーリチームに移籍することが正しいことは認識されている。F1世界で最も優れたドライバーであるアロンソが、フェラーリのマシンを手に入れると、その能力を存分に発揮できる。この組み合わせに対抗できるのは、マクラーレンが好調時のハミルトンくらいだろう。
 最大の問題は、フェラーリチームに既定のドライバーが二人いて、契約も10年度まで残っていることに尽きる。それを破棄して、アロンソと契約する決断ができるかにかかってくるけれど、さすがにフェラーリ首脳にも難しい判断になる。マッサを解雇することは、おそらく内部事情が許さない。ライコネンは解雇されても平然としているタイプなので追放される可能性があるが、フェラーリチームで王座を獲得したドライバーの処遇にふさわしくない。
 ドライバー市場で強力なマシンを求めているのは、アロンソだけではない。解散するBMWのクビサとウィリアムズのロズベルグも移籍先を探している。マクラーレンがロズベルグを獲得するとなると、コバライネンは解雇される。トヨタのトゥルーリも契約の更新が閉ざされている。ベッテルはレッドブルと契約して、アロンソ騒動の外にいる。来年度の不安のないドライバーは限られていて、一人が動くと玉突きが始まり、確保したと思った椅子が消えることもある。
 いずれにしても、ワークスチームは、フェラーリ、マクラーレン、トヨタ、ルノーの4チームに絞られる。ブラウンGPとレッドブルに期待がもてたとしても、ワークスの指定席は8つに減少することに変わりはない。アロンソ、ロズベルグ、クビサ、ライコネンなどが座席争いを続けるだろう。来年度のワークスシートが保障されているのは、ハミルトンとグロックくらいしかない。
 マッサとライコネンの能力を証明したのが、ルカ・パドエルの出場だったというのは皮肉というしかない。フェラーリのテスト・ドライバーを10年も続けてきた人間が、あのレベルのレースをするとは信じがたい。ミハエル・シューマッハ以外に代理候補がいないという状況にも首をかしげる。将来性を見極める新人テストを行えるチャンスなのに、おどおどしているパトエルを使わざるを得ない立場にあることが、混乱を助長する背景にある。





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Last updated  2009.08.28 11:35:13
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