予定から 一日遅れて? 昨日19日に 靖国神社の桜
開花宣言が出た。「宣言」というのは本人が云う事 だが
別に桜が言った訳ではない。気象庁の職員が 何日か前から
蕾を眺めて...ご苦労さまな事だが 日本人にとってはこの日
を皆が待ち望む...? 所謂十二 (二十四)
節季とは違う意味で
待ち遠しい春のこの日である。 桜は満開になっても
すぐに散り始める この移り変わりの速さも日本人の精神感覚
とよく合う。詫び・さび感? 何とも哀れみをも感じていい。
... 年齢かなあ... こんな話題から書き始めて...
昔 卒業式の答辞は「桜の蕾も膨らみ始め...」なる出だし、
入学式の言葉は「満開の桜の下で...」なる言葉が定番だった。
あの頃からすると温暖化のせいで 近年少し早くなっている。
さて 話題変る。
先日「銀座」の事を書いた。本当に銀座なんて久しぶりだった
ので、つい自慢?して 書いてみた....のだが、それから
一週間も経たないうちに、もう一度銀座に行くハメになった。
友との待ち合わせは日本橋三越前だったのだが、ついで と
と思って、ある用事があって銀座を訪れることになったのだ。
教えて頂いた住所を頼りに 所謂お上りさん的に周りをキョロ
キョロ眺めながら とあるビルを探した。
勿論 表通りのお店ではない 裏通りと云うか 細い路地裏...
こんなところに 本当の銀座はあるモノなんだ...
銀座 表通りの華やかな...かつてのブランド...グッチだとか
ディオールだとか 私とは全く無縁な店舗が立ち並ぶ通りを
一歩裏通りに入ると... 目指すビルはひっそりと佇んでいた。
時代が 一世紀戻ったような...感覚におそわれるビルだった
煉瓦造りの 重厚なドアがあって中は暗く、エレベーターが
あるにはあるのだが 何やら不気味で乗る気もせず、狭い階段
を数階登った。各階には小部屋が並び、小さいドアで仕切られ、
怪しげ? (失礼!)
な 事務所みたいなのがいっぱいあった。
私が訪れたのは 勿論 怪しい事務所ではない...
残念ながら 突然の訪問だったので あいにく先方は留守で
目指した目的は果たせなかったのだが... 今でもこんな昔の
銀座が残っているんだ!
ふいに この日の訪問とは全く別の事だが...記憶が蘇った...
半世紀以上も前に銀座の裏通りのビルの小さい広告代理店と
お付き合いがあった。仕事柄時々訪問した。そこの社長さん
がなかなか粋な人で 商談ついでにお昼ご飯に付き合った。
蕎麦屋に連れていかれ 焼きのりと板わさとでお銚子一本。
これが 彼の昼の定番だった。私はざるそば... (仕事中だ...)
格好いい 粋な社長だなあ...と思った。昔はこんな人がいた。
古いレンガビルの匂いに 何十年?半世紀以上も前の記憶が
蘇ってきたのだ。 (この日尋ねたビルとは全く無関係である)
ノスタルジーに浸った「裏銀ブラ」だった。
彼との待ち合わせの日本橋三越...昔は歩いてすぐだ と思って
いたが 銀ブラにしては 結構遠かった。
それでも季節は春間近かで...
こういうのを 陽気に誘われて...
というのだろう。
さて 季節は春...に話を進めよう。
友とは 特にこれといった用事で逢ったのではなく、定例の
だべり会 飲み会で 彼のおすすめの店に 行くことにした。
途中 富山の物産の戦旗店?で酒を物色したりしているうちに...
そこで飲むことにした。
富山の春と言えば「ホタルイカ」 いいねえ酒との組み合わせ
二人は阿吽の呼吸で ちびりちびり やり始めた。
私の情報では ホタルイカ 近年不漁で...と聞いていたのだが
「良いのが...昨日 あがったばかりのヤツがありますよ...」と。
予想してた感覚と違い、今年は 珍しく豊漁らしいと...
自然界の不思議さ とのうれしい出会いを果たした。
本当に何十年ぶりだろうか... 生ホタルイカを食うのは...
「ホタルイカの沖漬」なるモノは たまに買う事があったが...
生の... 潮の香りが鼻に 歯ごたえコリコリ感とねっとり感、
甘さが口の中で広がり... まさに 春満喫であった。
富山の「立山」と 彼お勧めの「羽根屋」... たちまち徳利が
並んでしまった。
魚類 近年は シュンのモノも なかなか手に入らない...
生シラス キス コハダ(シンコ) それから少し遅れるが
カマス...等々 そうだ イイダコ なんてのも 春の味覚だ。
それに アサリ ハマグリ なんて貝類を加えると 江戸文化
の「粋」というものだ。
最近はすっかり 食の季節感は狂ってしまい、せいぜい日常の
食卓に上がるのはアジ・いわし・サバくらいになってしまった。
海の春 で思い出すのは 小学校の時代の潮干狩り...学校から
歩いて...遠足である。 潮の引いた岩場では たくさんの貝や
カニ 小さい魚、海藻などがいっぱい獲れた。
海とは離れるが田舎からの便りには フキノトウが出始めたと。
銀座から 思いは 我が故郷の 里山へ... ワラビ・ミツバ
タラの芽も タケノコも...
季節 四季とは いいもんだねえ...
毎日 戦禍の映像ばっかり見せられて...
せめてブログだけでも...
2026年(令和8年) 3月 20日
2割農民