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カテゴリ: 子どものいる空間
息子、まだ一人歩きしません。


私は靴も、靴下もはかなくてすむなら履きたくない。
子どものときはひたすら外ではだしで遊びほうけていた訳でして・・・

私のうちは、かなりの田舎のようで、
小学校のときから同じクラスの子達に「田舎(他だってそんなに変わらないのに
!)」といわれてました。
大学時代に実家でヤギを飼ってた話をしたら、「アルプスの少女?」と笑われて、
友達が泊まりに来て目を丸くしてました。「星が近い!」と言って。


ええ、刈っても刈っても増殖する草・草・草!
人間も必死なら、草木も必死。
毎年春が来ると、うれしくなるとともに、
草刈(草刈機で、ぶーーーーんとやる、アレですよ)と草木との戦いを考えて、
ため息が出てしまうのが田舎者の証拠ですね。
すごいんですよ、雑草達の生命力は。
「共生」などというやさしい、いい言葉がありますが、
そればっかりでは生きていけない田舎の人間の悲しい性。
まあ、自然と戦っているばかりではないのですが、
どこで折り合いをつけるか・・・それは難しい問題なんでしょうね。

あ、愚痴が続いてしまいましたが、

散歩にでれば、息子は、何も無いのに目を見張っているのが分かります。

植えてあるチューリップや菜の花、水仙はもちろん、
勝手に生えてきた白いかわいい花、野スミレ、びわの木、あかまんま(と呼んでいる雑草)、たんぽぽ、その他の名前なんて知らない沢山の草木。
蝶、鳥、かえる、かまきり。
風を感じ、空気を感じ、ただただひたすら、二人で触ったり、覗いたり、眺めたり。

まだ、きっと「出会う」ことすら感激な、初めて味わう春の日差しや風景に、
無理に私の声を重ねることもないかと思い、
ただ、ひたすら、「感じる」ことだけを楽しんでいます。

息子は幸せなのかもしれません。
写真や、映像は、目や耳を楽しませることは出来ます。
でも息子は、見て、聞いて、肌で、匂いで、日差しで、それを感じることが出来るのですから。
特別なものがあるわけではありませんが、
それでも十分「自然」があるわけで。

彼を抱っこしながら、きっと彼はまだ、私たちよりも、
自然に近いんだろうな・・・なんて思ってしまいます。
ただ、本能としての、自然。
説明の要らない場所。

野生児といわれる私ですら、嫉妬したくなる気持ちを持ちます。
まだ、彼には何も知識は要らないのかもしれません。

でも、いつか、きっと彼自身が自然から離れ
「これは何?」と聞き始めるのでしょうね。
そのときを親としてうれしい時のような、寂しい時のような複雑な気持ちで私は待つことになるんですね。

でも、もうしばらくは、彼とのんびり散歩するだけの時間を楽しめるかもしれません。
それまでは「感じる」ことだけを楽しんで散歩していようと思います。

田植えや草刈ですら、息子は初体験ですしね。





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Last updated  2007.04.14 08:31:08
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