MATRIX7

MATRIX7

2010.07.11
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カテゴリ: モータースポーツ
 レッドブルの採用した下方排気システムを技術的に熟成させることは容易ではないらしい。すでにメルセデスGPは排気ガスの熱対策に失敗して、見直しを始めている。フェラーリは耐熱部品を組み込んだミッションケースを開発することで乗り越えようとしている。狭い空間の中で、800馬力のエンジンが発する熱を下方に流すのは冷却設計が必要になる。それでも、レッドブルの圧倒的な速さを目の前にしては、開発するしかない。
 メルセデスは下方排気システムそのものに疑いを抱き始めている。効果が薄いどころか、操縦性にマイナス面が出ているという。レッドブルにしてみれば、ライバルチームのマシン開発を混乱させたことで、第一の目的は達成されたのかもしれない。ウィリアムズも遅ればせながら、下方排気のシステムを取り入れている。バリチェロの急上昇ぶりを見ると、設計次第によっては効果が出ることも確かめられている。
 マクラーレンは英国GPにおいて、最新型アップデートを行い、レッドブル追撃ののろしを上げるつもりだった。計算上では、0・5秒ものタイム向上が可能とされていた。しかし、マクラーレンの排気システムは空力に悪影響を与えて、操縦性を悪化させるという結末をもたらせている。下方排気によるメリットよりも、コースアウトなどによる危険が高いと判断して、元のパッケージに戻すことにしてしまた。これを見ると、ニューイの陰謀は功を奏したのである。
 マクラーレンは元のパッケージに戻して、シルバーストーンを戦うことになってしまったが、バトンはうまく対応できずにQ2予選落ちしている。ハミルトンは何とか予選4位に滑り込み、決勝でも2位につけている。レッドブルと互角に戦えるのがマクラーレンだけという現状で、開発に失敗したダメージは大きい。とはいっても、あきらめるつもりはなく、新たなパッケージをドイツGPに持ち込むという。大したことのない技術なのか、本物の技術かの判断はつかない。





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Last updated  2010.07.12 10:31:26
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