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見どころの多いクスコの市内と郊外だったが…
サンタ・クルスのビルビル空港を朝早く出発し、一旦ラパスのエルアルト空港に降り立った。これから夏に向かうというのに、高度4040mのエルアルト空港から眺めるイリマニ山は雪を抱いて輝いていた。
「朝ぼらけのイリマニ山」

(アイマラ語で「黄金のコンドル」を意味する聖なる山)
4500m以上は万年雪に覆われていて、ラパス市内のどこからでも眺められる。4つのピークを持ち、一番高いのは南峰の6439mである。
ラパス空港で出国手続きをして、ペルビアン航空機で10時30分過ぎに出発し、クスコ空港に10時30分に着いた。ボリビアとペルーには時差が1時間あるためこういうことになる。ホテルにチェックインしてちょっと遅い昼食を摂る。シーフードを使ったペルー料理は美味しかった。しかし、このころから気分が悪くなった。
「クスコのホテルでおそめの昼食」

(スープもシーフードライスも美味しかったが食欲がない)
息苦しくはないが体がだるい。クスコの高度は3399mで、ラパスより低いのに体が高度順応が出来ていないようだ。酸素濃度を測ってもらうと90%前後、血圧は少し低い程度だ。このあとクスコ市内や近郊の遺跡見学が予定されていたが、自分はホテルに残ることにした。
<以下は他の三人に写真と伝聞より>
「サントドミンゴ教会の中庭」

(インカ帝国時代は「太陽の神殿」だったが、スペイン人が破壊して教会にした)
征服者たちは精巧なインカの石組みを壊すことができず、その上に教会を建てた。しかし、後にクスコに大地震があったとき、教会は無残に崩壊したがインカの石組みは残った。
「サクサイワマン遺跡」

(クスコの町を見下ろす高台にあり、インカ時代の支配の中心だったともいわれる)
遺跡は3層になっていて巨石が使われている。建造開始から完成までには一日3万人を動員して80年かかったと推定されている。
「インカ帝国の権勢を示す巨石」

(この日は、今回の旅では珍しく雨模様だったようだ)
インカ文明の遺跡というと、マチュピチュが最初に思い浮かぶが、クスコ市内やその近郊にも高い技術をもったインカの遺跡があることを忘れてはならないようだ。
「遺跡にかかる虹」

(写真の右の方に白いキリスト像が見える)
ペルーやボリビアの多くの観光地の遺跡は、スペイン人が破壊したインカ文明の建造物の上にキリスト像や教会が乗っかっている。そんなスタイルがほとんどである。
自分は夕方までホテルのベッドでよく眠っていたようだ。普段眠りの浅い自分にしては珍しい。それだけ3399mという高度が体にダメージを与えていたということだろう。明日は元気になるだろう。
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