MATRIX7

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2010.08.01
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IED

カテゴリ: モータースポーツ
 道路爆弾のことをIEDと呼ぶ。要するに手製爆弾のことであり、正規軍の装甲車などを道路端で爆破する兵器になる。イラクで製造が始まった当初は、自家製の火薬や起爆装置を用いた原始的な兵器だった。それでも、道路爆弾は味方の損害が少ないゆえに重用され、中東地域に広がり始めた。黒色火薬などの材料ではなく、地雷や砲弾などを改造して、電子起爆装置を取り付けた本格的なIEDが完成したのは最近のことになる。
 IED製造工場は、地雷や砲弾などが自由に手に入るイラクやパキスタンにあり、世界各地に輸出されている。アフガニスタンなどの爆破映像を見ると威力はすさまじい。高原の道路などに仕掛けてあると、誰も探知することはできない。米軍の装甲車などは一発で吹き飛ばされてしまう。IEDは簡単に移動でき、即座に設置できる。無線や携帯などでNATO軍の移動情報が伝わると、通過予測地点に何か所も仕掛けられる。そして、道路を通過するのを辛抱強く待つ。海外の派遣軍が、網のように張り巡らされたIED包囲網を破ることは難しい。
 アフガニスタンで米軍と戦っていたのはタリバンだったが、パキスタン政府の弾圧もあり、勢力は減退している。そこで、タリバンはゲリラ戦を挑むことをやめ、IEDに切り替えている。これならば、自軍の損害を出さずにNATO軍を攻撃できる。米軍と戦っているのはタリバンだけではなく、アフガニスタンをキリスト教徒から救うために、世界中からムジャヒディンが集結している。タリバンはアフガニスタン南部、ムジャヒディンは北部に砦を構えて米軍と戦っている。タリバンは原理主義者であり、政治的な思惑の違いからイスラム義勇軍とは協調できないらしい。
 アフガニスタンは治安が悪く、山賊なども出没するので、村人は自警団を組織している。本来は、この組織が治安の中核になるべきだろうが、アメリカ軍は反乱を恐れて自警団を認めない。多くの村人たちも、カブールの中央政府を信頼していないから、武装集団は争いの種になる。さらに、米軍やNATO軍は、タリバンとムジャヒディンと自警団の区別がつかない。そこで、武装集団を発見すると即座に空爆を行ってしまう。空爆の被害の出る各地の村人の米軍への反感は強い。村人がIEDの犠牲者になることはほとんどないのを見ても、何らかの情報は伝わっているはずだが、IEDの真相は闇の中にある。





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Last updated  2010.08.01 15:30:49
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