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2004.06.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
○ 屋久島3日目。太忠岳という山を目指して登っています。樹齢1000年を超える杉を屋久杉と呼ぶのですが、現在約300本の屋久杉があるといわれています。名前が付いているのはごく一部、一番有名なのはもちろん縄文杉。最初は縄文杉に引かれたのは事実なのですが、計画しているうちになぜだか最初から縄文杉にはあう必要がないように思えてきたんですね。ぼくが会いたい杉は違う杉のような気がしていました。

○ 森の中、ガイドさんと同行2名、雨と霧、そして時々射す光という最高の条件のおかげで、さまざまな緑、変化する水の輝きを堪能することができました。そしてゆっくりゆっくり登っていきます。

○ 歩きながら久しぶりに味わった安心感とでもいう気持ちに包まれていました。病気の時そばにいてくれた母親から受ける安心感、「大丈夫、一晩寝れば治るからね」、ああぼくはそんな言葉をとても素直に受け入れていた時があったことを思い出しました。

○ 今のぼくは、まずなんで大丈夫なのか、あの時はこうだったからこうだったからって過去の経験を呼び起こします。いくら大丈夫だといわれても分析をはじめ、根拠を探します。「ただ受け入れること」がいつの間にかできなくなっていました。いつだって、どんなに大変な時だって、大いなる母親は「安心しなさい、大丈夫ですよ」、そんなメッセージを発信してくれていたのに、いつもその根拠を求めるというおろかなことをしていた自分、そんな自分の姿を屋久島の山は見せてくれました。誰に対してでも、何に対してでもただ受け入れて、優しい安心した気持ちになって生きられるはず、なぜならすべてのものは繋がっているから。

○ 屋久島の山は花崗岩でできています。長い時間かけて隆起した山だそうで、火山の山ではないらしいのです。登った太忠岳の山頂は天柱岩という高さ40メートルもある岩、神様の岩があります。なんで1500メートルもの山のてっぺんがこの大きな岩なのか、だれもが不思議に思っているそうです。ぼくらが着いたとき山頂はガスで景色はありませんでした。風も強くときより雨も激しく降り、口に出して言わねども、4人は日ごろの行いの悪さを反省したはずです(笑)でもまさに下り始めようとしたときです、ほんの一分ほどでしょうか、青空がのぞいたんです。口に出して言わねども、4人はやっぱりなあと思ったはずです。(笑)

○ 屋久島で初めて会った3人の方たちの中にぼくは生まれてきてからこれまでの自分自身の断片を見ていました。気になる部分を感じると、山の緑、森の精霊たちは、何歳ごろのぼくがそうだったかってことを思い出させてくれるんです。そして優しい雨がそんな感情を溶かしてくれたようです。

○ ガイドさんが言っていました。「屋久島の浜はこの山の花崗岩が削られて、山頂では年間1万ミリとも言われる雨水で川をつたって海に運ばれるものです。そしてその砂で海がめは産卵をして、30年後卵を産みにまた戻ってくるのです」

○ 命の循環。山、川、海、水、みんな繋がっている。

○ 3日目18日にもなると東側の海はもう台風の余波でごうごうと音を立てていました。高台にあるYHにもその波の音は聞こえてきます。このころになると台風の進路が気になって仕方がありません。帰る予定の20日にどうなるのか、飛行機が欠航にならなかったとしても小さなプロペラ機だからゆれるだろうと思うと身体が竦む思いです。



○ ご存知飛行機は普通向かい風で着陸するのですが、あるときその向かい風がかなりの風でその木型プロペラ機はあおられて下りないんですね。だから降下というよりも、どーん、どーーんといっぺんに落としていくんです。胃の中のものは逆に上がっていく状態なんですけど。それからどーーもぼくはプロペラ機に弱くなってしまったみたいです。元来は飛行機好きなのですが、プロペラ機はちょっと。(つづく)





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最終更新日  2004.06.22 23:03:23
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Re:■ (2) ひかりのあめ -素直-恐怖心-自由-(06/22)  
田口ランディファンの私は題名を見て飛んできました。

ただ受け入れること、簡単そうでなかなか出来ずに私も苦しんでいる一人です。
そんな気持ちを思い起こさせてくれる雄大な自然、素敵ですね。
(2004.06.22 07:54:24)

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