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2007年02月26日
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テーマ: たわごと(27607)
カテゴリ: カテゴリ未分類
再び短歌月評から。今月の短歌月評もいい。
篠弘という人がどんな歌を詠んでいるのか知らないけれど、先月と今月のふたつの文章を読んで、この人の眼差しがとても気に入った。沈黙のような静けさのなかに、確かなものをそっと掬い上げるような手つきがこの人にはあるように思う。

今月は、昨年86歳で亡くなった筑地正子という人の全歌集について取り上げている。以下は東京新聞の今月の短歌月評からの引用と要約になる。そのままの引用には「 」を用いた。

筑地正子は1920年に東京都で生まれた。実践女子大の国文科を卒業し、作歌と絵画に挑むが、父の退職を機に父の生家である熊本県長洲町に両親とともに移り住む。1946年から2002年まで、親の最期を看取りながら農耕の生活を続ける。歌人との交流も少なく、第一歌集の刊行は1979年と遅かった。



空はいま忿怒の相に夕焼けて人間(ひと)に生(あ)れたるかなしさは思へ

いつまでも麦の地平に見えていて馬より寂し人の姿は

卓上の逆光線にころがして卵と遊ぶわれにふるるな




それが97年の第四歌集あたりになると、「詩想が自在になり、ゆとりをもった視角からから人間観察がすすむ」。



食べられぬ瓢?も植えるわが畑をふふと笑へばふふと答へつ

人間(ひと)ならば七十歳といふ犬が動かず吠えず媚びず怖れず

フランスパンを小粋に抱ける男など遇はざる村に住むのどけさや



「過疎の地に、ひとり住まいをする作者。その風土と向き合いながら、自分のユーモラスな側面に目を向けてくる。ひょうたんを作る愉しさを知り、老犬のたたずまいに自分の分身を見て、ひとり苦笑する。いつまでも都会人気質の抜けない、気取り屋の存在を確かめる」




絵より詩へ漕ぎいだしたるたましひの帰郷を待てる青麦畑

有明海の大夕焼けのただなかにムンクの叫びしかと聞こえつ

七十余年の行き来し女の薄化粧紅ひく時に絵心動く



これらは2004年、生前最後の第五集からのもので、「若い時代に挑んだ絵画のイメージがしきりに現出する。作者の短歌の起像力に、如実に「絵心」が作用していたことを思わせる」



佐々木信綱は、この『築地正子全歌集』(2007年1月 砂子屋書房)の巻末に「孤高の歌人」と題した長文の解説を寄せている。







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最終更新日  2007年02月26日 23時05分50秒
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