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2008.01.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類


 その中で、山本周五郎の「さぶ」に何故かてこずって先日ようやく読み終えた。
 題名は「さぶ」だけれど、主人公は英二という若者で、無実の罪で石川島の寄せ場送りになってしまう。信じていたものや人からの仕打ちに、世の中をすね、荒れに荒れて寄せ場での生活をスタートさせるが、その中で、多くの人々の思いやりや真心に触れながら、少しずつ人の持つ様々な面や、世の中捨てたものじゃないこと、そして、どんな境遇の時にも寄り添ってくれる人々の存在に気づいてゆき、新たなスタートを切って行く。・・・というような物語なのだけれど。

 英二の寄せ場に入ったばかりの頃の高慢な、自分の価値しか認められないような狭量な感じや、さぶのこれといったような特技もなく切れ味の鈍い感じ、が自分にだぶって、なんだか切なく、なかなか読み進められなかったのだ。(多分)
 さぶがそのまっすぐな心でいつも英二のためを思い、「北風と太陽」の太陽のように英二の心を溶かしていく過程を読みながら、何度も涙した。

 私にも、私の事を思って泣いてくれる友達がいるのだ。確かに。
 私には英二のような切れ味はないけれども、私の為に泣いてくれる人たちの為に、さぶの真っ直ぐさで応えることはできるだろうか。

 今年私は、少しずつでも、人の思いに応えてゆける人になりたい。





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Last updated  2008.01.14 09:12:48 コメント(4) | コメントを書く


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